プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

12月頃にハワイに行くつもりなので、半年の外貨での定期預金をして、そのままドルで持っていて旅行の時に使おうと計画しています。旅行の時はカードを使えばいいとは思うのですが、多少は現金で持ち歩くでしょうし、せっかくなので外貨預金をはじめようかと。
安心で、できるだけ金利がいいのってどこがいいんですか?素人なのでできれば簡単な方がいいのですが。

A 回答 (4件)

最近人気の外貨預金ですが、収益を狙いたいのかそれとも外貨として使いたいのかで最善解は変わってきます。


また、お尋ねのケースで「外貨預金にメリットはない」ということはありません。確かに外貨預金を始める場合、円からドルへの両替手数料(為替手数料)や、引出し時の現金取扱手数料(現金で引出す場合)はかかります。しかしこれらの手数料は旅行直前に空港で両替するにしてもどのみち払う(レートに含まれている)ものだからです。手数料を「いつ」払うかだけの問題です。先に払って預金をすれば少なくとも利息分のメリットはあります。

まず、外貨預金のしくみについて簡単に説明します。
まずは口座を開設しいくらかの円資金を預け入れて、その上で希望の外貨を購入します。購入すると言っても実際に外貨現金をやり取りするわけではなく、資金を円預金口座から所定のレートで外貨預金口座に振り替えるだけです。
購入する際のレートですが、仲値(TTM)に為替手数料が乗ったレート(TTS)になります。仲値とは銀行間の取引きに使われるレートで、顧客はそれよりいくらか高いレートで外貨を買うわけです。
外貨を売って円に戻す場合ですが、仲値(TTM)から為替手数料を引いたレート(TTB)になります。米ドルの場合、TTSとTTBの間に50銭~2円程度の差(銀行により異なる)がありますので、単に米ドルを買ってまた円に戻しただけではその分目減りします。TTS-TTBの差額分以上に円安になるか、利息収入が得られるかしないと赤字です。

外貨預金を円に戻さず、外貨のまま使うつもりなら無理に利息収入で埋める必要はありませんが、銀行選びの段階で注意が必要です。外貨のまま引き出せる銀行と、外貨としては引き出せず円に戻さなくてはならない銀行があるからです。
引出す場合は外貨現金か外貨トラベラーズチェック(以下TC)によりますが、一般にはそれぞれ現金取扱手数料、TC発行手数料がかかります。口座から500ドル引出したとしても、追加で500円なり1000円なりを払わないと500ドル分の現金/TCを受け取れないことがあるということです。

参考までに支店や空港の出張所で米ドルに両替した場合の計算ですが、店頭でもTTSは多くの場合仲値+1円で、現金の場合はこれに現金取扱手数料(1ドル当たり2円)が加算されます。実際にはTTSの1円と現金取扱手数料の2円を加算した仲値+3円を「現金売りレート」として表示するのが通例です。TCの場合はTTSのレートが「TC売りレート」としてそのまま表示されます。(別途、TC発行手数料が1%加算されます)
例えば仲値が1ドル107.00円なら現金売りレートは110.00円、TC売りレートは108.00円(1%加算で109.08円)ということになります。

以下、具体的にいくつかの銀行の得失について比較します。
●シティバンク銀行 http://www.citibank.co.jp
預金した外貨を外貨のまま使うのであれば一般に有利です。
<シティバンクのメリット>
・口座を持っていればTCを手数料無料で発行してくれ、外貨普通預金をTCで引出すこともできる。(TCの扱いは米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンドの4通貨)
・余ったTCは手数料無料で外貨預金口座に戻せる。
<シティバンクのデメリット>
・口座の月間平均残高が一定の基準(外貨で20万円、または外貨と円貨合計で50万円)を切ると、口座管理手数料(月2100円)がかかる。
・為替手数料は並み程度(米ドルでは1ドルあたり片道1円)
・日本では支店が少ない上に偏在している。(外貨預金だけならネットででも電話ででもできるが、TC発行は支店に出向かないとできない。支店の所在地は http://www.citibank.co.jp/branch/index.html を参照)
・金利が他行に比べ低め。

現金で引出し・預け入れができるのは米ドルだけで、この場合他行と同様に1ドル当たり2円の手数料が加算されます。
バンキングカード(*1)は、海外のATMでもそのまま外貨を引き出せて便利ですが、レートはよくない(仲値+4%くらい)のでお勧めしません(*2,3)。
また、No. 2のご回答にちょっと補足させてください。「利率は1%くらい」とありますがこれは不正確です。条件を揃えて6か月定期で比較すると年利1.50%(4月1日現在)ですから、みずほ(4月1日現在 年利1.59%)との差は0.09%です。海外ATMでの引出しも、お勧めはしませんが「レートが極端に悪い」というほどとは思えません。

