ブラックホールは重力で収縮すると聞きます。周りの物質を吸収していきますが、その吸収が終わった後はどのような状態なのでしょうか?収縮している状態なのでしょうか?ずっと収縮し続けていて、最終的に無になってしまうのでしょうか?それとも、収縮がある時点で止まってしまうのでしょうか?物理にはぜんぜんど素人ですので、わかりやすく説明ください。

A 回答 (2件)

ブラックホールを導き出しているアインシュタインの一般相対論の重力方程式というのは実はそのままでは解をとくことはできません。

ですので、そこでいくつかの条件を設定して式を解くことを行います。

無回転、無電荷、球対称という条件で、質点のまわりの時空がどうなっているかを解いたのがシュワルツシルド解と呼ばれるものです。この解では重力が無限大になる特異点があらわれます。特異点の大きさは無限小となります。(ちなみにいうと、回転してれば特異点がリング状になります。これはカー解とよばれています)そしてその特異点の周りに事象の地平線といわれる、一度内側にはいったら光でも脱出できないといわれる球状の事象の地平線がそのまわりをとりかこみます。

吸収が終わった状態、まわりに何も吸い込む対称がなかったとしたらどうなるか、すくなくとも球状の事象の地平線に守られた中に無限小の特異点が存在することになります。シュワルツシルド解を解く限りはそうなります。

では、特異点は本当に無限小になるのか? 実はこれはわかっていません。現在の物理学の基本的なふたつの理論のひとつである量子論では、エネルギーには最小の単位があることを主張しています。ですから空間で最小限の単位があるのかもしれません。このあたりは、まだ解明されていませんが、空間にも最小限の単位があるのではないかという意見が専門家でも多いようです。

アインシュタインの一般相対論の式は時間に対して対称です。ですから全く逆の運動がおきても不思議ではありません。なんか時間的に対称というとおかしいような気がしますね。でもたとえばボールを空へなげたとします。だんだん減速して停止して、最後にはだんだん加速して地上に落ちてきます。これをフィルムで記録すると、かりに逆さまにまわしても全くわからないでしょう。

そういうわけで、なんでも吸い込むブラックホールがあれば、何でもはき出すホワイトホールがあっても不思議ではありません。しかし、ブラックホールは銀河系内でもたくさんみつかっているのですが、ホワイトホールは発見されていませんので、この宇宙ではなく、別の宇宙かもわかりませんね。
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ブラックホールは、周囲にあるものを無限に吸収していきます。


そして吸収されたものはブラックホールの中で無限に圧縮されます。
圧縮されたものは限りなくゼロに近い大きさになりますが、無くなるわけではありません。
我々の常識で考えると、どんなに柔らかいものでも圧縮していけばどこかに限界があるはずだと思ってしまうのですが、もともと光の速度でも脱出できないという非常識な空間でのできごとなのですから、無限に圧縮なんていう非常識なことも起こりうるのでしょうね。
これはもう、「不思議だ」としか言いようがありません。
無限に吸い込む以上、どこかに出口があるはずだ、ということで考えられたのが「ホワイトホール」です。これは理論上ではあってもおかしくない、とされていますがあるということは証明されていません。
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Qブラックホールが誕生してから

最近ブラックホールについていろいろ調べています。
ブラックホールが誕生する仕組みについては何となく理解できたのですが、ブラックホールが誕生してその後、ブラックホールの質量は増え続けるのかそれとも収縮するのかがよくわかりません。
そして、最終的にブラックホールはどのようにして終わりを迎えるのでしょうか。爆発とか自然消滅とかを目にするのですが、まだよくわかっていないのですか?

Aベストアンサー

> ブラックホールが誕生してその後、ブラックホールの質量は増え続けるのかそれとも収縮するのかがよくわかりません。

ブラックホールにある質量の物質が吸い込まれると、ブラックホールの質量はその物質の分だけ増加します。また、ブラックホールに何も吸い込まれないと、ブラックホール輻射の分だけ質量は増加します。

> 最終的にブラックホールはどのようにして終わりを迎えるのでしょうか。

ホーキング博士のブラックホール理論によれば、最終的には全てのブラックホールはブラックホール輻射によってエネルギーを失い、蒸発することになっています。要するに、吸い込むことが出来る物質が周りにあるうちは、大きなブラックホールはどんどんと肥えていきますが、いずれ吸い込むものを全て吸い込んでしまうと、輻射によってエネルギーを失い始め、最終的には全てのエネルギーを絞り尽くして蒸発する、という訳です。

