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父(69歳)が網膜静脈分枝閉塞症の診断を受け、レーザーによる手術をすすめられています。現在のところ自覚症状は全く無く、視力の低下も認められておりません。本手術を受けたことでむしろ症状が悪化したりするリスクはどの程度あるのでしょうか? リスクとベネフィットのどう考えればよいのでしょうか?
ご存知の方ぜひお教えください。

A 回答 (3件)

下記のページに、レーザー治療のことが書かれています。


参考にしてください。
網膜剥離でレーザーを受けましたが、レーザー治療そのものは、痛みはほとんど有りません。

眼底出血(網膜静脈分枝閉塞症)いわれました。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~i-ganka/sub2001-1.htm

網膜静脈閉塞症
http://www.so-net.ne.jp/vivre/soshin/meto/05/050 …

網膜静脈閉塞症
http://www.ganka.gr.jp/joho/2_08.html

お大事に。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。有難うございました。

お礼日時:2001/09/14 09:51

どのような医療行為であっても、お考えの通りにリスクとベネフィットがあります。


とくにお父様の『網膜静脈分枝閉塞症』は根本的な治療法がないもので、現行で行われている治療は、合併症を未然に防ぎつつ原因疾患のコントロール(糖尿病や高血圧)を行うというものです。
リスクには、結果として(1)付随して起こるであろう合併症と(2)治療に伴う危険性があります。
ベネフィットは(3)視力の維持および緑内障併発による痛み、硝子体出血や網膜剥離に伴う手術の回避などが挙げられます。
注意していただきたいのは、視力を回復させるのではなく、低下させないのが目的なのです。変性疾患の場合、一度落ちた視力を戻すことは不可能だと思って頂いて間違いありません。
(1)についてはほとんどが眼底出血で、それらは大半がリカバリー可能なものと知り合いの眼科医に聞きました。ただこのリスクは放置した場合のリスクより数段低いものだそうです。
(2)痛みをほとんど伴わず外来で処置可能な場合もあるレーザー治療について、この点はほとんど考えるまでもないと思われます。特に緑内障手術や硝子体手術にかかわるリスクに比べれば無視できるレベルといっていいでしょう。
(3)根本的な治療法がない以上、症状にあわせ繰り返し行うイタチゴッコになることは否定できませんが、このベネフィットは捨てがたいものと思われます。自覚症状がでる前に手をつける事が大切のようです。

眼科は専門ではありませんので、医学の教科書レベル+同期の眼科医のアドバイスでの回答です。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。有難うございました。

お礼日時:2001/09/14 09:51

眼科医です。


下の方がおっしゃっていらっしゃるように、このレーザー光凝固術は視力を改善する為の治療ではなくて、合併症の予防が主な目的です。

このまま放置した場合、いずれ今ある眼底出血は吸収しては来るでしょう。
ただし、詰まった血管に栄養されていた網膜の一部は、無血管帯野となり、しだいに病的な新生血管を呼び起こすことがしばしばあります。
この新生血管は大変厄介なもので、いきなり大出血を起こし、ある朝起きたら、いきなり目の前真っ暗という”硝子体出血”を引き起こします。
その上、虹彩(茶目)にも入り込み、眼圧を上げる出血性緑内障、さらには増殖膜の発生による網膜はく離と、本当に失明に直結する合併症へと進みます。

このレーザー治療のなかった頃は入院で、網膜の裏側から直接冷凍凝固の手術をしていたそうです。
2週間以上の入院が必要だったのが、現在はレーザーの登場で痛くなく、日帰りで行われるようになりました。

デメリットは、これまで20年間施行して来ましたが、私の場合は特に問題ありませんでした。
方法は、点眼麻酔の後、角膜に3面鏡と呼ばれるコンタクトレンズを装着して、レーザーを打っていきます(スイッチを押すだけ)。
医者と患者がお互い座った状態で、向き合う姿勢で行われます。
BRVO(網膜静脈分枝閉塞症)なら、10分と掛からないでしょう。
60発くらいかな。

間違って、物を見る中心(黄斑)を焼いてしまうことなどが文献には出ていますが、まずありえない事故です。
起こしたら眼科医は、医療裁判で勝つ見込みはないです。

下のURL、日本眼科医会の『高血圧・糖尿病の眼底』をご参照ください。
私が外来で患者さんにお渡ししている小冊子と同じ内容です。
子の中に14.光凝固の欄があります。
ご参照ください。

お大事に・・・。

参考URL:http://www.gankaikai.or.jp/health/10/index.html
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この回答へのお礼

大変参考になりました。有難うございました。

お礼日時:2001/09/14 09:50

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