プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

閲覧ありがとうございます。公立大学の工学部1年生(男)です。
海外への在住歴がある日本人の方にお聞きしたいことが3点ございます。
箇条書きで大変恐縮ですが、お答えを頂けると幸いです。皆様のご回答、お待ちしております。

1.その国や地域に行こうと思ったきっかけ(当時の日本と比較してお答えして頂けると幸いです。)

2.日本と比べて住みやすいかどうか
 (引っ越し当時と現在のそれぞれの場合でお答え頂けると幸いです。)

3.現在は日本とその国のどちらに住みたいか
 (理由等も述べていただけると幸いです。)

A 回答 (2件)

私はプロファイルに紹介しているような隠居爺です。


若いころに考えることがあってこの国に渡って来ました。

私は日本の東北の山間、名も無い寂れた寒村の生まれ育ちです。
子どものころから趣味であることをしていて、それが高じてそれを仕事にしました。

理系の趣味で、高校の頃には背景理論も理解し、自力で設計も自作も出来るようになりました。
大学への進学では首都圏に出、そこそこの大学に入りましたが、大学の中身には幻滅しました。
そこで講義されたり実習でやることは、私が中学ぐらいにわかっていたり、出来ていたことだからです。

そんな時、大きな書店でアメリカのある専門書の一群に出会いました。
当時の私の世界の最先端技術を教える教科書のようなものでした。

それは素晴らしいもので、最先端のことを、図表や実データ、たくさんの例題や解説と回答付きの演習などを用いて教えてくれていました。
最先端と言えば『教えない』『見せない』が当たり前の世界でそれでしたから、素人ながらにもアメリカの太っ腹には驚きました。

そこには多くの知らないことや興味深いことも書かれてあったことから、私はなけなしのバイトで稼いだお金でその本を全部買い込み、独学でそれからいろいろ教わりました。

そんな中で芽生えたのが、こんな勉強をもっとしたいと言う事と、それを使って仕事をしたいと言うことで、アメリカに憧れました。

その後どうしたかは説明を省きますが、独学はつづけ、それと並行してアメリカに行ける道を探していろいろチャレンジしました。

なにしろ、今と違い、まだ為替レートが 250 円前後で、ビザなし渡航とか格安航空券などは言葉さえなかったですから、個人でアメリカに行くなどは考えられませんでしたから。

そうして社会人になって 10 年ほど過ぎた頃、転職して勤めていた会社がアメリカの機関と共同で、あるものの研究開発事業を始めることになり、それでアメリカに駐在派遣するメンバーの一人として混ぜてもらえることになりました。

それが当地を踏むきっかけでした。

当地では仕事をこなしていましたが、それと並行し、当地の仲間が進めている別の仕事の手伝いもボランティアとしてやっていました。

そこで出会ったのが仲間が出会った壁への支援でした。
彼らがやりたいことを実現するのに必要なことがありましたが、それを彼らは知らなかった。
そして、それが私が独学して覚えてきたことでした。

ただ、私自身も勉強で知ってはいましたが、使ったことはありませんでした。
私も、趣味とはいえ、実務はしっかりやってきましたから、知っているとはいえ、やったことがないことを安請け合いすべきでないことぐらいは知っていました。
なので、これなしに壁は越えられないことを伝え、そのリスクをとれるなら私がチャレンジをに加わってもいいと告げました。

彼らとしても他に解決の道はなくいので、それを受け入れてくれたので、私はそれを自分の時間でやることにしました。

こう言うと簡単に聞こえますが、信頼性、安全線、量産性などを網羅する必要がありましたから、そのためにしなければならないことはとても多かった。

なので、私としては予想していた以上の時間とお金がかかってしまいましたが、それは、彼らにとっては予想をかなり下回るものだったようでした。

ともあれ、何とかモノに出来て彼らにそれを引き渡しましたが、私とすればそれですべては終わりでした。
私はタダのボランティアでしたから。

そんなこともすっかり忘れた頃、ある日、仲間のかなり上位の方から呼ばれました。

その人のオフィスに行ってみると、私が協力したものの成果が予想以上に良い成果を生んだとかで、その礼を言われました。
そして、それにつづいて、『アメリカで暮らしていきたいと聞いている。 なので、日本の会社の顔色を気にせずに好きなだけアメリカに居られるようにしてあげる』というご褒美をいただけることが告げられました。

今の私はそれであります。

ウチの場合、カミさんも日本の世界のいろいろなことに辟易しており、やりたいことがあたので私がアメリカに来たいという希望を持ったことには支持してくれました。

幸いどちらの家もそれを指示してくれました。
経済的には全て我々自身で全て賄いましたが。

暮らしについては、カミさんと私は共通の趣味のひとつが旅行と言う事でしたので、早くから主に先進国を中心に訪れていました。
その経験から、日本よりほかの国の環境で暮らしてみたいと言う気持ちがわいていました。

