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アニメで製作スタッフ(監督、音響監督、演出など)とキャスト(声優)はどちらの方が力関係が上なのでしょう?
普通に考えた場合は監督や音響監督、演出の方など製作スタッフの方が力が上だと思います。
しかし、一概にそうとも限らないのではないかと思います。

リニューアルされる前の「ドラえもん」の現場では、脚本・演出担当の人が用意した台本に対して、声優陣が台本に書かれたセリフの言い回しをかなり頻繁に別のセリフに言い回しを変えていたエピソードがあります。

大山のぶ代さんが新聞の記事の中で以下のように発言されています。


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原作は、故藤子・F・不二雄さんの人気漫画。
だが、視聴者のみなさんは、テレビアニメと原作との間に違いがあることに気がついていたでしょうか。

それは、ドラえもんや、のび太ら小学生の言葉遣いです。
声の出演者たちは、「子供たちにはきちんとした言葉遣いをしてほしい」と願って、ずっと通してきました。
若くて元気のいい声優のみなさんが今後、ドラえもんの夢や冒険心とともに、正しい言葉遣いも引き継いでくれたら、と願っています。

ドラえもんは、未来からやって来た「子守用ネコ型ロボット」だ。
のび太君に初めて会った第一声は、台本では「君がのび太君かい」だった。
母のように、ときには友人のように子どもを育てる役柄で、まして初対面である。
私の口からは「こんにちは、ぼくドラえもんです」ときちんとあいさつするせりふが自然に出た。
このフレーズは、ドラえもんの決まり文句として定着することになる。
声優仲間とは、「いい言葉しか使わない」という誓いを立てた。
ガキ大将のジャイアンたちの「バカヤロウ」「コンチクショウ」などと使って欲しくない乱暴な言葉は、原作や台本にあってもその都度、言い換えてきた。
https://ameblo.jp/makworld/entry-11021275952.html
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また、リニューアルされるまで「ドラえもん」で22年間監督をしていた芝山努さんもインタビューで次のように答えています。

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――監督として、声優さんに演技をつけられたりはするのですか?
芝山 しないですね。皆さん、キャラクターを本当に深く理解して演じておられるから。特にシリーズの後半は、20数年のキャリアがある人たちに対して、僕からなにも言うことはないという感じでした。たとえば、ジャイアン役のたてかべ和也さんなら、「汚い言葉を使わないように」とか、そういうことをつねに意識しておられるんです。こっちがシナリオに「バカヤロー」とか「クソッ」とかいう台詞を入れると、「ジャイアンはこんなこと言わない」って。
https://intro.ne.jp/contents/2010/02/02_2026.html
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また、Youtubeの動画で、ドラえもんの収録現場を特集した動画がありましたが、ここでも声優陣が渡された台本を一読し、台詞回しを変更している様子も流れています。
(1分35秒〜1分50秒を参照)

ドラえもんの現場では、脚本家や演出家が考えた台本に対して声優陣が頻繁にセリフの言い回しを変更していたというエピソードがありますが、「ドラえもん」の現場が特殊で基本的には監督や音響監督、演出の方など製作スタッフの方が力が上なんでしょうか?

また、ドラえもんは大山のぶ代さんや他の声優陣が、高齢による体調不安を理由に25周年のタイミングで降板を申し入れたため、交代が決定しましたが、声優陣が、
「自分たちと似た声の人ではなく、自分の演技でキャラクターを表現できる人を選ぶこと」
「1から番組が始まる気持ちで、OPも挿入曲も作画も全て変えて、1からやり直してスタートしてほしい。」
という要望を出したそうです。

台本の台詞回しを変えたり、リニューアル後のアニメの製作方針やキャストの選考基準まで要望を出したりしていたことに驚きました。


アニメで製作スタッフ(監督、音響監督、演出など)とキャスト(声優)はどちらの方が力関係が上なのでしょう?

質問者からの補足コメント

  • アニメの音響監督は、アフレコ、効果音、BGM等アニメ作品の中の音に関わるすべての制作を監督する役割があります。 また、音響という枠を飛び越え、演出や声優のキャスティング等アニメ制作において幅広い役割を担当することがあります。 そのため、音響監督は全体を俯瞰して見る能力が求められる仕事でもあります。
    https://www.dat.ac.jp/course/anime/anime-column/ …




    声優交代当時(2005年)のドラえもんキャストの年齢

    ドラえもん:大山のぶ代さん  72歳
    のび太くん:小原乃梨子さん  70歳
    しずかちゃん:野村道子さん  67歳
    ジャイアン:たてかべ和也さん 71歳
    スネ夫くん:肝付兼太さん  70歳

      補足日時:2022/08/17 13:53
  • ドラえもん 先代メンバー最後の収録
    https://www.dailymotion.com/video/x1t75mh

      補足日時:2022/08/17 13:53
  • ドラえもんのケースでは、製作側と声優陣側のどちらが力があったと思いますか?

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2022/08/17 17:00
  • ドラえもんのケースでは、製作側と声優陣側のどちらが力があったと思いますか?

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2022/08/17 17:01

A 回答 (4件)

堀貴秀さん知ってるでしょうか、監督、脚本、音楽、撮影、編集を一人でやってJUNK HEADというアニメを7年かけて作った人です。


声優さん頼む金もなかったので、ほとんどのアフレコも堀貴秀になってます。
質問の力関係ですが、もちろん、製作スタッフが発注する側なので川上でしょう。
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制作側です。


制作側の考え方なんて理解できません。
今でも声優がいくら大根(棒読み)でも起用するんだから。
声優を疎かにしすぎだと思います。
この回答への補足あり
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制作側は金を出す人、声優は金で雇われる人。


一番上がプロデューサー、次がディレクター、金で雇われている声優は一番下です。プロデューサーは声優をクビにもできます。
この回答への補足あり
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資本主義経済社会におけるクライアントが、


その仕事に於けるプライオリティを優先決定権が
あると思います。
アニメ制作の一部の例を挙げただけで、
全体を語るのは、早計です。
しかも、挙げた例も
制作側が承認しなければ
メディアに載ることは
ない事例です。
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