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- 回答日時:
全盛期の成績を見ると素晴らしい投手なのは間違いないですよね。
あとはその輝かしい成績を持続できなかったことですが、やはり投げすぎなことは言えると思われます。石川さんと違うのは、そもそも速球のスピードが違います。昔の神宮スピードガンでも速球は140後半に達していたことを考えると、今のスピードガンなら150は超えるでしょう。それだけ腕への負担も大きかったはずです。
加えて、マウンドの柔らかさは今と全く違います。近年はメジャー仕様に近づけてマウンドを硬くする傾向がありましたが、阿波野さんの時代はマウンドの硬さもかなりあやふやでした。そのぶん下半身の強さや粘りはもちろん、最後のコントロールは肘にも力を使って投げる必要がありました。その負担も大きかったでしょう。
さらに、現代と違ってスポーツ医学は当然発展途上にありました。ケアの仕方もあやふやな部分が今よりもっともっと多かった時代なので、そこの甘さもあったのは否定できません。
決定的なのは「投げすぎ」問題です。
高校の頃から考えて、とにかく球数を投げることが正義だとされてた時代、特にオーバーハンド気味な投げ方をする阿波野さんのシンカーは肘に負担のかかりやすい投法だったのかもしれません。
単に公式試合での球数以上に、昔はアップでの球数も圧倒的に多かった(今は20球もかけませんが、昔は50球ほど投げてたという投手もいたくらいです)のです。一回の投げるタイミングで30球ほど練習だけで違う球数は、その選手生命に大きな影響があったでしょう。
昔のその「ノリ」でもタフに長く現役生活をやり遂げた選手は確かに存在しますが、それはそれだけその選手が頑丈だっただけで、理にかなった鍛え方をしていたわけではないということが近年では言われています。
様々な要因ありますが、阿波野さんもまた、日本野球の悪癖に飲み込まれてしまったひとりだったのでしょう。私はそう思います。
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