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下記の例文は「達」を付けても付けなくても意味が通りますが、正しいのはどちらですか?個人的には1の方が自然な感じがしますが、様々な種族が登場する長い物語を訳していると、場合によっては達を付けた方が自然な感じがする時があります。明確なルールを知っている方がいたら教えて下さい。
1.人間は優しい生き物だ。
2.人間達は優しい生き物だ。
1.エルフは狡猾な生き物だ。
2.エルフ達は狡猾な生き物だ。
1.オークは攻撃的な生き物だ。
2.オーク達は攻撃的な生き物だ。

A 回答 (2件)

まず、ここで共通するのは、「人間・エルフ・オーク」はすべて(人型をした生物?)種族を表しますね。



その上で、「達」を付けない場合を考えると、「人間(という種族は)~~だ」ということになるかと思います。なので、例文の場合、種族ごとの大まかな特徴を表すものとして、1の表現が適当だと思います。

今度は「達」を付けた場合を考えると「(人型の種族はいろいろあるけれど、その中の)人間(という種族は特に)~~だ」という感じになると思います。ただ、れいのばあいならば、(あの)をつけて、限定的にすることの方が多いように思います。「(一般的なエルフは狡猾な生き物だが、)あのエルフたちは優しい」という感じです。

もう一つが集団をさす、輩というニュアンス。
例えば、「あの塔は、人間達によって破壊された」といえば、人間種の集団が来て塔を破壊した(物理的破壊)ことが想像できます。ここで、「あの塔は、人間によって破壊された」というと、物理的に壊しに来た(襲来)というようなイメージはしずらく、別の方法も考えられ、想像しずらくなります。

参考にするとしたら、「ホビットの冒険」「指輪物語(映画でいうロード・オブ・ザ・リング)」の日本語版(必ず瀬田貞二訳で)がお勧めです。
原作者のトールキンは言語学者ですし、瀬田貞二も翻訳家としてとても秀逸で丁寧な訳をされます。

映画版を某有名映画翻訳家が訳したものはメタボロです。
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この回答へのお礼

丁寧に説明して頂いて、とても参考になりました。
回答して頂き、どうもありがとうございました。

お礼日時:2022/08/07 17:34

「達」をつけて違和感がないのは、話者が語られている対象では無い場合、でしょうね。


人間自身が「人間達」というのはおかしいです。
エルフやオークや天使が人間について語るときに使う言い方です。

つけないの方は特に何も無さそう。
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この回答へのお礼

とても参考になりました。回答して頂き、どうもありがとうございました。

お礼日時:2022/08/07 17:36

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