
「は」と「が」の使い分けについてまとめています。
使いわけは、
・主題提示か主格指定か
・既知情報か未知情報か
この2点に絞るのが妥当であることが論理的に解明できたと思います。
近日、開陳させていただきます。
おかげさまで、やっと検証段階に入りました。
つきましては、下記の
a-1
a-2
a-3
について、もっとよい説明はありませんか?
自信のある方、奮ってご応募?いただけると光栄です。
大いに参考にさせていただきたいと思います。
矛盾点などへのご指摘も歓迎いたしますが、その箇所を具体的に示したうえで、あくまで論理的な指摘と批判をお願いします。
a.
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさん【 が 】いました。
ある日、おじいさん【 は】山へ柴刈りに、おばあさん【 は】川へ洗濯に行きました。
おばあさん【 が】川で洗濯していると、どんぶらこっこどんぶらこと、川上から大きな桃【 が】流れてきました。
おばあさん【 は】その桃を家に持ち帰りました。
桃を食べようと割ったところ、桃の中から元気な男の子【 が 】飛び出しました。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
a-1. むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさん【 が 】いました。
⇒桃太郎の作者としては、冒頭、何らかの客体の存在を示すことで、物語の背景を設定したかった。
存在自体は「~いました」という述部で設定できるが、客体であるその述部の主格は(述部の主格としては)未知であるから「おじいさんとおばあさん [ が ] 」と表現する。
「おじいさんとおばあさん」がどんな態様の人間かということについては《聞いて何を指し示しているか分かる既知情報》であるが、「いました」という述語の主格が誰かということについては未知情報である。
◎「A が B だ」という構文において、[ 述語 B の主格としてのA ] は聞き手にとって未知情報でなければならない。
という規則が適用されている。
「が」によって「おじいさんとおばあさん」を主格として指定することで「おじいさんとおばあさんが」という主格補語を形成し、「いました」という述語を連用修飾する構文にしたわけだ。
「おじいさんとおばあさんがいました」は物語の背景である。
その背景(主述全体の内容)についてフォーカスを当てたいのであり、
ーその背景(主述全体の内容)について、どんなことが起こったのか、何がどうしたのか、何がどうなのかというと、A が B だ。ー
と述べる中立叙述の文になる。
つまり、これは、「おじいさんとおばあさん」について述べる意図ではなく、「いたこと」について述べる意図でもない、という点が重要である。
a-2. ある日、おじいさん【 は 】山へ柴刈りに、おばあさん【 は 】川へ洗濯に行きました。
⇒冒頭、
・むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
という文でそれぞれが存在することを述べているのであるから、次は、「は」による単純な主題提示で、それぞれについて何かを述べようとする構文が自然と言える。
あくまで参考までにだが、早川勝広は「現象文」の中に、現象(できごと)おこしの文(はじめ文)を表す場合は「が」を使うのが普通である。現象(できごと)続けの文(続け文)を表す場合は、「は」を使うのが普通である。
と述べている。
a-3. おばあさん【 が 】川で洗濯していると、どんぶらこっこどんぶらこと、川上から大きな桃【 が 】流れてきました。
⇒ここは、
「洗濯している」その時に☞「流れてきました」
という継起に重点が置かれている場面。
「は」を使い、「おばあさん」や「桃」について何かを言いたいわけではない。
「洗濯している」という述部について、その主格が「おばあさん」であると指定するとともに、「おばあさんが」という主格補語を形成して「洗濯している」という述部を連用修飾する構文にするのが適切である。
主述の密着性に着目するとよい。
「桃」についても同様。
いずれも中立叙述である。
「洗濯している」「流れてきました」に対する主格としてそれぞれが未知情報であるのは言うまでもないが、ここに着目して使い分けるのもよいだろう。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
あれからいろいろ考えてみた。
次の例文を考えた。
