こんにちは。法律初心者です。

私は、芦部さんの『憲法 第3版』を今読んでいるのですが(最初の第1章)、いくつか疑問があります。
何度か読んでみましたが、いまいちしっくりこないので・・・。

(1)「日本国憲法は、権利の保障に傾きすぎて、義務が足りない」という意見が、改憲議論の中で述べられてますが、この意見について、どう考えるべきなのでしょうか?

(2)日本国憲法99条は、公務員の憲法尊重擁護義務を規定するが、国民に対しては、憲法尊重擁護義務を課していない。それは何故でしょうか?

この二つです。
定説とかではなくても全然構いませんので、どなたかご教授よろしくお願いします。

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憲法」に関するQ&A: 日本国憲法の問題点?

A 回答 (2件)

(1)


この場合の義務って「国民の義務」でしょ?
そもそも憲法とは権力に縛りをかける法ですから、
もとより「国民の義務」=「国民に縛りをかける規定」ってのが
憲法の規定としては例外的存在ってのが第一の説明になります。

そもそも「義務が足りない」なんていう粗い議論を
改憲議論の中でもされているとは思えないのですが、何か参考文献示せます?
…あるとしてももっと踏み込んで「こういう義務も課すべき」って類だと思いますが…

(2)
国民は憲法制定権力であり、究極的には憲法を変える力もあるからです。
…芦部先生が割と得意にしていた論点なので、絶対に書いてあると思うけど…
概説書だと書いてなかったかな?
「憲法改正」の項も合わせて読んでみるといいかもしれません。

あるいは、やはり芦部先生の書かれた「憲法制定権力」にチャレンジするとか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
まったくの初学者なので解釈不足が多くて申し訳ありません。
ご指摘のとおり、(2)については、「憲法改正」の項も読んでみます。

お礼日時:2005/04/19 01:36

こんにちは



(1)については、お手持ちの芦部憲法に載っていると思います。

僕のは版が古くてページを言えないのですが、1章の「憲法規範の特質」というところです。(4節10ページあたりかな)

そこには、憲法の特質は、自由の基礎法であること、制限規範であること、最高法規であること、の3つが書いてあると思います。

つまり、憲法とは自由を守るための法であり、その自由が国家によって侵されないように国家権力を制限する法なのです。

そうだとすれば、憲法は国民をしばる法ではなく、国家権力を制限する法なのだから、憲法に国民の「義務」を書くのは、憲法の特質からはおかしなことといえます。

憲法を制限規範と考えない人たちが、「もっと義務を書きこむべきだ」と主張しているようです。


(2)については、載っていないかもしれません。少なくとも、補訂版にはありませんでした。

以下は有斐閣「憲法II」第3版からの引用です。

「立憲主義の論理からは国民は憲法を定めて権力担当者に課す立場にあり、その立場で自らが定めた憲法を守るべき義務を負うのは当然であるが、しかし、この義務は、国民により憲法を課された権力担当者が負う義務とは質を異にする。言うなれば、国民の負うのは、権力担当者が憲法を守るよう監視する義務である。」

国民が憲法を守るというのは、権力担当者に守らせるように監視することを意味するわけです。まさに、憲法は制限規範であることと、整合しますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
自分が今まで考えていた「憲法」というものとはまったく別の観点で「憲法」は制定されていたんだなぁと納得できました。本当にありがとうございます。

お礼日時:2005/04/19 01:38

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Q法学の判例集

大学の法学部(通信教育課程)で学ぶことになり、勉強に使う判例集を物色中です。さしあたって必要なのは憲法/民法1(総則)/刑法1(総論)です。書店で立ち読みしましたが、余り種類も無く、なかの解説も編者によって見方がだいぶ違っている事が分かりました。

あまり偏っていない解説の付いた判例集ご存知の方は、書名・出版社名など ご紹介を頂けないでしょうか?できれば本の価格も教えて頂けると有り難いです。

Aベストアンサー

判例百選のたぐいと,判例六法のたぐいとでは,性格が異なりますので,法学部生でしたらできれば両方持っていると良いと思いますよ。
前者は数を絞って,そのぶん解説が詳しいですね。一つの事件について,事件の概要,判決内容の要旨,評釈がついていて,2~4ページぐらいさいてあることが多いです。
後者は,本当に判決文の中のポイントとなるところしか書いてありませんが,そのかわり載せている判例の数ははるかに多いといえます。

