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義理の父がアルコール中毒です。
徘徊、暴言が酷く手に負えません。

義理の母曰く自助グループ的な病院に入れても、本人に意思がなく、勝手に戻ってきそうで怖いので管理の厳しい精神科への入院を希望しているようです。

本人は人生に絶望している様子で仕事もせず周囲からも邪魔にされています。このような状況で回復に持っていく事ができるのか不安です。

それと費用のことも心配です。義理親は借金だらけなので治療費はうちが払う事になりそうです。今までも何百万円と金銭的に迷惑を掛けられてきたため、冷たいと思いますが正直辛いものがあります。

どれくらい必要なのか、生命保険や国民保険の対象になるのか。教えてください。お願いします。

A 回答 (5件)

 アルコール依存症者本人です。

お酒が止まって数年断っています。自助グループに定期的に通って、回復のプログラムを行っています。私の父(実父)も依存症です。まだお酒は飲み続けています。

 アルコール依存症は否認の病気です。そして、一生治りません。断酒のみです。
 本人が止める気にならないと、お酒は止まりません。どんなに苦しもうが、死にたくなろうが、職場、家族や友人、家すらも失っても、本人が止める気にならないと止まりません。
 アルコールのコントロールがまったくかないのが表立った症状です。そして、それに派生するさまざまな事によって、家族、友人、回りの人をどんどん巻き込んで行きます。「家族の病」と良く言われるのは、そう言った側面が大きいからです。
 
 専門病院への入院は、本人の意思でないと再飲酒の確率は99%です。

 ただし、一度入院をすると、アルコール治療プログラムで、アルコール依存症とはどんな病気でどのような身体的、精神的、社会的、霊的に病んでいくかをみっちりと「講義」を受けます。そのため、再飲酒をしても、 どこかに引っかかるものがある人は、自らの意思で再入院して、止まる事も多くあります。

 私の通っている自助グループAAの仲間の話からすると、入院が必要なとこまでいくと、1回の入院で止まる人はとても少ないです。かくいう私も、診断されてから約10年間飲み続けて、4回入退院しています。

 飲み続ければ、確実に死にいたります。が、お酒のコントロールができないことを受け入れるのは、とても難しい事です。自助グループにつながっても再飲酒する人も何人もいます。ただし、一度、止める気になると、再飲酒をしてしまっても(そう言う病気ですからしょうがないです)自助グループや病院に通い続けて何度もやり直している人も多くいます。
 
 あと、本人だけ得なく、家族も病気になります。「共依存」という状態になり、依存症者本人が飲む行動を無意識にサポートしてしまいます。飲んだ付けを払う、仕事を休んだいいわけ(嘘)をかわりにする、散らかした後始末をする、借金の尻拭いをするなどなど…。依存症者の飲酒にまつわる行動や本人自身を自分の思うままに「コントロール」しようとします。
「私がいないとこの人はだめなんだ」といた考え方によく陥ります。

 家族のために自助グループが必要なのは、「飲酒にまつわる家族の秘密」など誰にも言えないことを分かち合ったり、お互いの経験によるサポートだけでなく、この共依存からの回復が一番大きい部分です。

 本人が飲み続けていて止める気がみじんもも感じられないのであれば、ほっとくのが一番です。見放してください。
 家族からの「止めて」とか「入院してほしい」という言葉や態度に一番反発しますから。死のうが生きようが知ったこっちゃ無い、こっちは(本人以外の)自分たちの事だけでせいいっぱいです。あなたの事は知りません、出て行ってください。くらいの態度でちょうどいいです。
 
 ご家族であるあなたが自助グループにいったり、精神保健福祉センターで、専門家といっしょに、細かくどう対応していくか相談するといいと思います。家族の回復によって、本人がすべての面において「底づき」をして、回復に向かう大きな1歩になります。
 
 入院に関しても、家族で面倒を見るのか、または縁を切って、福祉にお世話してもらうのか、色々と方法があります。

 保健に関しては、本人が健康保険に加入していれば、病気ですから(WHOで認定されています)保健の範囲での面倒は見てくれます。入院費も、病院によってさまざまですが、国立や都立、県立などの公立の病院でしたら3ヶ月入院が一般的で、30万強ぐらいです。私立病院はピンきりですがだいたい一般的に30~40万位です。