もっとも、巨大ブラックホールが蒸発するのは遙か先のこと(周りに吸い込むものがある限りブラックホールは成長していく)ですので、マイクロサイズのブラックホールを除けば、蒸発するというのは理論上のことと思っていても良さそうです。

> ブラックホールが誕生してその後、ブラックホールの質量は増え続けるのかそれとも収縮するのかがよくわかりません。

ブラックホールにある質量の物質が吸い込まれると、ブラックホールの質量はその物質の分だけ増加します。また、ブラックホールに何も吸い込まれないと、ブラックホール輻射の分だけ質量は増加します。

> 最終的にブラックホールはどのようにして終わりを迎えるのでしょうか。

ホーキング博士のブラックホール理論によれば、最終的には全てのブラックホールはブラックホール輻射によっ...続きを読む

Qブラックホールは時空が別のところと繋がってるんだっけ?それとも重力が強すぎて跡形もなくなるんだっけ?

ブラックホールは時空が別のところと繋がってるんだっけ?それとも重力が強すぎて跡形もなくなるんだっけ?

Aベストアンサー

事象の地平線てやつでしたっけ。向こう側は知りようが無い境界。
どこかへ繋がってるとしても、人が生身で通ろうとすれば重力でバラバラになるとか。
それをすこし離れた所から見ると、強い重力によって時間の進み方が遅くなり、止まってるように見えるとか、確かそんなんだったような・・・

Qホーキング放射でなぜブラックホールはエネルギーを失うのか?

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どなたかお詳しい方、どうかご教示お願いいたします。

Aベストアンサー

通常、エネルギーは正の値しか取れません。不確定性原理に反しない短い時間、真空からいわばエネルギーを借りて対生成が起き、対消滅によってエネルギーを返すわけです。それが、真空の安定性を保証し、勝手に物質が作られたり、消滅したりしないこの世の安定性を担保しています。

ブラックホールでは、事象の地平線で時間が止まり、時間方向の保存量であるエネルギーが、ブラックホール内でマイナスの値を取れるようになる。エネルギーがマイナスの値を取れれば、もはや対生成を起こすために真空から借りたエネルギーを返すために、地平線の外の物質と対消滅しなくても、エネルギー保存の法則が保たれる。結果、負のエネルギーにより、ブラックホール内部のエネルギーは減り、地平線外に残された粒子は正のエネルギーを得て、飛び出していく・・・。

Q無重力状態でのメトロノームの動きは地上での動きとどのような違いがあるの

無重力状態でのメトロノームの動きは地上での動きとどのような違いがあるのでしょうか?
またそうなる理由を教えて下さい。

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メトロノームは上下二つの錘を利用した「振り子の原理」で動作する機械です。
「振り子」というのは錘の「慣性の力」と「重力」の二つの力の相互作用で左右に動く仕組みですから、重力のない「無重力」世界では正常には動きません。
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Qブラックホールの温度を上げることができるか?

ブラックホールについて質問です。
ブラックホールはホーキング放射により質量に応じたエネルギーを発散しながら次第にエネルギーを失っていき、最後には消滅するとホーキングの本より読みました。

問い1:それでは何らかの外的要因でブラックホールの温度を上げることは可能でしょうか? 例えばブラックホール太陽クラスの星を取り込ませた場合、ブラックホール質量を上げてしまうため逆に放出される温度は下がると考えられます。
問い2:また、ブラックホールの消滅を早めることは可能でしょうか?
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

> ブラックホールはホーキング放射により質量に応じたエネルギーを
> 発散しながら次第にエネルギーを失っていき、最後には消滅すると
> ホーキングの本より読みました。
ミニブラックホールの蒸発のことですよね。
確かその後の研究により、間違っているとの指摘があり、取り消されたとの記事を読んだ記憶もあるんですが・・・最近読んだ科学雑誌newtonにはブラックホールの消滅が載っていたから、一部変更だったのかな~。

それは置いといて、ホーキングが唱えたブラックホールの蒸発には、事象の地平線近くでの素粒子「対生成」が必要です。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/1808/jouhatu.html
http://www.lares.dti.ne.jp/~s-miyabi/science/tales5.html

ですので、
問い1の方法は適用できないと考えます。
問い2は事象の地平線近くで素粒子の対生成が頻繁に発生するよう、粒子加速器(サイクロトロンやシンクロトロン)を設置する事できれば可能なのかもしれません。

