プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは
GTRはFRを4駆にしたものですよね
それでエボ(7)とかインプはFFを4駆にしてますね
これはもともとの設計で何かどちらが4駆に
し易いボデイなのか教えてください

それともともと4駆だけの車種ってあるのでしょうか?

よろしくお願いします

A 回答 (3件)

 う~む、大変よい御質問です。

この御質問は、いずれ何方かが出されるのではないか?と想像しておりました。
 それでは、例によって(?)一つ一つ分析してみましょう。

1.動力性能上の優劣
 横置きFWDでは、本来回転軸が全て横向きに配置されています。ここでプロペラシャフトを追加して4WD化する為には・・・・
1)回転軸方向を90°曲げる為の歯車が最低1組必要。
 当然その分重くなり、伝達出力の幾ばくかを損失します。勿論、縦置きエンジンなら回転軸の向きを変えることは不要です。
2)プロペラシャフトが車体中心線を通しにくい。
 エンジン~トランスミッションの配置上、どぅしてもプロペラシャフトを車体センタに真っ直ぐ通せなくなります。
 これは、プロペラシャフトの不要な振動を発生させ、その振動対策でセンタベアリング(プロペラシャフトを途中で保持するベアリング)の数を増やし、プロペラシャフトの分割数を多くしなければならない場合もあります。ベアリングや途中のユニバーサルジョイントを増やさなければならないので、当然重量上不利です。
 これも勿論、縦置きなら車体センタをほぼストレートに通せます(スバルさんの4WDシステムのプロペラの通し方は、世界レベルで見ても見事です)。

2.運動性能上の優劣
 この話はもっと判り易いです。
1)縦置きでは、例えアウディやスバルの様にエンジンが前輪より前にブラ下がっている大胆な配置でも、実はトランスミッションが前輪より完全に後ろにあり、前後重量配分は結構マトモな値に収まります。横置きでは、前輪より後方に配置出来るのはせぃぜぃセンタ・トランスファまでで、前後重量配分を調整するのに一工夫必要です。
2)横置きではご存知の様にエンジンが左右どちらかに寄った配置となりますが、これは左右旋回性能の差を生み出します(意外に知られていない事実・・・・元々どんな乗用車も左右旋回性能の差がありますが、ワタシの経験では、やはり横置きエンジンの方が左右差がより大きく出る様です。この理由は、左右の重量配分、非対称なエンジンマウントによるエンジンルーム周りの車体剛性の左右差などが理由と考えられます)。

 斯様なワケで、4WD車のパワーユニットのレイアウトとしては、横置きエンジンは不利な点が目立ちます。
 それでは何故ランエボが横置きか?ですが、これは更に安い大衆・量販バージョンをタタキ台としたコストダウン作戦以外のナニモノでもないでしょう。この点は大変残念ですが、ランエボがスカイラインやRX-7の様なスポーツカーではなく、所詮は大衆車のチューニングカーに過ぎない事を無言で示しているワケです(例えばGT-Rに比べGTOはあまりにハンパな設計だった印象が強いですが、それもこの辺りの事情から来ていると考えられます。性能的には全く侮れないスーパーカー、しかもその上GT-Rよりモーレツに安い、とゆぅ夢の様なクルマだったんですが・・・・)

 以上、とゆぅのは理論的或いは見栄え的な話で、現実に目を向けますと横置きもそれほど捨てたモノでもありません。
 実際にはランエボは大変優秀なクルマで、例えば縦置きのインプレッサとの性能差など全く感じません。

 話をまとめますと「工学的には差があるが、その差は現代の技術では大変小さく、事実上は性能差とはならない」とゆぅのが結論ですね。

 ところで最後に、いつもの通り?余談です(毎度長くなっちゃってスミマセン A^-^;)

 人間の最も安全な移動速度は、歩く速度だと言われています。これ以上の速度では、急な回避運動が取りにくくなります。

 動物はどぅでしょう?桜井氏の馬の比喩は、恐らく車両運動性能を研究する者は知らん者がいないほど有名な話ですが・・・・例えば地上最速のチータは、ターゲットの急な方向転換に追従し、常に旋回のイン側から獲物を狙います。
 これは前足のケリを積極的に使っているから可能な運動です。前足は決して後足の補助ではありません。

 桜井氏は、まだオーテック・ジャパンにいらした頃仕事でお会いした事がありまして、その達観された発想と大変丁寧なお人柄に感銘を受けました。
 ここで桜井氏の説に異議を唱えよぅ、などとはユメユメ思っておりませんが・・・・2足歩行の人間と4足歩行の動物の運動能力の比較自体意味がない、とゆぅ点は確かです。
 つまり、4WDには4WDにとってのみ理想的な運動の制御方法があり、2WDには2WDにのみ適応する理想論が存在する、とゆぅ事です。4WDは、今となっては決して駆動力が足りなくなった為に2WDから進化したモノではありません。
 ワタシは、4WDが最終進化形で2WDが古い形態、言い方を変えるなら2WDと4WDは同じ技術的線上に存在する、とゆぅ事は決してないと考えています。
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この回答へのお礼

有難うございます
前から疑問だったのですがランサーエヴォリュ―ションのカタログ見ると
エンジンが中心以外のところですよね
それでインプやスカイラインR34は中心ですね
シャフトなどの位地で車重重いはずなのに
インプより軽いのでさすがランエボ!と思いました
最近は差が少ないというわけですね
でも横置きエンジンって多いですね~

最後の桜井氏の話も有難うございます
FRと4WDは別々に進化してて同一線上ではないということですね
よく解りました

また教えてください

お礼日時:2001/09/07 06:16

この間、TVK(神奈川)の新車情報と言う番組で、


スカイラインの生みの親桜井慎一郎さんが言っていました。
本来は、馬と同じで、後ろ足で力を出して、足りない分を前足で補うというのが、一番特性が素直になるようです。
車もFRから発展していって、駆動力が足りなくなったので、FR基本の四駆が出てきました。

また、FFやRRは、重心が偏りますが、他のスペースを広くするために考えられた方式です。
走行性のみを考えると重心が真ん中に来るMRと言うことになりますが・・・
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この回答へのお礼

有難うございます
なるほど動物は後ろ足で加速してますね
そうすると基本はFRでそれをパワーアップさせるための
4駆ということですね

また教えてください

お礼日時:2001/09/07 06:01

あと、ポ○シェはRR派生の4WDを出してましたねぇ。


ホン○はミッドシップ4WDの軽。
何でもその気になれば四駆になるってことですね。
トランスミッションからの動力の取り出し方の問題だし。

四駆の設定しかないっていうのは、軍事用車両(メガクルーザーとか、ハンマー)程度なのかなぁ。
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この回答へのお礼

有難うございます
何でもその気なら4駆ですね
なんとなく楽しいですね~~
そうそう軽にも4駆ありますよね
何でも・・4駆!ホンマですね

また教えてください

お礼日時:2001/09/07 05:52

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