A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
「に」交わる、ではなく交わっている状態、その具体的な状態が直角。
動作なんかは直接は無関係なんです。
「で」この例の場合は、手段(広い意味でとらえることが可能なら)
みんなで研究する→手段として、「みんな」。
笑顔で挨拶する→挨拶の手段の一つが、笑顔
動作が活発云々は無関係です
したがって、そのような説明が主体の辞書で調べるのは不適当なんです。
助詞単独ではなく前後の言葉を含んで結果的に理解される内容に引きずられた説明になります。
※助詞の類は、具体的な意味や、何を表すという内容は持ちません、だから品詞名も、助ける詞=助詞。
それこそ、時間的・空間的な位置の認識を示唆する機能を持つ・・とでも。
「直角—交わる」
直角の部分に意識集中、交わっているのが理解できますね。
>つまり二つには全部状態を表す使い方
こんな言い方してしまえば、言葉、文章で表現されるものはすべて該当します。
形容詞は、姿・形を表し、形容動詞は立ち居・ふるまい(同時に動きを伴う)を表すとも言われます、その他五感で感じることができない内容、頭の中で考えている内容、これは「状態」に該当するの?しないの(か考えている状態?)?、そちらのほうが先の問題になります。
No.5
- 回答日時:
#2です。
辞書例文に沿った説明を補足します。
「直角に交わる」=「直角という状態に交わる」
「直角という状態」が「交わる」という動作の静止点として認識されています。
《静止点》なので、交わるという動作が活発に行われている状態を指しているのではないという点が肝要です。
「交わる」は静的動作として認識されている。
一方、
「みんなで研究する」「笑顔であいさつする」は、
「みんなという状態で研究する」「笑顔という状態であいさつする」ですが、
「みんなという状態」「笑顔という状態」を広い背景として、「研究する」「あいさつする」という動作が活発に行われているという動的動作として認識されています。
No.4
- 回答日時:
「直角に交わる」「丁寧にお辞儀する」「真剣に勉強する」「迅速に対応する」「代わりにやる」
「笑顔であいさつする」「本気で勉強する」「高速で接近する」
「真剣に勉強する」と「本気で勉強する」などは意味の違いはないようにすら思えます。しかし、「真剣で勉強する」するはおかしいです。「真剣」を使って勉強するような印象を受けます。「本気に勉強する」も「本気になって勉強する」でないとおかしいです。
つまり、「に」は動作や状態そのものの様態を表わすときに使います。「直角」は交わり方ですし、「丁寧」はお辞儀の様子、「真剣」は勉強をしている様子、「迅速」は対応の様子です。
一方、「で」は動作のやり方です。丁寧なお辞儀はお辞儀そのものに含まれていますが、笑顔になることはあいさつに包含されてはいません。あいさつに笑顔を付加するイメージです。
本気を出して勉強しているのが「真剣に勉強」している状況であって、本気を出すことと勉強することは区別できます。「全力で勉強する」も考えれば分かりやすいでしょう。「本気を出す」「全力を出す」ということは「勉強する」ことそのものとは独立して捉えることができます。
「高速」についても、車であればアクセルを踏むように移動そのものとは別の動作と結び付いています。スピードを出すことは移動に完全に含まれてはいないのです。
「に」は動作そのものの様態、「で」は動作に付随する独立性のある要素を表わしていると捉えることができます。
なお、「みんなで研究する」は「二人で行く」「子供達で遊ぶ」と同様に、動作の主体を限定していると思います。「で」にはそのような働きもあると辞書に書かれていました。
No.3
- 回答日時:
No.1 の補足です。
<助詞>は「状態のあり方」や「動作・作用の行われる状態」という客体自体を表すのではなく、その客体の捉え方、つまり話者の主観を客体化することなく直接に表す語で、<助詞>が異なるということは、対象である客体の捉え方が異なるということです。
<助詞>は他の回答にあるような「領域(環境)や背景」、「静止点(着点)」という客体自体を表す語ではありません。
つまり二つには全部状態を表す使い方があり、違いは話者によるその捉え方が異なるということです。「使い方」という機能の問題ではなく語の意義の相違を捉えることが重要で本質的な問題です。■
No.2
- 回答日時:
1.「に」と「で」の違い
本質的な意義の違いは以下のとおり。
まず、それをお示しした上で具体的な違いについて言及していきたいと思います。
「で」について
構文:「 A で B だ」
本質的意義:動作などが行われる領域(環境)や背景を示す。
「に」について
構文:「 A に B だ」
本質的意義: 静止点(着点)を表わす。
ーB の動作・状態などについて、その時間的・空間的・心理上などの静止点を A と指定する。ー