> ブラックホールはホーキング放射により質量に応じたエネルギーを
> 発散しながら次第にエネルギーを失っていき、最後には消滅すると
> ホーキングの本より読みました。
ミニブラックホールの蒸発のことですよね。
確かその後の研究により、間違っているとの指摘があり、取り消されたとの記事を読んだ記憶もあるんですが・・・最近読んだ科学雑誌newtonにはブラックホールの消滅が載っていたから、一部変更だったのかな~。

それは置いといて、ホーキングが唱えたブラックホールの蒸発には、事象の...続きを読む

Q【天文学・宇宙は無重力ではない】宇宙が無重力(0G)と言っている人は無知だと言われました。重力の

【天文学・宇宙は無重力ではない】宇宙が無重力(0G)と言っている人は無知だと言われました。

重力の始まりは宇宙であり、地球上に重力があって、重力の起源である宇宙に重力がないというのは普通に考えるとおかしいと気付くはずだ。と言われて、ああ、なるほど。と思いましたが、宇宙は無重力。宇宙で無重力を体験しようとテレビとかで言ってますよね。まさかテレビが専門家の助言を得て制作している番組が嘘を言うとは思えません。それも60年くらいずっと宇宙=無重力というデマを流し続けて気付かないわけがない。

宇宙は無重力と言っているやつは無知だ。とはどういうことでしょうか?

Aベストアンサー

重力の始まりが宇宙なのではありません
宇宙が始まって重力が発生したのです

まあ、それは横に置いて
宇宙が無重力だというのは確かに間違ってます
もの凄く小さいですが、重力はあります
それと同じくらい、真空というものは存在しません
ある一定範囲を見れば、必ず原子が漂っています

厳密な科学計算をする訳でもないのに、そこまで細かい数値を上げて
真空ではない、無重力ではない、と言う事に何の意味があるのでしょうか?
「宇宙は無重力と言っているやつは無知だ。」というのは単なる中二病で、現実問題を知らないってだけです

Qブラックホールの弱点はないのでしょうか?

ブラックホールの弱点はないのでしょうか?

全てを飲み込むとされているブラックホールについてなのですが、
ブラックホールで吸い込めないものはあるのでしょうか?またブラックホールに吸い込まれたものが
再び戻ってくるといったことは今までに1度もないのでしょうか?
また実際にブラックホールにはどのくらいの距離から吸い込まれてしまうのでしょうか?
宜しくお願い致します。

Aベストアンサー

>ブラックホールで吸い込めないものはあるのでしょうか?

 ブラックホールも離れた所から見ると、同じ質量(重さ)の普通の星と、重力の強さは同じです。
 ですから、ブラックホールに近づく軌道を採らない物体は吸い込まれる事はありません。


>ブラックホールに吸い込まれたものが
再び戻ってくるといったことは今までに1度もないのでしょうか?

 理論的には、ブラックホールに吸い込まれたものを吐き出す、ホワイトホールという時空の穴が存在すると言われる事もありますが、現実にはブラックホールと考えられる天体が多数見つかっているのに対して、ホワイトホールらしきものが発見された事はありませんし、ホワイトホールは実在しないとする説もあります。
 尚、もし、ホワイトホールが実在したとしても、ブラックホールに吸い込まれた宇宙船等がそのままの形で、ホワイトホールから出て来る訳では無く、宇宙船等を構成していた素粒子が、バラバラとなって出て来る可能性が高いと思います。

【参考URL】
 ホワイトホール - Wikipedia  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB

 回転するブラックホールの周囲にある、エルゴ領域と呼ばれる領域であれば、入った後に出て来る事も可能と考えられています。
 尤も、厳密にはブラックホールに吸い込まれたとは言えませんし、普通サイズのブラックホールの場合は、エルゴ領域まで近づいた物体は、素粒子レベルまでバラバラにされてしまうと考えられています。

【参考URL】
 エルゴ球 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B4%E7%90%83

 ブラックホールから素粒子が出て来る様に見えるホーキング放射と呼ばれる現象が存在すると理論的には考えられています。
 これは厳密には、吸い込まれたものが出て来る訳では無く、ブラックホールのすぐ外で、ブラックホールの超強力な重力によって生み出された素粒子(の一部)が、ブラックホールから離れる方向に飛び出したものです。
 しかし、その素粒子を生み出すためのエネルギー源はブラックホールの質量であり、素粒子を生み出すために消費されたエネルギーの分、ブラックホールの質量は軽くなります。
 ブラックホールの質量は、ブラックホールに吸い込まれたものの質量が元になっていますから、エネルギー的に見ますと、ブラックホールに吸い込まれたものが出て来たと見做す事も出来るかも知れません。

【参考URL】
 ホーキング放射 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%BC%BB%E5%B0%84

>ブラックホールで吸い込めないものはあるのでしょうか?