●三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp
1万ドル以上米ドル預金をし、かつ現金で出し入れしたい場合に適しています。シティバンクに比べ店舗数が多いのも有利ですが、外貨普通預金は全店舗で扱っているわけでないのでその点は注意ください。
<三井住友のメリット>
・1万ドル以上の米ドル残高があれば、米ドル現金の引出し・預入れとも手数料無料で行える。
・自社TC(三井住友VISAまたは三井住友Thomas Cook)なら、余ってもまた手数料無料で外貨預金口座に戻せる。
<三井住友のデメリット>
・米ドル預金をTCで受取るにはTC発行手数料が必要(三井住友VISAまたは三井住友Thomas CookのTCなら額面の1%)。
・預金残高1万ドル以下の場合、ドルを現金で受取るには1ドル当たり2円の手数料が必要(他行と同じ)。
・利率は低くはないが、特段高くもない。(4月1日現在 米ドル6か月定期 年利1.6025%)

No. 3のご回答で一定の残高があれば「TC発行手数料無料」とありますが、上記の「ドル現金扱い手数料無料」のことだと思います。また「円からドルへの為替手数料も無料」は何かの間違いではないでしょうか。
http://www.smbc.co.jp/kojin/gaika/futsu/index.html

●ソニー銀行 http://www.sonybank.net, http://www.moneykit.net
無店舗のオンライン専業銀行です。低コストで運営できる分、金利は高く、為替手数料は安く設定されてます。ボーナス期などを中心に為替手数料を安くするキャンペーンも行っています。
<ソニーのメリット>
・為替手数料(仲値と売りレートの差)が安い。米ドルなら1ドル当たり25銭(片道)。
・市場のレート変動に併せて常時レート調整をしているので、市場に即したレートで取引きができる
・米ドル以外の通貨も含め、利率が全般に高い。(4月1日現在 米ドル6か月定期 年利2.22%)
<ソニーのデメリット>
・外貨現金やTCの扱いはない(*4)。このため最終的に外貨として使いたい場合は不向き。

●新生銀行 http://www.shinseibank.com
新生銀行の社長はシティバンク出身ということもあり、サービスにはシティバンクと似たものが多く見られます。外貨預金にも力を入れていますが「外貨を外貨のまま使う」となると意外に弱い面があります。
<新生のメリット>
・シティバンクと同様、新生のキャッシュカードは海外ATMでそのまま引き出せる。
・シティバンクと違って、口座管理手数料が不要。
<新生のデメリット>
・預金の利率は意外なほどに低い(4月1日現在 米ドル6か月定期 年利0.30%)。
・外貨現金やTCの扱いはなく、最終的に外貨として使いたい場合は不向き。(新生のサイト内にTCに関する記述はありますが香港上海銀行のサイトに飛ぶだけで、TCは結局香港上海銀行で買うように案内されます)

【結論】
預金した外貨を外貨のまま使いたいならシティバンク銀行が有利だと思います。ただしお近くに支店があり、引出しはTCでもよく、かつ口座管理手数料がかからない程度に残高を保てるという条件付きでです。下記の試算例を参考にしてください。シティバンクが条件に合わなければ他の銀行でもよいとは思いますが、外貨での引出し可否とその際の手数料は入念にチェックしてください。
最終的に円に戻すつもりで、目的が為替差益や利息収入だけなら為替手数料や利率の面でソニー銀行をお勧めします。
なお外貨預金は預金保険の対象外ということもあり、銀行の選択や投資の時期については十分なご検討の上、最終的にはご自身で判断下さいますようお願いいたします。

【試算例】
仲値が1ドル107.00円の時に1000ドル購入、シティバンクで半年定期にした場合
・シティバンクでの売りレート 107.00+1.00=108.00円
・購入費用 108000円
・6か月間の利息 年利1.5%×(6/12)×0.8 = 0.6% *0.8を掛けているのは税金が20% 徴収されるため
・6か月後にTCで引出すと、1000ドル分のTCを無手数料で入手でき口座に6ドル残るので、単価は1ドル107.36円。