これも途中の説明は省きますが、結果としてはアメリカに暮らすのが良いと言うのが結論になりました。

この結論を導き出すのは簡単ではありませんでした。

幸い、カミさんも私もリモートを組み入れた働き方や勉強の仕方を早くからしてきました。
コロナ禍の今だからにわかにそれが流行ってますが、我々は20年以上前からそれをしてきました。

それが出来たので、我々は実際にいろいろなところに暮らして実感を積み上げてきました。

具体的に言えば、ニューヨークの摩天楼の世界、全米一貧しいミシシッピの小さな町、バーモントの森の中、ユタの高地、酷寒のアラスカ、豪雪の五大湖岸、温暖なハワイ、庭にワニの出るフロリダ、適作の砂漠、大平原のカンザス、ハリケーン銀座のルイジアナ、若々しく活気のあるカリフォルニア、歴史香るカロライナなどなど・・・

仕事柄、取引先に深く入り込むことも多く、1カ所に3~4か月逗留することもよくありましたから、そう言う所も入れれば、日本、北欧、西欧、南欧、東南アジア、大洋州、中南米などの暮らしも経験しました。

そうしたことから、住みたいところの要件を洗い出し、いろいろ話し合い、調べながら見つけた候補地を評価し、そうして見つけたのが今暮す町です。

ここは、ゆとりとすがすがしい田舎の環境と、文化的・文明的で躍動感のある都会の環境が両立しているところです。

200~300 キロ四方の、森に覆われたなだらかで丘がちな平野の中にある人口5万ちょっとの町です。
どっちの方向にも隣町までは 50 キロ以上あり、その間に人は住んでいません。
そう聞けば日本ならさしずめ『過疎の町』『限界集落』などと言われそうですが、ところがどっこい、ここはちがいます。

世界に冠たる優れたマンモス大学町で、高いインテリ度ゆえに、アメリカとは思えないほどの風紀と治安があります。
もともと、日本に比べればアメリカの住環境は良いうえ、自然環境や社会インフラや活動が高いレベルで保たれているのでとても過ごしやすいです。

具体的に詳しい子をはいくらでもお話しできますが、残念ながら文字数の制限にかかりそうなのでこの辺にしておきます。

ここで育った子供たちは伸び伸びと育ったとみています。
私たちの生い先そう長くはないでしょうが、ここを永遠の住処とすることには満足しています。

こう言う者も居るという紹介でした。
質問の趣旨に沿えたなら幸いです。
お目汚しで失礼します。
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この回答へのお礼

いえいえとんでもないです!貴重なご回答、本当にありがとうございました!

お礼日時:2022/10/27 23:24

>1.その国や地域に行こうと思ったきっかけ(当時の日本と比較してお答えして頂けると幸いです。

)


20年近く前の事ですが、当時、海外のロングスティが流行っていました。
定年退職後、毎日が日曜日と揶揄されるほど暇を持て余していましたので、ビザ取得の方法を調べ、自分でビザを申請し取得できました。
それで、オーストラリアのメルボルンへ行って、3年間程滞在して来ました。

それと、当時は円高もあって、物価が日本と比べて、相当安く感じていました。
ですから、少ない年金でも楽でした。

>2.日本と比べて住みやすいかどうか
 (引っ越し当時と現在のそれぞれの場合でお答え頂けると幸いです。)

引っ越した当時は、円高で、1AUドルが60円代で、帰国する頃でも、70円代でした。
一軒家を借りて住んでいましたが、家賃は、125ドル/週でした。
家は平屋建ての3LDKで、庭が45坪に前庭が12~3坪が付いていて、庭には、車が2台入る車庫がありました。

日本で、ウサギ小屋と言われるような家に住んでいたので、開放感がありました。
又、オーストラリアは、海の幸や山の幸が豊富にあって、当時は物価も日本に比べて安かったので暮らし易かったです。

>3.現在は日本とその国のどちらに住みたいか
 (理由等も述べていただけると幸いです。)

そりゃ~ぁ、オーストラリアと日本とどちらに住みたいかと言えば、年のせいもありますが、日本人である私にとっては、日本の方が何倍も住み易いです。

日本人にとって、オーストラリアは、生態系が北半球とは違って異郷ですし、元々は、イギリス系の文化ですし、移民難民を受け入れているので、多文化国家ですから、何かの拍子に、違和感を感じる事もありました。

因みに、ワーキングホリデーで来て、就職して結婚して20年が過ぎたが、若い頃は、非常に満足感があったが、50に近くなってみると、やっぱり日本が恋しくなる。
でも、親も居なくなって、実家がないので、日本へ帰る事が出来ないと嘆いていた人も居ます。

皆、そんな感じなのではないのでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほどです。ご参考にさせていただきます。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2022/10/18 20:33

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