 ブラックホールも離れた所から見ると、同じ質量(重さ)の普通の星と、重力の強さは同じです。
 ですから、ブラックホールに近づく軌道を採らない物体は吸い込まれる事はありません。


>ブラックホールに吸い込まれたものが
再び戻ってくるといったことは今までに1度もないのでしょうか?

 理論的には、ブラックホールに吸い込まれたものを吐き出す、ホワイトホールという時空の穴が存在すると言われる事もありますが、現実にはブラック...続きを読む

Q重力波は何故ブラックホールから出られるのですか?

その強力な重力波によってあらゆる物を引き込むと言われるブラックホール。
もっとも早く移動できる光さえも例外ではなく、そのために巨大でありながら真っ暗なのだといいます。
ところで、重力波の伝播スピードは光速以上ではないとききました。
であれば、光が引き込まれてしまうブラックホールでは、重力波も引き込まれてしまうのでしょうか?
重力波もブラックホールに引き込まれてしまうなら、重力波が周囲に伝播できない事になり、周囲にある光も引き込まれないですよね?
ということは、「全てのもの」と言っても重力波だけは例外なのでしょうか?
「重力波は重力波の影響を受けないのでしょうか?」
以上よろしくお願い致します。

Aベストアンサー

すいません。長いです。
そのことに、よく気が付かれましたね。
ネットを探してみましたが、明確な回答は見つけられませんでした。 実に興味深い質問だと思います。

他の方が仰っておられるように、質量がもたらす空間の歪みを、について、人間が理解しやすいように宇宙空間を、薄いゴム膜のような2次元平面に例え、空間の歪みの度合いを膜の歪み(窪み)として表現する手法がよくあります。

ここへ、天体を重い金属球に例えて置けば、球の質量が大きければ、実験環境にある地球の引力によって、膜は大きく深く窪みます。

これは、質量が作る空間の歪みの強さ=重力を、ゴム膜面の窪みの深さとして表したものです。(実際に空間が凹んでいる、というのとはちょっと違います。実際には、同じ体積なのにより縮んで濃くなっている、というのが正しい表現かも。)

この、言わば「ゴム膜宇宙モデル」において、重力波とブラックホールとは何かを考え直してみましょう。

重力波とは、これも他の方が仰っておられるように、重力そのもののことではなく、天体などの質量の変化により重力の強さが変化した際、それが空間へ波動として伝播していく現象のことです。
それは、比較的最近、その存在を示す証拠が見つかりました。

前述のゴム膜宇宙モデルについて、ゴム膜が1m四方程度であれば窪みの変化は瞬時に伝わり人には認識し辛いかもしれません。
しかし、これが体育館ほどもあれば、窪みを新たに作ったりより深くすると、それはまさに「重力の強さの変化」を示しており、変化はざーっと四方へ向け波として伝わっていくのが視認できるでしょう。
その波がまさに重力波を示すのであって、そして、波が全体に伝わり切った後は、ゴム膜全体の傾きの変化は、新しい窪みの角度に修正されます。

この体育館サイズのゴム膜宇宙の中心に、非常に重い星が作る深い窪みがあったとします。
また、膜の上における光速度は、例えば秒速3m程度であると仮定します(ここでは、摩擦による速度の減衰は無視します)。

ここで、今、光子1つを表すパチンコ玉1個をゴム膜面に走らせます。
球の速度は、例えば最大毎秒3mなのですが、窪みが深ければ深い程、この窪みにパチンコ玉がさしかかった時、大きく経路が曲げられますが、遠心力で窪みに捕まることなく再び遠ざかります。
中には、窪みの中心にうんと近付いてしまい、数回回転してからどうにか逃げ去るものもあるかもしれません。
そして、窪みの中心から一定の半径以下にパチンコ玉が近付いた場合、その全てが飲みこまれてしまう領域が必ずあります。
そしてこの領域は、窪みの深さに応じて広がっていきます。
この領域の半径を、シュバルツシルト半径といい、この半径を持つ実際の宇宙における球面がシュバルツシルト面、そしてその内側の領域が、ブラックホールを表します。
この領域にパチンコ玉(光)がひとたび入ってしまえば、もう、二度と再び外へ戻る術はないのです。