で,前者はやはり「判例百選」が定番といえると思います。ここでは,後者についていくつか紹介しましょう。
代表的なものをあげると,大きいほう(値段の高いほう)から,三省堂の「模範六法」(5000円),有斐閣の「判例六法」(3000円),岩波書店の「判例基本六法」(2400円)といったものがあります。
模範六法はかなり分厚いのですが,たまにがんばって持ち歩いている学生もいます。法廷で弁護士が机上においているのをよく見ます。収録している法律の数が多いのが特徴です。
判例六法はほどほどの大きさで,カタカナの法律もひらがな表記に直して,濁点・句読点がついているのが特徴です。初心者にはよいかもしれません。
岩波はもう一回り小さく,持ち運びには便利ですが,判例の数ではやや少なめですね。しかし,各部門別に簡単な説明(ガイダンス)がついているのが特徴です。個人的にはちょっと気に入っています。
このうち模範六法はCD-ROM判と電子ブック版(ともに7600円)が,判例六法は電子ブック版のみ(6000円)出ています。
通信教育でしたらあまり持ち歩きのことは考慮しなくてもよさそうなので,判例六法あたりでしょうか。1年目から模範六法まで必要とすることはあまりないと思います。

もう一つ,加賀山茂・松浦好治編「法情報学」(有斐閣,1999年,3200円)という本があります。自分が弁護士になって,ある民事訴訟を起こすという,架空のストーリーを中心にして,法律情報の入手と活用の方法を学んでいく本です。
特筆すべきは付録のCD-ROMで,なんと「判例MASTER」(というデータベース。新日本法規出版)のダイジェスト版がついています。
これには,99年6月までの判例,10万5490件が収められています。ただし判例は要旨しか表示されません(製品版は全文表示・全文検索が可能)。
しかし全文の所在情報(たとえば「判例時報」の何号の何ページ,のような)は含まれていますので,どうしても必要ならばそれをもとにして図書館で調べればよいでしょう。
なお,これはあくまでも判例集で,法律の条文や,判例に対する評釈などは一切含まれていません。

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今年から大学に通うことになりました。
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今日、本屋に授業で使う六法を買いに行ったのですが予想以上に複数種類あってどれを買えばいいのかわかりません。

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(2)六法と判例集が別々になっている。(出来れば同一出版社から出てる対になったもの。)
(3)主に『知的財産』を学ぶので、それ(民法?)をしっかり押さえてるもの。
この3つを満たしたおすすめの六法+判例集を教えてください。
回答よろしくお願いします。


先生曰く
「なんでもいいから各々『六法』を用意するように。尚、判例集がついてるものでもいいが、
試験の時判例集付きの六法持ち込み禁止となる科目もあるので六法と判例集は別々になってる方が望ましい。」
とのことでした。

Aベストアンサー

大学入学おめでとうございます。

「特許、商標、著作権等のいわゆる『知的財産』を主に学ぶ学部」とのことですが、ずっと知的財産分野のみを勉強なさるんでしょうか?
憲法や民法など法律の基礎を固めた上で知的財産分野の勉強に進むのでしょうか?

先生の発言からすると、後者かな?と思うのですが。

先生の発言から、私が考える質問への回答は
(1)ポケット六法(有斐閣)くらいのサイズの六法で十分だと思います。

(2)判例六法(これが先生の言う判例集付の六法だと思います。)というのがありますが、これを買わないとなると、学部生なら判例100選(有斐閣)を買うのが普通でしょう。
個人的には、判例100選のほうが事案、判決の要旨、解説がしっかりしているので良いと思います。
判例六法は必要最小限の要点がまとまってるだけなので、初学者には使いづらい印象を受けます。

(3)ポケット六法は知的財産分野をカバーしきれているとは思えません。
かといって何でも載ってる六法だと全くコンパクトではなく、質問の趣旨に反するでしょう。
そこで知的財産六法(?正式名称を忘れました)のようなものがあります。
知的財産ゼミの友人が持ってるのを一度見たことがあります。
一度生協か書店で探してみてください。

結論として、ポケット六法、知的財産六法、判例100選の組み合わせが妥当かなと思います。

講義要綱などをよく読んで購入するようにしてください。
初年度に知的財産関係の授業がなく、民法などの基礎の法律ならばポケット六法だけで十分ですし。

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Q憲法尊重擁護義務について

憲法尊重擁護義務を説明する場合、どのようなことを中心にして説明していけばいいでしょうか?

