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小型原子炉が、安全だと、もてはやされているみたいですが?
それなりに大型だった原子炉は何故危険だったのですか?
同じお釜のガス、重油のボイラーだって事故が起これば、建屋にポッカリ穴が空きますが、どうなのですか?

A 回答 (4件)

まず現在運用されている原子炉には黒鉛型と水炉型があります。



チェルノブイリは黒鉛型、日本の原子炉は全部水炉(軽水炉)型です。

黒鉛型は大型になると制御が難しくなる特性があって、チェルノブイリは黒鉛でできた制御棒を実験のためにわざと外した状態で使用し、核反応を制御できなくなって事故になりました。

福島第一原発の場合は、二つ事故タイプがあって、一つは電気が止まったので原子炉容器の水を循環できなくなり、核反応で水が沸騰して蒸発し核燃料がむき出しになったことで制御できなくなりました。軽水炉型は水で制御しているのです(正確には水の中で燃料同士を近づけたり離したりすることで制御していますが、燃料の周りに水がなくなれば暴走します)

もう一つは、使っていない原子炉の燃料棒があり、燃料棒はそのままだと核反応を起こすので、燃料棒を離して水につけておいたのですが、やっぱり電源が無くなって、水の循環がとまり、沸騰して水が蒸発しむき出しになったので事故になっています。震災当時、ずっと海水を3号機建屋の上に放水していたのは燃料用プールに給水するためです。

で、黒鉛型にしても軽水炉型にしても「作れる電気を多くしようとすると大型にするしかない」わけです。大型にするとそれだけ燃料棒も多くなるし、制御棒も多くなるし、システムも複雑になるし、なにより制御用の電源も大きな出力を必要とするわけです。

だから、チェルノブイリにしても福島にしても「いったん制御できない事態になると、それを止めるのも大掛かりになってすごく大変」で、福島でポンプ車を準備するのに数日かかったように、予定していない準備をするだけで時間がかかりその間ずっと原子炉が暴走し続ける、ということになる、のが大型原子炉の問題点です。

今回三菱が作った小型原子炉はある意味「暴走しても制御できるレベルの大きさ」なんです。
 それに、25年間燃料棒を交換しないでいいので、パッケージ全体を完全密封していて、暴走してもそう簡単には核物質が洩れないようになっています。

極端にいえば、トラックに載せられる大きさなので、容器が破裂する前に海やダム湖などに放り込めば、とりあえず水が暴走を止めてくれます。

まあ、それがいい変わるかは別として「安全性」という点では確かに全然違うレベルで安全です。
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今稼働中の原子炉は、冷却設備と制御棒が、きちんと作動すれば、安全に運転できます。



https://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/nucle …

現在開発中の小型原子炉は、稼働中の原子炉よりも、より大規模な冷却材喪失事故のリスクを回避させ、更に安全性を高めようとしてます。

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/joho …
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送電線が長いと損失が馬鹿にならない

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これですな



未来が来ましたね



https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/0000 …
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