
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
過去にいろいろな学説も出ているようなので、いまさら素人何か書くのは……とは思いつつ。
当方は下記のように考えています。
以下デアル体で失礼します。
【これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方 教えてgoo〈1〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12285486151.html
===========引用開始
1)問題(topic)の下に答えを持ってくるよう予約する
2)対比
3)限度
4)再問題化
この分類はよくできていると思う。ただ、同書の解説がホニャラララ。サラリと読んだときには「なるほど」と思ったが、じっくり読むと……。
詳しくは↑のチャレンジ日記の〈1〉を読んでほしい。
で、改訂版(エラいセンセーの説に改竄を加えるのは、とっても失礼。よい子は絶対にこういうマネをしてはいけません)。
1)主題
2)対比
3)限度・強調
4)その他
===========引用終了
「私はその本はもう買いました」
1. 「本」は目的語ですか。
ほぼ目的語と考えてよいと思います。「を」にしてもほぼ同じなので。
なぜ「は」にするのかというと、↑の分類でいうなら「2)対比 」のニュアンスがあるから?
「この本は」買ったが、「あの本は」買っていないという含みがありそう(現段階では不明ですが)。
2. 「は」がついているから主題ですか。その本について言えば、私はもう買いました。
上に書いたように、「対比」と考えるなら、「主題」ではないだろう。
3. 目的語でもあり、主題でもあるのですか。
違うと思います。
4. 「私」も同様主語でもあり、主題でもあるのですか。
「同様」の意味が不明。「本」は〈主語でもあり、主題でもある〉ではない。
「私」は〈主語でもあり、主題でもある〉
「は」で表わされる「主題」のうち、大半は〈主語でもあり、主題でもある〉(と考えるほうがわかりやすい)。
【これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方 教えてgoo〈2〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12289659876.html
===========引用開始
〈1〉では助詞のハの80%は「主題」と書いた。
一般の方々は、こういう記述を見たときに「主題ではなく主語を表わすのでは」という疑問が湧かないのだろうか。このあたりをちゃんと説明しないと、「主語」「述語」になじんできた日本人にはピンと来ない気がする。
「日本語には主語がない」って考え方はそのとおりだと思う。
そのとおりだとハ(強調? 再問題化?)思いながら、自分の中にも納得できない気持ちがある。
「私は学生です」の「私」は主語じゃないのか?
基本を理解するための考え方として、これは「主語」でもいいと思う。厳密に言うと「主語」ではない、と考えるのは上級者の仕事。もちろん、日本の国語教育が「日本語には主語がない」という考え方をしてくれて義務教育の段階でそう教えてるなら、それでもいい。
現実には「主語」「述語」で育ってきてんだから、それを引っ繰り返すのはたいへんじゃないかな。だったら、そのまま「主語」でいいじゃん。「日本語には主語がない」と考えるのは、専門的な勉強を始めてからで十分だよ。
もちろん、「主語」とはいいにく例も多々見られる。「きょうは……」あたりが典型だろうか。
「きょうは私がご飯を作る」の主語は……「私」だろうな。
===========引用終了
5. 「私は」の「私」は主題であって主語ではないというようなことを言う人が時々いますが、これは間違いですか。
「間違い」ではない。
むしろ、論理的に考えるなら〈主題であって主語ではない〉になる気がする。
でも、大半の日本人は異和感があるだろう。
下記のような考え方もある。庵 功雄の名前で検索すると、ネットでも相当の情報が入手できる。
【「は」と「が」の使い分けを学習者に伝えるための試み】
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/7 …
===========引用開始
2.2 主語でもある「は」と主語ではない「は」
日本語教育という観点から最も重要なのは,「は」と「が」の位置づけである。 すなわち,「は」には「主語でもある「 は」」と「主語ではない「 は」」があること,
「が」は基本的に「主語」を表す(5)ことを教師側が認識し,そのことを学習者に伝 えることが重要である。
「主語でもある「 は」」と「主語ではない「 は」」はそれぞれ次のようなものであ る。
(3) 田中さんはこの本を書いた。 主題&主語
(4) この本は田中さんが書いた。 主題 主語
(3)の「田中さんは」は「は」がついているので「主題」であり,かつ,「書く」 という動作の主であるので「主語」でもある。一方,(4)の「この本は」は主題で はあるが主語ではない。「書く」という動作の主である主語は(3)と同じく「田中 さんが」である。
===========引用終了
ちなみに……。
「私はその本はもう買いました」は相当不自然な気がする。
こんな短い文に「ハ」は使うべきではない。
通常なら「その本はもう買いました」ぐらいだろう。
「私」でなく「彼」が買ったのなら
「その本は彼がもう買いました」
ぐらい?