Aベストアンサー

ごく簡単に言えば。
99条で国民を明記していないし、憲法は国家権力を拘束する規範なので国民に尊重義務は無い
とする説と
国民が尊重義務を負うのが当然であって、当然だから敢えて記載しなかったとして、国民にも義務はある
とする説が分かれています。
前者が通説でしょうね。

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よく法律事務所には立派な装丁の判例集が本棚に整然とならんでいますが、あれらはどこの出版社の何というタイトルの判例集なのでしょうか?

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第一法規(株)だと思います。

タイトルは「判例体系」か「基本判例」ではないでしょうか?

参考URL:http://www.daiichihoki.co.jp

Q憲法尊重擁護義務と改憲

憲法99条では尊重擁護義務が国会議員にも課せられています。

ということは、国会議員が改憲を主張することは許されず、したがって改憲の国会発議は事実上できない。と考えてよいのでしょうか。

学説上ではどうなっているのですか。

Aベストアンサー

憲法学者でこのような説を提唱している方は聞いたことがありません。

たとえ国会議員が改憲を主張したとしても、改憲されるまでは現憲法に従えばよいことですので、何ら憲法擁護義務には反しません。つまり、憲法擁護義務とは、現憲法に従うことを意味します。そして、現憲法には改正条項も存在します。

ただし、改憲を主張するとしても、96条の手続きにのっとって改正の主張をしなければなりません。その他の方法(暴力革命など)で憲法を改正することは憲法が予定していませんので、こうした主張は問題になります。

ちなみに、「日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入」することは公務員の欠格自由とされ(国家公務員法38条5号、地方公務員法16条5号)、このような形で法律によって憲法擁護義務が具体化されています。

Q一般向け 判例集

以前 日本弁護士会発行の判例集を読んで、今そんな判例集を読みたいのです。
ここ数日 判例集 のサイトを探しているんですが、どれも司法試験を目指す人向けのサイトであったり、専門的過ぎるんですが、、、

なにか 素人にも読める判例集 ってありませんか?
出来れば、ネットで読めるもの。

特に 事件の概要 や 下された量刑と理由が読めるものを探しているんです。

小説の題材探しなんですが、、というと批判も多いかと思いますが。
あれって、現代の今昔物語みたいで、すごい参考になるんです。

Aベストアンサー

うーん、どうでしょうねぇ。

というのも、判例というのは法解釈学的な興味の対象だからこそ「判例」として残るんで…。法学的に興味がある事件が社会的にも興味の対象になる事件とは限らないわけでして…(勘違い騎士道事件とか、新潟少女監禁事件みたいな事例もありますが、やはりレアでしょうし、これらですら法学的な見方と社会の見方は同一視はできないでしょう)。

特に量刑論というのはどちらかというと刑事政策学の部門で、刑法学とはちょっと違うので(同じ自然現象を対象にしていても物理学と化学が違うのと似ている)、やはり判例として残っているケースは少ないかと思います。

たぶん刑事学や刑事政策学の本を読むと、いろんなケーススタディが書かれているのではないかと思います。これに限らず社会学分野の研究は、今なおインターネットより書物だと思います…。

Q『憲法学I 憲法総論』 芦部信善  について

憲法を学ぶことについては初心者なので、分かりやすい回答をお願いします。

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Aベストアンサー

 制憲権を、国会だけで改正できることにするのは、国民自らの持つ改正に対する考えを反映させる機会をなくすことに他ならず、例えば、議員が選挙の時に言っていたことと異なる行動をとっても、何も手を出せないことになり、これは、すなわち制憲権を国民から国家の1機関に移すことです。
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Q不当な配置転換に関する労働法判例の判例集・解説書を探しています。

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エリアは関東圏(東京、千葉県、神奈川県など)でお願いします。

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大きな書店に行けば、いくらでもありますよ。

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Aベストアンサー

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 たしかに憲法25条1項の文言は抽象的で不明確であることから、これを直接の根拠として生活扶助を求めることは困難です。
 しかし、学説の中には、このような内容の権利であっても「権利」と呼ぶことは可能であり、25条1項の生存権が生活保護法のような施行立法によって具体化されている場合は、憲法と生活保護法とを言ったとして捉え具体的権利として論ずることができるとするものもあります。
 このような立場に立つと、何が最低限度であるかは、特定の時代の特定の社会においては、ある程度客観的に決定できるので、それを下回る行政の基準設定は、違憲・違法となる場合もあると考えることができます。


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