買った時の単価が108円だったのが預金によって107.36円に下がっています。ただし円高が進んで売りレートが107.36円より下がると「預金しないで後で両替すればよかった」ということになります(*5)。ここは外貨預金のリスクです。
なおシティバンクは5月27日まで、円からの新規の外貨定期預金を対象とした優遇金利キャンペーンを行っており、これを使うと多少有利に預金できます。最初の1回はキャンペーンの1か月定期(年利8%)にし、その後は通常の6か月定期(年利1.5%)にすると、7か月で0.533+0.6=1.13%の利息(税引後)を受取ることができます。
http://www.citibank.co.jp/campaign/camp0205_fcy/

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*1 「キャッシュカード」のシティバンクにおける呼称。
*2 海外ATMで引出した場合、その金額は外貨普通預金から引き落とされるのでなく、所定の手数料を乗せて円換算した上で円普通預金から引き落とされる。
*3 別に「外貨キャッシュカード」を作っておくことで、米ドルに限り普通預金からの直接引出しが可能。
*4 厳密に言えばソニーでも外貨での引出しは可能(海外ATMでの直接引出し)。この場合は所定の手数料を払って「マネーキットグローバル」という特殊なキャッシュカードを申込み、かつ専用の口座に米ドル預金の一部を移しておく必要がある。しかし半年あたり2100円の手数料と利用の都度の手数料がかかるので、よほど頻繁に海外に出かける人でないと損。
*5 厳密には円で半年間定期預金に預けた場合の利息収入を考慮する必要がある。
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この回答へのお礼

細かいところまでいろいろとありがとうございます。
とても分かりやすく、ためになりました!

お礼日時:2005/04/16 22:34

例えば、三井住友銀行の場合、1万ドルか10万ドルかどちらか忘れましたが、外貨の残高があると、トラベラーズチェックの発行手数料が無料になるそうです。

その外貨口座から直接引き出せますので、円からドルへの為替手数料も要りません。
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この回答へのお礼

トラベラーズチェックですか。
いままで使ったことがなかったのですが、ちょっと検討してみます!
ありがとうござます。

お礼日時:2005/04/03 15:02

外貨預金を現金で引き出せるところは少なかったと思いますし、円からドルの両替手数料が1ドルにつき、1円ほど、また現金を扱う上での手数料がとられることがおおいのでbgomaさんの目的で外貨預金はあまりメリットがないと思います。



というのもそっけないのでいくつか候補をあげておきますね。

1.カードで海外キャシングをして繰り上げ返済をする。意外と手数料が少なくてすむようです。

2.Citiバンクで口座開設をし、適当に円高のときを見計らってドルに両替します(片道1円の手数料)。オンラインで両替できます。使用するまで米ドル定期預金で運用する。利率1%ぐらいで良くないです。旅行直前にトラベラーズチェックを口座のドルで買い付けます(手数料無料)。ハワイの銀行で現金化します。日本のシティバンクで現金を手にしようとすると1ドルあたり手数料として2円とられます。また、シティバンクの場合毎月の平均預金額が外貨で20万円相当ないと高額の口座維持手数料が取られます。

3.みずほ銀行では1回1000円の手数料のみで外貨口座から現金の出金をしています。ドル預金も6か月定期で1.6%ですからリーズナブルですね。満期時にかならず米ドル普通口座に入れてもらうようにしましょう。また、みずほ銀行の海外ATMカード(インターナショナル・キャッシュカード)も比較的良心的な手数料設定(カード1050円・手数料、一回210円、レートは未調査)になっています。提携海外ATMからドルを円預金から引き出すことができます。
 手数料無料をうたうCitiや新生銀行などのインターナショナル・キャッシュカードは両替レートが極端に悪いので注意が必要です。

4.ブラジル銀行東京支店でドル口座を開設し1か月以上預金すると、手数料なしでドルの現金化が可能なようです。

参考URL:http://www.mizuhobank.co.jp/direct/about_direct/ …
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この回答へのお礼

さまざまな方法をありがとうございます。
メリットないのですか…。ちょっと浅はか過ぎました。勉強になりました。

お礼日時:2005/04/03 15:00

まず、外貨預金するには、日本円から米ドルに両替する必要があります。

その際に手数料がかかります。

その上で、ドルで預金する訳です。

外貨預金を扱っている銀行は多いですが、銀行によっては、ドルで引き出せないところもあります(ドル以下のセントは、まず出来ない)ので、そのまま米ドルで引き出せる銀行を探してください。
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この回答へのお礼

ドルで引き出せないのは困りますね。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/04/03 14:58

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