 生命保険に関しては、うまくごまかせば、入院費はおりますが(結構肝臓病にして保険料もらってた人は大勢います)、ただ、状況によってさまざまですので、なんともいえません。
 
 色々な相談機関、(家族、本人の)自助グループ、専門機関を活用してみてください。

 ※自助グループ

 全日本断酒連盟(本人と家族)
近くの例会会場を教えてもらえます。
http://www.dansyu-renmei.or.jp/

 AA(アルコホーリクス・アノニマス) (本人)
最寄のミーティング会場を知る事ができます。
アメリカからはじまって、70年の歴史があります。家族のグループもココから派生しています。
オープンミーティングには、興味のあるかたは誰でも参加できます。依存症者本人の本音や意見を聞くのにいいですよ。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/aa-jso/

 アラノン 家族グループ アラノンジャパンGSO
依存症差者の飲酒によって、生活や生き方に影響を受けた人のグループ。家族としての対応法を本人たちから生の声で聞けます。今まで誰にも話せなかった(秘密)を安心して話せます。
http://member.nifty.ne.jp/AL-ANON_JAPAN/

 ※治療、初期介入の相談
 ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
専門機関紹介や、電話相談に応じてくれます。依存症予防活動や介入やEAPのためのセミナーも行っているNPOです。
http://www.ask.or.jp/

AKK(アディクション問題を考える会)
アルコールをはじめ、嗜癖=アディクション問題に関心のある方なら誰でも参加できる団体。相談例会を各地で定期的におこなっています。電話相談も行ってます。
http://www.akk-jp.org

※公共の相談機関
各都道府県の精神保健福祉センター
各保険所、保健センター

入院のことや、初期介入の事など相談にのってくれます。

(お住まいの都道府県名)精神保健福祉センターで検索してみてください。家族のためのプログラムを行っているところも数多くあります。

※その他 
共依存のテスト
共依存も「否認」が症状です。チェックしてみてください。

ASTWA(夫婦関係・共依存チェックテスト)
アルコール医療の専門家によるHPです。リンクから多くの情報が得られます。
http://www.inetmie.or.jp/~kim/astwa/japan/

※専門病院
久里浜アルコール症センター
http://www/plaza4/mbn.or.jp/~kurihama/

赤城高原ホスピタル
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/

高知アルコール問題研究所
高知の有名な専門病院下司病院内のHPです。
URLが変わったので、「下司病院」か「高知アルコール問題研究所」で検索してみてください。日本全国の専門医療機関の情報を見られます。






 

 
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました。

いろいろ教えて頂きとても参考になりました。
>本人が飲み続けていて止める気がみじんもも感じられないのであれば、ほっとくのが一番です。見放してください。

そうかもしれません。絶対に自分を見放さないと甘えているような気がします。

ただほっとくにも、暴れたり徘徊して警察の世話になるのでどうしても構ってしまうのでしょう。実行するのはとても難しいですが、これが一番なのかもしれませんね。

>「底づき」をして、回復に向かう大きな1歩になります。

底づきですか。凄く説得力あります。私自身も神経症を病んだことがありますが、薬などを服用せずに行くとこまで行って回復しました。本当に納得です。
「見放すこと」と合わせて旦那に説明してみようと思います。

>あと、本人だけ得なく、家族も病気になります。「共依存」という状態になり、依存症者本人が飲む行動を無意識にサポートしてしまいます。飲んだ付けを払う、仕事を休んだいいわけ(嘘)をかわりにする、散らかした後始末をする、借金の尻拭いをするなどなど…。

義父が近所でお金を借りて来たり、タクシーに乗ってウロウロするそうですが、それらの尻ぬぐいも駄目なのでしょうか。彼の場合アル中を飛び越えて気狂いになっていて、判断も付かないのです。どうしたら良いのでしょうね。入院したらしばらくは安心ですが。

>私立病院はピンきりですがだいたい一般的に30~40万位です。

3ヶ月で40万円なら払える金額です。それを何度も繰り返すのですね・・。頑張ります。

aataretare さんの回答を読んで、希望を持てました。
明日主人と話し合って、対策を練ろうと思います。依存症関係のアドレスもじっくり見ようと思います。
ありがとうございました!!

