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都道府県を省略しても、問題なく相手に伝わります。たとえば、「東京」「大阪」と言っても、誰もが「東京都」「大阪府」のことだと分かります。

しかし、北海道だけは、「北海」とは省略して言いません。それはなぜでしょうか。

教えてください。お願いします。

参考として、「バーチャル高校野球」サイトの、都道府県マップを掲載します。北海道以外は、すべて都府県を省略されています。

「東京都は「東京」、大阪府は「大阪」、静岡」の質問画像

A 回答 (5件)

北海道は明治時代に「開拓使」を設置して「北海道」と改称したが、明治時代は植民と開拓の時代であり、他の都府県に相当するものとは考えられていなかった。



北海道全体の行政府は最初は「開拓使庁」と呼ばれていたが、その後、開拓が一段落すると「開拓使庁」は解消され、「札幌県」「凾館県」「根室県」の3県が設置され、北海道全体の開拓事業の管理運営には、中央政府直轄の「北海道事業管理局」が推進していくことになった。

しかし、各県の思惑の違いから、この分割方式がうまくいかず、結局、その4社を統合して「北海道庁」が誕生することになった。
この時点では、都府県に相当する部分が「庁」なので、都府県名を省略した場合の呼び方が「北海道」だった。

都府県にならなかったのは、地方自治体というよりも、中央政府の直轄地的性格が強かったからだろう。

現実には、戦後もしばらくは中央政府に「北海道開発庁」が存在するなど、今でも経済的には、沖縄県と並んで、かなり中央政府におんぶにだっこ的な状況が続いている。

戦後は単に「北海道」となり、「道」が都道府県のひとつに加わった形になったが、慣例的に「北海道」は「北海道」と呼ばれ、単に「北海」と呼ぶ事例がないわけではないが、極めて稀な状況となっている。

単に「北海」と呼ぶと、国際的には英国の東側一帯の海を「北海」と呼ぶので紛らわしかったのかもしれないが、「北海道」そのものの呼び方が慣れ親しみ続けたことが、今でも「北海」とはあまり云わない理由なのかと思う。
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この回答へのお礼

春閑さん、ご回答ありがとうございます。

北海道は「未開の地」ということで、他の都道府県には相当しない、と考えられていたのですね。その考えが妥当かどうかは別として。

また、札幌県など、3県が設置されたとのこと。驚きです。

また、ご推測も含めて、大変興味深く読ませていただきました。

お礼日時:2022/08/16 19:07

昔は、東山道とか北陸道、西海道・・・という感じで日本の地域を区分してました(五畿七道)


当時は、今の北海道の地域は未開というか朝廷の統治権の及ばない地域なので北海道という命名は無かった

時代が下って、廃藩置県が行われた明治期に
五畿七道領域内の〇〇藩と〇〇藩の領域(○○郡+○○郡でも良いけど)を○○県とする
という策定が行われました

当時、ようやく北海道の地域が日本政府の正式な統治下に収められた段階でまだ県などを設置する様な状況では無かったので
五畿七道と同様に北海道という全体領域名で管理するとこにした

その決定がずっと今まで継続しているということ

北海道では、以前全体を14の支庁という領域に括って運営していましたから
それぞれの支庁を○○県という形で分離するという選択も可能でしたけど
まぁそういう選択をしなかったという事ですね
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この回答へのお礼

trajaaさん、ご回答ありがとうございます。

北海道は、「五畿七道」の名称が今も続いているということですね。

お礼日時:2022/08/16 19:01

古来は、東海道、東山道など、・・・道は行政区を表しました。

今では、どちらかと言えば街道の名前ですが。

なので、もともと国(藩)>・・・道 > 日本全体

という感じです。

明治維新で、廃藩置県が行われたとき、300ぐらいある国(藩)が一つまたは、複数で県になり、徐々に統廃合して今の数になります。つまり県が行政区となるのですが、北海道と名付けられたときは、国(藩)複数存在し、県の単位より大きな、地域まとめて行政単位としたため、県より大きな道とした言われます。

でも、県の大きさに定義はないので、北海県でもよかったわけですが、当時は、蝦夷が日本国に正式に入る過程でもあり、他の地域の歴史的背景とは、土地の認識や統治の仕方が違っていたということでしょうね。

今は、北海道でまとめて地名とされ、道という行政区はないのですから、北海+道ではないわけです。なので、正論言えば、行政区としては、北海道県なのでしょうが、それが習慣的に残っているってことでしょうね。
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この回答へのお礼

puyo3155さん、ご回答ありがとうございます。

歴史的な背景まで教えてもらい、ありがとうございます。奥が深いですね。

お礼日時:2022/08/16 18:56

「北海」じゃ、ヨーロッパの「北海」と区別がつかない。

 さらに、「大阪府」が「大阪」なんてあり得ない。 「大阪」だけだと、大阪府か大阪市かの区別がつかない。 因みに、これと全く同じ質問が2009年のYAHOO!知恵袋に投稿されているが、その質問に対するBAは以下の通り。


簡単に言うと、他の都府県は、地名の後に「都」や「府」や「県」とつけているのですが、北海道は「北海道」で一つの地名だから、というのが答えです。青森県は「青森」+「県」ですが、北海道は「北海道」なのです。

「道」はもともと、名古屋の「屋」みたいなもので、「府」や「県」と同じ意味はありませんでした。

明治の頃、広い未開発地域のあった北海道や樺太は、政府によって本州以南の地域とは違う特別扱いをうけました。北海道には北海道庁、樺太には樺太庁という名前の役所が作られたのです。

ちなみに、県庁や府庁や都庁という言い方がされることがありますが、これは役所の名前ではありません。地方公務員の方に聞けばすぐわかりますが、役所の名前はあくまで「県」や「府」や「都」です。

そういうわけで、大阪府や宮城県という名前の役所と同じように、地域を管轄するための役所として、北海道庁や樺太庁という役所があったのですが、北海道は樺太よりもずいぶん開発が進んだので、本州以南の府県と同じように扱うことになりました。

そうして、北海道の「道」を「府」や「県」と同じ意味合いで使うことが決まったのですが、もともと「北海道」と「道」まで含んで一つの地名だった歴史が長いので、一部の例外(北海学園や北海銀行)を除いて、「北海」という風に「道」を外した言い方はしないという習慣が根付いているのです。

なお、似た事例として、東京の「市谷本村町」や新潟の「十日町市」などがあります。

どうして「市谷本町」や「十日市」じゃないのか、という疑問に対する答えは、「村」や「町」まで含んで一つの地名になっているからというものです。北海道もこれと同じで、「道」まで含んで一つの地名になっているのです。
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この回答へのお礼

kantansiさん、大変詳しいご回答ありがとうございます。

「北海道」まで含んで、地名だったのですね。

お礼日時:2022/08/16 18:55

北海という名称あるんじゃないかな

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この回答へのお礼

雲黒齋さん、ご回答ありがとうございます。
北海高校など、あります。

お礼日時:2022/08/16 18:54

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