あるいは
「その本なら私はもう買いました」という書き方もある。
ありがとうございます。
「その本はもう買いました」の「本」に関して、
> 3. 目的語でもあり、主題でもあるのですか。
違うと思います。
> (4) この本は田中さんが書いた。 主題 主語
(4)の「この本は」は主題で はあるが主語ではない。
前者の「本」は主題ではない。後者の「本」は主題である。
ということですね。矛盾してませんか。
No.19
- 回答日時:
はくるさんおはようございます。
『「は」の連続使用は正しいですか?』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1201350.htmlさんがあります。はが左の名詞を主格にしたり目的格にしたりします。私が本を買う。です。がとをを両方ともはにします。私は本は買う。です。本が動かないです。目的語になりがちです。英訳すると As to the book I already bought it. です。It でもう一度その本を言います。鈴木覺『過去と完了』https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282681099869056が面白かったです。『6. 補語のまとめ』https://niwasaburoo.amebaownd.com/posts/5731292/さんが良かったです。動詞を元とすると名詞が補語になって名詞を元にすると名詞に格がつきます。助詞はとりあえずはにしておくと相手はいい感じには読み取ってはくれます。『文章の書き方/「は」の連続使用に注意!』https://ameblo.jp/writer-yama/entry-11427013909. …さんがあります。『「私はその本はもう買いました」』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13202265.htmlさんがあります。
きのごげさんおはようございます。
No.4https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13196977.html?pg=1# …の2個目のはのがどうなるのか分からなかったです。[[私は]∈その本は]∈もう買いましたです。
ありがとうございます。
> https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1201350.htmlさんがあります。は が左の名詞を主格にしたり目的格にしたりします。私が本を買う。です。
そうですね。は が連続するとあまりスマートでないだけ。
でも必要があって、私は本は買う にしているのでしょうが。
No.18
- 回答日時:
No.16 の補足をさせていただきます。
言語は話者の認識の表現で、文の構造はそれを生んだ認識の構造に対応しています。
この認識を捉えることができずに、結果としての形式だけを現象論的に論じているのが他の方々の回答です。
言語は感性的な形式と超感性的な概念の統一という調和する矛盾の形成なので、こうした矛盾の構造を正しく追及、解明する必要があります。
単なる形式論理では言語の解明はできません。■
No.17
- 回答日時:
No.7でコメントした者です。
返信ありがとうございます。
いつもの展開のようなので、コメントする気が失せつつあります。
===========引用開始
「その本はもう買いました」の「本」に関して、
> 3. 目的語でもあり、主題でもあるのですか。
違うと思います。
> (4) この本は田中さんが書いた。 主題 主語
(4)の「この本は」は主題で はあるが主語ではない。
前者の「本」は主題ではない。後者の「本」は主題である。
ということですね。矛盾してませんか。
===========引用終了
元々の例文は「【私は】その本はもう買いました」ですよね。
主題&主語は「私(は)」で、目的語が「本(は)」だと思います。
「その本はもう買いました」なら「本(は)」主題ですかね。
矛盾はしていないと思います。
ただ、なんかヘンな感じがするし、マヌケな間違いもしているので、書きあらためます。
ここに書くとスゴく長くなってご迷惑ですから、リンクにします。
下記をご参照ください。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983557513&owne …
ありがとうございます。
「その本はもう買いました」の主題は「本」であるが、
「私はその本はもう買いました」では「本」は主題ではなく、「私」が主題だということですね。よく分かりました。
No.16
- 回答日時:
>>
> 立体的な入子型構造
という考え方が私には分かりやすいです。
その通りです。
膠着語である日本語は入子形構造ですが、屈折語である英語などは述語を支点とした天秤型構造になります。このため、いわゆる関係代名詞が発達しています。■
No.13
- 回答日時:
#9です。
補足拝見。
◆
>分かることは、「私はその本はもう買いました」の「本」は目的語ではないと言う人と(ほぼ)目的語だと言う人がいるということ。
:
状況として本が「買いました」の目的語であるのはたしかです。
ただ、
本が目的語であることを言いたい場合には、
「私はその本をもう買いました」
と表現します。
「私はその本はもう買いました」
と言う場合は、あくまで、
