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中国やロシアは、民主主義や人権、法の支配について、なんで西側諸国と価値観を共有できないんでしょうか?

A 回答 (10件)

中露は、ユーラシア大陸の東の果ての超大国で、西欧の産業革命で中産階級が王侯貴族を打倒して作り上げた民主主義国家群と違い、一部の王侯貴族と貧乏人だけの中産階級が育たない状態のままで、共産主義国化した。



西欧の民主主義体制は、数百年の時間をかけて王侯貴族階級-中産階級-下層労働者階級が法の支配・権利の平等・人権の確立を積み上げてきた。今でも問題課題が山積しているが、徐々に比較的平和裏に熟成されてきた民主主義国家だ。

しかし、中露は共産主義革命という暴力革命で一気に共産主義的民主主義国家体制を築き上げ、国民に王侯貴族時代と同じようにそれを強制した。
つまり国民意識の変化を積み重ねたうえの民主主義国家ではない。ある意味、西欧民主主義を形式的にまねただけの、実態としては皇帝時代よりも酷いかもしれない非民主的な独裁国家を誕生させてしまった。

つまり、中露の価値観は、実質的には依然として、昔の独裁的な帝国主義的軍権主義・覇権主義からあまり変化していない。そのように考えたほうが正解に近いと思われる。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2022/11/15 12:37

それが「国家」というものだからです。

その土地に暮らす人たちの長い歴史や文化・価値観が異なるのが普通、基準地から地理的に離れれば離れるほど価値観が異なっていきます。

たとえばアメリカは州によって法律が異なります。価値観だって「死刑のある州と無い州」や「安楽死が合法の州と違法の州」・「大麻を解禁する州としない州」のように「法の支配」を受け入れつつも州によって価値観がことなるし、ヨーロッパはこれが「国」によって異なっていくわけです。

さらにロシアに至るには、東欧諸国もあり、東欧諸国と西欧諸国を分けるのは宗教的価値観で、西欧は西ローマ帝国が元になっているカソリック的価値観を土台にしつつ、イギリスやドイツなどプロテスタントな価値観もあり国によって少しずつ価値観が異なります。

東欧諸国はキリル文字を使う文化で、これはギリシャ正教を元にする東ローマ帝国の宗教的価値観を受け継いでいるので、西洋とは価値観の土台が割と異なっています。ロシアは正教の大国で、歴史的な価値観を含めると西欧とはかなり異なっている、といえます。

中国はさらに東にある民族も宗教も言葉も何もかも違う国家ですから、むしろ「西欧と価値観が同じ」なのは奇蹟です。

「日本は西洋と同じだろ」というかもしれませんが、そんなことはなく、日本は独自に発展した「法の支配」があり「たまたま似たような価値観が有ったこと」とそれに西洋化が加わって、西洋に近い感覚になっているだけ、けっして「同じ」ではないのです。

そして小さな価値観の違いを共有できないからこそ「国家」があります。国家が違う以上「価値観を共有する必要はない」というのが現代の国際法の基本的な感覚です。
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民主主義が成功するためには、


色々な条件が要求されます。

中でも、一番大切なのが、教育
であり、民度の高さです。

民度が高くなるためには、ある程度の
豊かさが必要になります。

中国やロシアの国民は、民度が低く
西洋諸国の民主制を導入しても
上手くいかないからです。


アラブの春を見てください。
シリア、リビア、チュニジア、エジプト、
みな民主制にしようとして
大混乱になりました。

シリアなどは国家崩壊の可能性まで
あります。
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極端な話ですが、歴史と文化が長く且つ守り続けられる国々で構成される超大国故に、時間の流れがとてもゆっくりな面もあり、日本だと、鎖国の頃の、戦国時代を経てまだ江戸時代になったばかりと言う感じと思えば、わかり易いかなと。



実際、色々なロシア人のインタビュー映像を見ると、特に地方の農村のロシア国民にしてみれば、プーチンは独裁者などではなく、江戸城のお殿様のような雲の上の存在ですね。
米国の大統領のような国民の近い位置の類ではなく、日本で言えば天皇に近いクラスで崇めているように思われます。
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それなら、なぜ西側諸国は中国やロシアのような強権独裁主義の価値観を共有できないのか、と言うのと同じです、互いに異なる価値観を持っているので譲る事はできません、日本も同じで、例えば政権は自民党だけで他の政党は認めない、岸田さんが主席になって周りの大臣など閣僚は岸田さんを支持する者ばかりで固める、国の政策には反対できない、逆らう者は逮捕される。


このような国になりたくないでしょう、民主主義は守り抜かねばなりません。
逆に中国の指導部は民主主義には断固反対と思っています、民衆は、ちゃんと生活さえできれば、そんなことはどうだっていい、と思っています。
唯一香港の人たちは民主化を望んでいますが、政府に抑圧されているので、どうにもなりません。
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優秀な1人もしくは少数の人間が、物事を判断して動かした方が間違いがない、という意識だからです。



烏合の衆がいくら民主主義と言ったところで、正しい結論は得られないということです。
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他民族国家であるからと言うのもありますが


あちら側からすれば民主主義でよくやってんな!
と考えています。
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中ロでは、


主権は国(政府)にあります。
国の都合の良いように、国が憲法を変え、法律を作ります。
三権(立法、行政、司法)も、国が握っています。

西側諸国(自由主義)では、
主権は国民にあり、三権が分離(独立)しています。

考え方(基本)が全く違うのです。
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社会主義国の中でも中国とロシアは歴史が長く、それがとても根強いからだと思います。

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両方とも、中央が地方の少数民族を支配してできている巨大な国だからです。


少数民族を安い賃金で働かせ、戦争では少数民族を弾避けのための使い捨ての兵士として徴兵することで成り立っている国なので、平等や人権など中央の人間たちの特権がなくなってしまうので絶対に認められません

そして民主主義というのは圧倒的多数の側の権利が優先される政治形態なので、中央の特権階級の人口が多いために地方の少数民族は永遠に搾取される側です。
香港も同じことになります

民主主義が必ずしも平等で平和な国を作るとは限らないのです。
大多数の特権階級が、自分たちの特権を守ることを望んだ場合、民主主義によってその国は差別を許容する国になるのです

中国もロシアも、ちゃんと国内法は守っていますよ? 少数民族を差別して搾取する、という法を守っているのです
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