お礼日時:2005/04/09 01:44

追伸です。


本人の回復について。
どんなひどい状態になっても回復はしていきます。むしろ、ひどい状況(ホームレスになったり、入退院なん十回とか、酒が原因で刑務所に入ったとか)そこまでいっちゃった人たちのほうが、回復し始めるとはやいです。断酒して数ヶ月で別人のようになる人も結構います。
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一読した際、アル中というより酒乱だとおもいましたが、ご本人が人生に絶望されておられるということで、自覚があるのでしょうね。

直るのなら直したいのでしょう。なんとかしてあげたいですね。
私の知っている人は過去の挫折が酒乱の遠因になっているようでしたが、お酒にかわる仕事でも趣味でも自身を燃焼させるメディアが見つかればとおもうのですが……何かしてみたいことはないのでしょうか。それがあれば専門の施設に入院して克服する動機にはなるとおもいます。

ご本人の決意次第ですが「絶望からの出発」、チャレンジしてみる価値はあります。飲酒よりも魅惑的な自分探し、あたたかく応援してあげてください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>アル中というより酒乱だとおもいましたが、

そうですね。正に酒乱です。

>ご本人が人生に絶望されておられるということで、自覚があるのでしょうね。

絶望と書いたのは私の推測で、本人が言った訳ではないのです。ですから自覚はしていないと思います。
彼は事業をやっては潰しの繰り返しで、今借金まみれです。

それと年齢は63歳。これから夢中になる物を見つけるのは難しいかもしれません。

でも希望を持つしかないですよね。

前向きな回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/09 00:59

No.1です。


付け加えさせて下さい。

>病院に入れても、本人に意思がなく・・・
>本人は人生に絶望している様子で・・・
どれも病気のせいです。状態にも拠りますが、本人の意思を待っている余裕は無いと思います。長引けば長引くだけ、本人の体はボロボロになります。確実に「死」に向かっていきます。
肝臓は沈黙の臓器といわれています。また、再生することが難しい臓器でもあります。本人に自覚症状が表われてからでは遅いのです。

私もアルコール依存症(肝硬変)で親族を亡くしました。やはり本人は病院に行きたがりませんでした。家族・友人・知人、誰の言葉も聞き入れてはくれませんでした。唯一受診していた心療内科(精神科)でも、「私のところでは治せませんからアルコールの専門医に診てもらって」と言われ、紹介状ももらいました。それでも本人は行きたがりませんでした。
その数ヵ月後、座っていることさえも苦痛になってきた本人を連れて、ようやく内科を受診したときには手遅れだと言われました。

だから、yakiyakiさんの御家族には同じような思いをして欲しくないのです。押し付けがましいことを言いますが、引き摺ってでも御本人を病院に連れて行って下さい。周りのみんなが御本人を必要としている、ということを伝えてあげて下さい。


過去にも同じような質問者がいましたので、下記URLを参考にされてはいかがでしょうか?

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1271372
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

昨日電話で義母が義父を強制的に連れて行くと言っていたので、どこかの病院へは行ったかと思います。自助グループの施設で聞いた病院らしいので、専門病院かもしれません。

これで良い方向に進めばいいのですが。

lycosさんにはご親族のお辛い話を書いて頂きすみませんでした。とても親切にして頂き感謝しております。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/09 00:47

近くの病院にアルコール科はないでしょうか?なければ内科の先生に診てもらって、アルコール依存症の専門医を紹介して頂くと良いかと思います。



アルコール依存症は精神的な病(依存症)でもあり、また肉体的な病(特に肝臓病)でもあります。どちらかが治れば良いというものではないので、両面から足並みを揃えて治療することが重要だと思います。その為にも専門医に診てもらった方が良いと思います。

生命保険(医療保険)については保険会社・契約内容によるので受給資格があるのかは分かりませんが、国民健康保険では高額療養費の給付制度があります。

参考URL:http://www.kokuho.or.jp/kokuho/kougaku/
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