ここで注目して頂きたいのは、シュバルツシルト半径の描く円(実際は球)があったとしても、ゴム膜の面は不連続にはなっていない、ということです。
確かに、計算上は、シュバルツシルト面に達すると、相対性理論の計算上、時間が止まると考えられますが、質は、激しく潰され圧縮されるものの、質量としては存在したまま、永劫の時間を掛けてゆっくりとシュバルツシルト面を通過し、飲み込まれます。
そしてブラックホールはその分重くなり、それに応じてシュバルツシルト面の半径を広げ大きくなり、その変化は重力波として周囲へ伝播する、ということで矛盾はしないと思います。

もし、重力波がシュバルツシルト面を通過できないのなら、重力が増大した現象が外部には伝播できないことになり、ブラックホールはいくら物質を飲み込んでも、最初に出来上がった時と大きさが変わらない、ということになるでしょう。
しかし、我が銀河系の中心には太陽質量の3,600万倍という巨大なブラックホールが存在すると推定されていますし、観測上、最も大きなものは、太陽質量の180億倍というものさえあります。
これらは、ブラックホールが物質を飲み込み続けて大きく成長する可能性を示唆しています。
もし、銀河同士が合体する場合、その中心を担っていた互いのブラックホールもついには合体し、シュバルツシルト半径を一気に大きくしていった歴史の証拠といっていいでしょう。
ブラックホールが物質を飲み込んだ入り合体したりして成長することそのものが、重力波がシュバルツシルト面を通過して伝播できることの、間接的な証明になっていると考えます。

すいません。長いです。
そのことに、よく気が付かれましたね。
ネットを探してみましたが、明確な回答は見つけられませんでした。 実に興味深い質問だと思います。

他の方が仰っておられるように、質量がもたらす空間の歪みを、について、人間が理解しやすいように宇宙空間を、薄いゴム膜のような2次元平面に例え、空間の歪みの度合いを膜の歪み(窪み)として表現する手法がよくあります。

ここへ、天体を重い金属球に例えて置けば、球の質量が大きければ、実験環境にある地球の引力によって、膜は大きく深...続きを読む

Qブラックホールの蒸発について

初めて質問させていただきます。
よろしくお願いします。
ブラックホールは蒸発すると言います。今回はこの蒸発の僕の解釈が合っているか
確認したかったので質問させていただきました。
僕の解釈はブラックホールの近くで粒子が対生成で生まれて
片方がブラックホールに飲み込まれてもう片方がブラックホールの外へ
飛んでいきます。
しかし、エネルギー保存則によって一瞬ならいいがブラックホールの
近くでは粒子・反粒子は対消滅できない。
これではエネルギー保存則が崩れてしまうだから対消滅できなっかた
分のエネルギーをブラックホールが支払う(質量が減る)
よってブラックホールが蒸発すると言うことだと思っています。
これが僕のブラックホール蒸発についての理解の仕方なんですが
これであってますか?もし間違ってたら説明してください。
しかし、僕はあまり難しい数式などはわからないので
なるべくわかりやすく説明していただきたいです。
お願いいたします。
長文失礼しました。

Aベストアンサー

 お考えの解釈で合っていますよ。

 お考えのプロセスは以下のようなものでしょうね。

 量子力学によれば、ミクロで真空をみれば、一瞬ですが対生成と対消滅が、至る所で、いつでも、無から発生しています(ほぼすべてが光子)。一瞬ですが、エネルギー保存則が破れて、すぐに元に戻っています。

 しかし、ブラックホールの事象の地平面近傍だと、対生成した光子の片割れがブラックホールに落ち込む方向に引かれてしまい、対消滅できないということが生じます。もう一方の片割れは、仕方なく、外に向かって飛び出します。

 ブラックホールに飛び込む光子だけ考えると、ブラックホールにエネルギーを与え、ブラックホールは無からエネルギーを得てしまいます。エネルギーと質量が等価であることを踏まえると、ブラックホールは放置するだけで質量が増えてしまいそうです(こうしたことが、ホーキング前にこのことが提唱されても、なかなか受け入れられなかった理由の一つかもしれません)。

 しかし、エネルギー保存則は、一瞬は破れてもいいですけど、その後は必ずエネルギー収支は釣り合って、成り立ちます。ブラックホールに落ちて行く光子は、結局は負のエネルギーとなります。

