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先日母の忌明け法要をお寺の本堂を借りて行いました。(喪主は父)

そこで父が和菓子を、祖母(母方=故人の母)は果物の籠盛をお供えものとして持参したのですが、父はお寺に置いていくつもりで、祖母は親族で分けるつもりだったようです。
法要が終わると折りたたみ机に置いてあった供え物を前に出し、机を片付けてお坊さんは一度帰られました。ここで微妙な空気に…。
その場は喪主の父の意見(母方の親族は祖父母のみでしたし)で置いて帰りました。

しかし、本日祖母と会ったときにやはり分けるべきだったと言われてしまいました。祖母の弟が亡くなり、同じように親族で法要をした時には分けて帰ったそうです。

今後の事もあるので父に祖母の話をします。こちらで調べたところ、どちらの意見も間違いでは無いようですが、すぐに納得して貰える可能性は低いです。
どちらも仕切るタイプなのでどちらを立てるか悩んでいます。

ちなみに母の実家は近いのですが、父の実家は他県です。宗派は父と母の実家で違います。地域性なら祖母、宗派なら父なので余計迷います。
お寺さんに聞ければいいのですが、ご住職があまりこだわらない方なのでかえって困っています。

早めに父に話したいのでお願いします。

A 回答 (1件)

坊さんです。

レスが付かないようなので少し書きます。
地方習慣はありますが、宗派での違いというほどのことはありません。
そもそも、御供物(御仏前)は、本堂や仏壇の荘厳の一環として、ご本尊さまにお供えされるものです。
したがって、お下がりとして分けるかどうかは、持参した側ではなく、ご本尊をお預かりしているそこの主によって決められます。
ご自宅の仏壇でならそこの主、寺の本堂でなら住職です。
自宅での仏壇の場合には、長年の慣例で、地域や親族間でどうするかを習慣化してしまっている事が多いので、いちいち主の了解を取らずに勝手に下げて分けてしまうという(ある意味失礼)が常態化してしまっていることも多いですが、本来は、そういうものです。
したがって、寺院の本堂での場合にも住職が下げて、皆さんで分けるように指示があれば分ける事になりますが、そうでない場合にはそのまま寺に納め、法座・寄り合い等のお茶菓子として使われます。
特に注意が必要なのは、寺の場合には、お供物を内陣(僧侶以外寺の家族でも立ち入り不可)に置かれる事が多いです(宗派によって本堂の構造が異なりますが)。その場合には、当然ですが、勝手には下げれませんのでご住職がどうするかで判断するしかありません。

今回のケースで文面からは、
「法要が終わると折りたたみ机に置いてあった供え物を前に出し、机を片付けて」とあり、机の上の供物を皆さんの前に差し出したのか否かが判断の分かれ目でしょう。
合掌
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お供物について詳しく教えていただいて、勉強になりました。「内陣」についても初めて知りました。

父には一昨日話したのですが、祖母の考えも間違いではないというところまでは納得したようなのですが…。こればっかりは身内の問題でもあるので仕方ないと思うことにしました。
ご住職の意思は今考えても判断しづらい(出されたのは内陣の一番端だと思います。)ので、出来れば祖母に上手く話して、次回も迷うようでしたら、お納めしてこようと思います。勝手に下げてしまうよりは失礼にならないと思いますので。次にご本堂をお借りするであろう一周忌までまだありますし、気長にいきます。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/04/14 19:45

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