・その本について言うならば、(それは)もう買いました。
という趣旨です。
話者の意図として目的語としては捉えていないという点にご留意ください。
それらの意図を使い分けるために様々な助詞が存在しているわけです。
◆
1. 象は鼻は長いがしっぽは短い
:
「象」☞「象は鼻は長いがしっぽは短い」という文における主題且つ主語。
「鼻」☞「鼻は長い」という文における主題且つ主語。
「しっぽ」☞「しっぽは短い」という文における主題且つ主語。
・象について言ってみると、鼻について言うならば(それは)長いが、しっぽについて言うならば(それは)短い。
2. 象は鼻が長いがしっぽが短い
:
「象」☞「象は鼻が長いがしっぽが短い」という文における主題且つ主語。
「鼻」☞「鼻が長い」という文における、「長い」という用言に対する主格且つ主語。
「しっぽ」☞「しっぽが短い」という文における、「短い」という用言に対する主格且つ主語。
・象について言ってみると、鼻が長い(形態だ)が、しっぽが短い(形態だ)。
3. 象は鼻が長いがしっぽは短い
:
「象」☞「象は鼻が長いがしっぽは短い」という文における主題且つ主語。
「鼻」☞「鼻が長い」という文における、「長い」という用言に対する主格且つ主語。
「しっぽ」☞「しっぽは短い」という文における主題且つ主語。
・象について言ってみると、鼻が長い(形態だ)が、しっぽについて言うならば(それは)短い。
4. 象は鼻は長いがしっぽが短い
:
「象」☞「象は鼻は長いがしっぽが短い」という文における主題且つ主語。
「鼻」☞「鼻は長い」という文における主題且つ主語。
「しっぽ」☞「しっぽが短い」という文における、「短い」という用言に対する主格且つ主語。
・象について言ってみると、鼻について言うならば(それは)長いが、しっぽが短い(形態だ)。
◆
これら1~4はいずれも、「が」を含む前項が従属節です。
後項が主節であり、
1・3は、
「象はしっぽは短いこと」について、
つまり、
「象に関して、しっぽについて言ってみれば短いこと」について述べている。
2・4は、
「象はしっぽが短いこと」について、
つまり、
「象に関して、しっぽが短いこと」、
あるいは、
「象に関して、短いのはしっぽであること」について述べている。
ありがとうございます。
> ・その本について言うならば、(それは)もう買いました。
の場合、「本」は目的語ではないということですね。
No.12
- 回答日時:
No.11 に少し補足しておきます。
主語というのは屈折語である英語のように、主語と述語が屈折により1対1に対応している場合の概念です。膠着語である日本語にはそのような対応は特殊なので、形式的に対応する場合は主語と言えますが、「象は鼻が長い。」のような立体的な認識の表現の文には適用できません。
象は鼻が長い。
の「は」は、キリンではなく象という特殊性の認識を表す<副助詞>ですが、
象は鼻は長いがしっぽは短い。
の場合は、象を普遍性の側面で捉えた普遍性の認識を表す<係助詞>で、その一部である鼻と尻尾という特殊性を捉えた普遍の中の特殊という立体的な認識の表現で、前の文とは対象の捉え方が異なります。
話者の認識を捉えることなく、単に「は」「が」という形、主語/主題という形式で「は」「が」を区分することはできないということです。
言語は話者の認識の表現であり、語は意義を表すという言語表現の本質をまず正しく理解する必要があります。■
No.11
- 回答日時:
1. 象は鼻は長いがしっぽは短い
この場合は、「象は鼻は長い」と「しっぽは短い」が<接続助詞>「が」で結ばれています。「が」の緊密な結び付きの意識が薄れ、無差別な意識に移行し、上の句と下の句を結び付けています。
「象は」の「は」は象の普遍性の認識を表し、その中の「鼻」と「しっぽ」という特殊性の認識がそれぞれ「は」で表されています。
この場合は単純な主語ではなく、象を普遍性として捉え、その一部である「鼻」と「しっぽ」という特殊性を取り上げた普遍/特殊という対象の立体的なあり方が取り上げられています。
時枝誠記はこれを単純な文節の積み重ねではなく、立体的な入子型構造として示しています。三浦つとむは、それを対象の立体的な構造の認識への反映として捉えています。
詳しくは、三浦つとむ『日本語はどういう言語か』(講談社学術文庫)を参照下さい。■
ありがとうございます。
> 立体的な入子型構造
という考え方が私には分かりやすいです。
象は(鼻が長い)
「象」は全体の主語、「鼻」は()内の主語。
象は(鼻は長いが)(しっぽは短い)
「象」は全体の主語、「鼻」は前の()内の主語、「しっぽ」は後の()内の主語。
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文法用語で間違っているところがあれば直してください。
皆様の回答がだんだん難しくなってきて適切なコメントができませんが、ゆっくり読ませてもらいます。
分かることは、「私はその本はもう買いました」の「本」は目的語ではないと言う人と(ほぼ)目的語だと言う人がいるということ。
私の考えが発散してきていますが、
1. 象は鼻は長いがしっぽは短い
2. 象は鼻が長いがしっぽが短い
1、2 は同じ意味だろうか。
象は主題であって主語ではないと言う人は 1 の鼻、しっぽも主語ではないと考えるのだろうか。
他にもバリエーションとして以下のような文も考えられます。
3. 象は鼻が長いがしっぽは短い
4. 象は鼻は長いがしっぽが短い
3 で象としっぽは主題で鼻は主語なのだろうか。