 実は、対消滅する場合でも、おおまかには、そう考えていいんですね。もし無から対生成した光子のどちらもエネルギー的に正ならば、対消滅しても、宇宙の至る所でエネルギーが増大し続けてしまいます。実験・観測的には、エネルギーを与えて起こした対生成しか、後にエネルギー的な痕跡を残せません。

 このことを、ブラックホールの外からマクロで見てみると、光子がブラックホールから出てくるのですから、ブラックホールは光っています(可視光線以外の波長も考慮すると、温度と言い換えてもいいです)。

 つまり、ブラックホールは外へエネルギーを放出しています。これがホーキング輻射ですね。エネルギーと質量は等価ですから、ブラックホールは放出したエネルギーの分、質量を減らしていきます。最後には消滅します。

 お考えの解釈で合っていますよ。

 お考えのプロセスは以下のようなものでしょうね。

 量子力学によれば、ミクロで真空をみれば、一瞬ですが対生成と対消滅が、至る所で、いつでも、無から発生しています(ほぼすべてが光子)。一瞬ですが、エネルギー保存則が破れて、すぐに元に戻っています。

 しかし、ブラックホールの事象の地平面近傍だと、対生成した光子の片割れがブラックホールに落ち込む方向に引かれてしまい、対消滅できないということが生じます。もう一方の片割れは、仕方なく、外に向かって...続きを読む

Qブラックホール

ブラックホールは光さえもその引力でひきつけて放さないのに、なぜブラックホールからはエックス線や電波が発生し、地球まで届くのですか。

Aベストアンサー

 
  ブラックホールについては、「質問検索」すると、過去に色々なお尋ねの趣旨と同じような質問があったことが分かります。
 
  >なぜブラックホールからはエックス線や電波が発生し、地球まで届くのですか。
 
  ブラックホールからは、次に述べるホーキングの仮説理論を除いて、何も出てきません。X線や電波は、ブラックホールから出てくるのではなく、一見そこから出てきているように見えるだけで、落下途上に色々な物質が出すエネルギーで、落下途上に発生するエネルギーというのは、あくまでブラックホールの外から出ているのです。
 
  しかし、英国のホーキングは、量子力学を適用して、熱力学的にブラックホールを考察すると、非常に長い時間の経過においては、ブラックホールから、光のエネルギーが少しずつ漏れだし、10の50乗年とかいうような、途方もない時間が経過すると、ブラックホールからすべての質量が、エネルギーの形で漏れ出て、ブラックホールは消失するということを提唱しました。これを「ブラックホールの蒸発」と言います。それについては、以下の参考URLの「ブラックホールの蒸発」という質問を参照してください。
 
  なお、ブラックホールからは「何も出ていない」ということで、多くの人が見落としていることがあります。それは、ブラックホールからは、非常に強力な、「重力」が湧き出しているということです。この重力が出ているので、ブラックホールの外の天体などが引き寄せられるのです。その結果、電波などを、その引き寄せられた天体が放出して、ブラックホールの存在が間接的に分かるのですし、また、ごく小さな空間のなかに大きな質量がないと起こらないような天体の運動が観察され(パルサーなどです)、そのごく小さな空間に想定できる質量を入れてみると、ブラックホールがあるとしか、云えないということで、分かります。これも、ブラックホールが、重力を放射しているからです。
 
  空間を歪めるので、レンズ効果があるというのも、ブラックホールから強大な重力が湧き出しているからです。
 
  なお、「重力の湧き出し」とか「重力の放射」というのは奇妙に思えますが、重力場も、光速で湧き出しており、重力に変動があると、「重力の振動波」ができるはずで、これは光速で移動するので観測されるはずだとして、重力波の観測の研究が行われているのです。
  
  >No.174534 質問:ブラックホールの蒸発について
  >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=174534
 
  >No.123641 質問:ブラックホールとは
  >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=123641
  

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=174534,http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=123641

 
  ブラックホールについては、「質問検索」すると、過去に色々なお尋ねの趣旨と同じような質問があったことが分かります。
 
  >なぜブラックホールからはエックス線や電波が発生し、地球まで届くのですか。
 
  ブラックホールからは、次に述べるホーキングの仮説理論を除いて、何も出てきません。X線や電波は、ブラックホールから出てくるのではなく、一見そこから出てきているように見えるだけで、落下途上に色々な物質が出すエネルギーで、落下途上に発生するエネルギーというのは、あくま...続きを読む


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