1.月にウサギがいた
2.月にウサギはいた
3.ウサギが月にいた
4.ウサギは月にいた
1.は月にウサギがいたという客観的事実を述べている。
3.も1.とほとんど変わらない。
2.はウサギはいたけど他には何もいなかった(見つからなかった)というニュアンスを感じる。
4.は2.と語順をかえただけなのに違うニュアンスになる。
どこかに(例えば火星や木星や土星など)ウサギはいるのだろう。そして探した結果、月で発見された、そいうニュアンスを感じる。
質問文の
あるところにおじいさんとおばあさんはいた
を
おじいさんとおばあさんはあるところにいた
に語順を変えると
前者は「いた事」が強調されているのに対し、後者は「いた場所」が強調されている感じがする。
以上、求めている回答とは違うかもしれないが。
ご回答ありがとうございます。
その節はお世話になりました。
《人の存在が不明な状況の中で、おじいさんとおばあさんが存在していたという事実を表す。》
というご見解に愁眉を開かれたものです。
今回、示された感覚もまことに自然なもので、潜在している無意識を的確に表現していると感じます。
2と4については語順の問題なのでしょうね。
月を優先するか、うさぎを優先するか。
早い者勝ち?(笑)ということかと。
No.7
- 回答日時:
桃太郎にある歌詞
そりゃ進め そりゃ進め
一度に攻めて攻めやぶり
つぶしてしまえ 鬼が島
おもしろい おもしろい
のこらず鬼を攻めふせて
分捕物をえんやらや
万々歳 万々歳
お伴の犬や猿雉子は
勇んで車をえんやらや
これは略奪・侵略・軍歌に見えぬか。
ご回答ありがとうございます。
歌のできたのが1911年ですか。
たしかに見えますな。
大東亜共栄圏確立に向けて着々と準備を進めていた時代で、やがて韓国併合や対中戦争に突入していく。
1914年の尋常小学唱歌「われは海の子」なども、自然の中で健やかに育つ少年の時系列を描きつつ、7番目の歌詞は「われは護らん、海の国」ですからね。
さすがに正面切って侵略を鼓舞するわけにもいかず、何とかオブラートにくるもうと、様々な要素を散りばめている作意がありありと窺えます。
複合的に解釈するのが妥当なのでしょうね。
No.6
- 回答日時:
桃太郎は童話ですが、たとえ話です。
おじいさん・おばあさんとなっていますが、実は桃太郎の両親の事でしょう。
山へ芝刈り・川へ洗濯というのは実はセックス風景を指すと思う。
女性の下半身の部分が山に見えたのではないでしょうか。
下ネタじみて済みませんが、そういう解釈はおかしいですか。
生計を立てるための柴とあそこの毛を譬えて言ったということはないかなあ。考えすぎかな。
桃を割って子供が出てきたという時の桃は
想像ですが、子供を出産したという意味と
思う。
桃は食べる桃ではなく、腿のことで、
子供は腿から生まれると
ある人から聞いた。
だめですよ。
良い子の皆さんはこれを読んで変な想像をしては。
ご回答ありがとうございます。
精神分析的には、そういった解釈が為されることもありますね。
桃は女性のお尻の象徴。
セックス風景も含まれますが、勧善懲悪というか親孝行の奨励でしょう。
たくましく育って、部下を持ち、他を攻めて利益を得、儲けて親に恩返しをしなさい、と。
No.5
- 回答日時:
>>・主題提示か主格指定か
これは機能の問題ですよね。
話者がそんなことを考えて「は」と「が」使い分けている訳がないでしょう!
小学生に聞いてみれば、?????ですよね。
■

No.3
- 回答日時:
>>・既知情報か未知情報か
の誤りについては、
助詞「は」と「が」 : 新情報/旧情報、既知/未知論の誤り
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9928 …
を参照下さい。
■

No.2
- 回答日時:
>>・主題提示か主格指定か
・既知情報か未知情報か
この2点に絞るのが妥当であることが論理的に解明できたと思います。
君な、皆さんから総スカンを喰らいながらどこが、「妥当である」なの?
論理的が聴いて呆れますが?
そもそも、話者が、
・主題提示か主格指定か
・既知情報か未知情報か
を意識なんかしている訳がなかろうが!!
それは、後付けの屁理屈に過ぎんことが判らんのかね!
未知の事柄を語れるのは神以外になかろが!!
君は、いつから神になったのじゃ!!!
ひょっとして、◎◎協会の回し者かね!
冗談は芳子さんにしましょう。
■

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