ア. (場所という類似要素)
[ 1-アーa. 空で星がまたたく ]
星がまたたくという動作の行われる領域が空であることを示している。
この場合の《領域》という表現には広範囲な場所という含意がある。
空という広範囲な領域の中で、星が「またたく」という動作を積極的に行っているイメージ。
空は「またたく」という動作の積極的活動領域と認識されており、「またたく」はそれが現に実行されているところの動的動作として捉えられている。
「またたく」という動作は空という領域を得て活発に活動しているのである。
[ 1-アーb. 空に星がまたたく ]
「に」も同じように場所を表わすことができるが、「で」とは場所の意味するところが若干異なる。
「に」の場合、上で述べたように、星がまたたくという動作の空間的静止点(着点)を空だと示している。
「またたく」という動作の行われている場所が空であること 【だけ 】 を伝えたい構文。単に「空という活動地点」を知らしめるだけで「に」の役目は終了しているのである。
星にとって空は(一定の範囲を持つ広範囲な)領域でもなく積極的活動の場でもない。
「またたく」は静的動作として捉えられている。
[ 1-アーc. 海で飛び込むのが好きだ ]
飛び込むという動作が、海という広大な領域において行われるイメージ。飛び込むという動作が生き生きと立ち上がってくるだろう。
「飛び込む」という動作は海という領域を得て活発に活動しているのである。
「飛び込む」は動的動作として認識されている。
[ 1-アーd. 海に飛び込むのが好きだ ]
飛び込むという動作の空間的静止点(着点)を海だと示している。
「飛び込む」という動作の行われている場所が海であること 【だけ 】 を伝えたい構文。単に「海という活動地点」を知らしめるだけで「に」の役目は終了しているのである。
「飛び込む」という動作にとって海は(一定の範囲を持つ広範囲な)領域でもなく積極的活動の場でもない。
「飛び込む先が海であることだけ」を知らしめるだけの静的動作として捉えられている。
イ. (原因という類似要素)
[ 1-イーa. 恐ろしさでふるえる ]
「恐ろしさ」は、「ふるえる」という動作の積極的活動の背景と認識されており、「ふるえる」はそれが現に実行されているところの動的動作として捉えられている。
「ふるえる」という動作は「恐ろしさ」という背景を得て活発に活動しているのである。
そうした背景があるからこそ「ふるえる」のであり、それが「原因」を意味する用法となっている。
[ 1-イーb. 恐ろしさにふるえる ]
「に」も同じように原因を表わすことができるが、「で」とは意味するところが若干異なる。
「ふるえる」という動作の行われた心理的静止点(着点)が「恐ろしさ」であること 【だけ 】 を伝えたい構文。
単に「恐ろしさという心理的静止点」を知らしめるだけで「に」の役目は終了している。
「ふるえる」という動作にとって「恐ろしさ」は(一定の範囲を持つ広範囲な)背景ではないため、その動作が活発に積極的に行われているのでもない。
「ふるえる」は静的動作として捉えられている。
なお、さらに詳しいことは下記をご参照いただければ幸いです。(ただし工事中)
https://blog.goo.ne.jp/hakowin1
No.1
- 回答日時:
<助詞>は「動作・作用の行われ方、その状態のあり方」や「動作・作用の行われる状態」という客体自体を表すものではなく、対象に対する話者の立場、<格助詞>の場合は語と語の関係認識、つまり対象の間の関係認識という主観を直接に表現する語です。
<格助詞>「に」は時間・空間的な位置付けの認識、「で」は手段・方法・理由などの認識自体を表すものです。
「直角に交わる」の「に」は、「直角」を時空に位置付けており、「みんなで研究する」「笑顔であいさつする」の「で」は「みんな」「笑顔」を手段・方法として捉えた表現です。
「動作・作用の行われる状態」というのは文に表現された結果、対象の解釈でしかなく助詞>「に」「で」自体の意義ではありません。
現在の日本語学に基づく辞書類はこのような話者の認識の直接の表現という<助詞><助動詞>などの語の意義を捉えられないために、「付属語」などという「自立/付属」という形式/機能でしか語を捉えられず誤った品詞の区分をしているのが現状です。詳しくは下記を参照下さい。
格助詞「に」の意義とは何か-機能主義言語論の混迷
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9186 …
格助詞「に」の意義とは何か-機能主義言語論の混迷 Ⅱ
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9493 …
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