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ホンダジェット成功してますね。あのクラスの機体、以前はエンジンを胴体につけるのが普通でしたが翼の上につけることで騒音振動居住スペース向上と大きなメリットがあるそうです。ふと疑問に思ったのですが、B52のように翼を胴体上部にしてエンジンを翼の下に配置してもいいのではないかと思いましたが、なにか問題があるのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • スペース的には十分入りそうですよね
    でも脚が胴体格納になってデメリットかも

    「ホンダジェット 翼を上につけてエンジンを」の補足画像1
    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2022/12/26 13:39
  • 翼は胴体上部にすると書いていますが・・・

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2022/12/26 13:43

A 回答 (6件)

飛行機の翼形状を見ると上面が膨らんでいて下面はスッキリしている


この形状によって翼の上面の気流の流速を早めることで揚力を生んでいる

この時にエンジンを上面に設置すると、エンジン周囲の空気の流れも翼上面の気流の流れを後押しする効果がある

でも翼の下面にぶら下げるとエンジン周辺の気流は加速されて揚力を相殺する方向に働かないかな?
じゃぁなんでホンダ以外の機体(B52も)はぶら下げているのだ?

これは翼弦長が大きいからエンジン周辺の局所的な相殺は全体から見ると限定的
それよりも巨大なエンジンを上面に設置するために必要な翼の強度を確保すると重量がかさんでしまってトータルでマイナスになる
という感じだと推測する

専門家でもないので推測だけどね

あの小型機だから小さなエンジン=重量も小さい
小さいエンジンと機体・翼という条件での最適レイアウトと
思う
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trajaaさんが回答されてる航空力学的に正解と考えます。



補足として安全性から、滑走路は異物(タイヤのカスや脱落部品)が落ちている、それをエンジンが吸い込む事故の発生が多く有り。
エンジンはできるだけ高いほうがその危険が防げる。
(コンコルドの墜落事故も滑走の異物を拾い燃料タンク破損→炎上→墜落)

さらに地上への騒音も下げる効果があるとか。
飛行中、エンジンの音が翼に遮られ地上への音量がさがるとか。
おまけみたいな利点ですが、運用上はこれもメリットです。

航空機に常識とか普通を良い意味の裏切りの設計です。
出来てし合えばなるほどと思える素晴らしい機体です。

p.s.
trajaaの見識の深さに感銘もしています。
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B52に限らず、ボーイング737やエアバス320などの旅客機はほぼ下に吊り下げています。



これがいちばん揚力の効率がいいし、安いし、メンテナンスもしやすい、つまり「一番経済的で合理的」な形なんです。

でも下にぶら下げるには「エンジンが地面につかない長さが必要」になります。
実際、B737-400などは下部がフラットになったおにぎり型のエンジンナセルになっています。地面からの高さが足りないからです

https://skyart-japan.tokyo/wp/wp-content/uploads …

ホンダジェットはプライベートジェットで、乗員は多くても8名程度、その分機体もコンパクトなので、エンジンを下部にぶら下げることができません。

なので、ホンダジェットのライバルは全部胴体の後ろにエンジンを付けています。

写真は、ホンダジェットとよく比較される セスナ サイテーション
https://air.theworldheritage.com/plane_photo/Ces …

でも、エンジンを胴体につけると振動がでるし、エンジンが近いのでうるさい、なのでホンダジェットは「胴体に直付けしない場所」を研究したのです。

そうしたら、今までの常識を破って「翼の上面のある地点」なら揚力を犠牲にせずにエンジンを取り付けることができると分かり「小さいけど、他の同じクラスよりも静かで、コンパクトだけどキャビンが広い(胴体にエンジンマウントがないので、後ろまで使える)」飛行機ができたのです。

だから、ホンダジェットはバカ売れしています。
この回答への補足あり
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エンジンを下の置くと、車体を高くしないといけないので


乗降の為のタラップが必要になる事。
ホンダはエンジンを上に置けないかを考えたすえ、コンピューターの解析を色々と行って、気流が乱れず、空気抵抗の少ない場所がそこだったようですね。
この回答への補足あり
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#3です。



>翼は胴体上部にすると書いていますが・・・

そうですね。B52は胴体の上に翼がある高翼機でした。

で、なんでホンダジェットがこれにしないのか?というと、というより、旅客機で高翼機がほとんど存在しないのかというと「キャビン(客室)が狭くなるから」です。

もし翼が胴体から外れた間違いなく全員死んじゃうので、翼と胴体の取り付け部分はかなり頑丈にできています。

旅客機の場合、翼を胴体の下で接合する低翼機と、その部分は貨物室なのでキャビンスペースには影響しませんが、高翼機の場合、キャビンの天井部分が低くなってしまって、居住性が悪くなるのです。だから「人を乗せる」という前提の飛行機はほぼ全部低翼機になりました。

写真はC-2輸送機、途中で天井が下がっているのが翼の取り付け面
(旅客機は下に貨物室を作るので、キャビンの床はもっと高い位置にあります)
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2016/03/16/20160316 …

ホンダジェットのような小さな機体では、数センチでも天井が低いのは居住性に大きく影響します。


0:45ぐらいで小柄な女性が乗り込んでいますが、胴体がものすごく小さいことが分かると思います。通路は胴体直径のギリギリまでスペースを取っていて、座席は逆に胴体で幅が一番広いところになるように台の上にのせているわけです。

高翼機だと、天井面がどうしても狭くなってしまうので、居住性に影響がでます。高翼機は小さな旅客機には向いていない構造なんです。
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高翼にしてエンジンを吊り下げるより、構造物が少なく軽量化できるからだそうです。



ついでに、言えば高翼化した場合、水平尾翼は主翼より上方に配置しないと挙動がセンシティブになります。Honda Jetの場合はT翼ですから大丈夫ですけどね。

エンジンをボディに付けないことにより後部の補強も不要で、後部居住性(まぁトランクでしょうけ)をスポイルすることもなくなります。

苦肉の策と工夫が融和したような設計だと思います。まぁ、プロペラ機であれば、スタンダードに高翼にしたと思います。
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