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カントの認識論におけるコペルニクス的転回について教えてください。
「例えば人間が犬を見たときに、犬が犬の形をしているから人がこれは意味だと認識するのではなく、人間の認識が犬の姿形を作り出している」という理解でよろしいでしょうか?
もし正しければ、このことは言葉上の理屈としては理解できるのですが、感覚としては全然しっくり来ないというか想像することができません。哲学に詳しい方教えてください。

質問者からの補足コメント

  • 4行目
    意味→犬

      補足日時:2022/12/07 02:08

A 回答 (4件)

★ (趣旨説明欄)


「例えば人間が犬を見たときに、犬が犬の形をしているから人がこれは犬だと認識するのではなく、人間の認識が犬の姿形を作り出している」

☆ 人間が 世界にあって犬なら犬といった或る対象を見たとき まづ――その対象を犬なら犬だと特定して認識する以前に 世界を《空間》として捉えます。

しかも これは 人間の悟性(知性)にすでにそなわった《空間という認識の形式》が 犬という対象をつつむようにして はたらくものである。

この《空間なる形式》は――たしかにいまこの現象の全体は 経験過程として起こっているのであるが そのときにも―― ア・プリオリにはたらいていると言う。

つまり 経験事象に先立って(先験的に)はたらいている。

ゆえに そのあと犬なら犬だという認識が得られるようになるのは 人間の〔おこなう〕アプリオリな認識行為にもとづくものだと。


▲ (空間概念の形而上学的解) ~~~~~~~~~~~~~~~~
空間は 多くの外的経験から抽象されてできた経験的概念ではない。

或る感覚が私のそとにある何か或るもの(・・・)に関係し得るためには
(☆ 或る感覚を別の或るものによって定義し説明し得るためには)

・・・

空間の表象がそもそもその根底に存しなければならない・・・。
(☆ 空間+時間の四次元の座標のもとに対象を捉えていることが基礎に
なっているはずだ)。

それだから空間表象は 外的現象の種々な関係から 経験によって得られ
たものではあり得ない

むしろかかる外的現象そのものが 〔☆ 主体たる私の側における純粋悟
性を通しての〕空間表象によってのみ初めて可能になるのである。

(I.カント:『純粋理性批判』篠田英雄訳 Ⅰ・第一部門・第一節・2 )
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


▼ (コトバンク:コペルニクス的転回) ~~~~~~~~~~
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%8 …

▽ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 ~~~~~~~~~

われわれの認識は対象に依拠すると考えられていたが,カントはこの考え方を逆転させて,対象の認識はわれわれの主観の構成によって初めて可能になるとし〔た〕。

▽ 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 ~~~~~~~~~~~~~~

カント(1724 - 1804)は、認識の対象である世界は、空間・時間および範疇という感性・悟性の先天的(☆ もしくは先験的)形式にのっとってもともと主観が構成したものである、と主張 [武村泰男]

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☆ ですが おまけです。認識論におけるコペルニクス的転回が成り立っているかどうかについて。カントは(1724 - 1804)です。

▲ (ヰキぺ:モリヌークス問題(Molyneux's Problem)) ~~~
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AA …

§ (はしがき) 哲学問題の一つ・・・で、触角・視覚による認識の違いと経験についての問いである。

§ 医師・学者たち

△ イギリスの医師ウィリアム・チェゼルデン( William Cheselden 1688-1752)〔による〕・・・開眼手術の経過(1728年)・・・

開眼者は13才の先天性白内障の少年だった。

当時の開眼手術は白内障だけで、光が網膜に届くのを邪魔している白濁した水晶体を針で眼球の中(ガラス体)に堕(お)として邪魔ものをなくし眼底まで光を通す、という紀元前から行われている墜下法(couching)だった。

・・・ 少年の手術は成功したが、開眼直後の報告では彼は対象の区別ができず、当然距離も判らず「すべての対象が」「眼にくっついてる」ように感じた。


△ フランスの外科・眼科医ジャック・ダヴィエル(1693-1762)の手術例

彼は22例の開眼症例をまとめ、「手術後、目の前に出された対象に触らず、眼で見ただけでそれとわかった患者はひとりもいなかった」(1762)と報告している。
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犬がニャーニャーと鳴いたり、人間の言葉で哲学を語り始めたり、土の中に潜りミミズを食べ始めたりしたらはたして犬なのでしょうか


そんな事は誰にも解りません、認識などという概念はその程度です。

東京タワーを溶鉱炉で溶かし丸めた物体を見てこれは東京タワーだと確信的に言える人はいません。
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人間は分からない物を見ても何も認識出来ないのです。

見えないとも言えます。これは医学的な常識です。
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犬、という概念が既に、脳内に


あるわけです。

そこで犬を見た。

現実に見た犬と、脳内にある犬を
照合し、同一物だ、と判断して
犬だ、と認識します。

つまり、人は現実の犬をそのまま
認識するのではなく、
脳内で翻訳、解釈した犬を
認識していることになります。
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