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『城門は脚より昏(く)れて夏の馬うなずきながら今日を閉じゆく』  

これは岩波新書、短歌パラダイス(小林恭二著)に載っている、梅内美華子氏の作です。
私の一番のお気に入りです。

夕暮れの城門に佇む馬のシルエットが、絵葉書のようにイメージ出来て、大好きです。
言葉の魔術、ですね。

この歌を、どの様に鑑賞されたか聞かせてくれませんか。

質問者からの補足コメント

  • 文法的ではなくて、自然現象としてアウトなんでしょうね。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2023/01/27 16:53
  • 「より」は「から」ほど明確ではありませんが、「から」の意味を持たせた表現として、使えるように思いました。

    違和感は感じないのです。

    無知だから知りませんが、もしかしたら過去には「より」を「から」という意味で使われていた事があったのかも知れない、なんて思ってしまいました。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2023/01/28 15:35

A 回答 (2件)

日暮れは上から始まります。


下から(脚から)はありえない。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

成る程。

この事を指摘した、或いは疑問を呈した他の歌人達は、いませんでした。

ただ、この歌の場合、「より」を「から」と云う意味で捉えなくても良いのではないか?とは思いましたが。

文法的にはアウトなんですかね?

お礼日時:2023/01/27 16:49

文法的にも間違いがあります。


「より」は比較の時に使います。
・AよりBの方が高い
・AよりBが明るい
などです。
・AからBの方が高い
・AからBが明るい
とは言いません。
「から」は始点と終点を表します。
・AからBまでは20kmある
・AからBまで行く列車
などです。
・AよりBは20kmある
・AよりBまで行く列車
とは言いません。

この短歌の場合は「脚から段々と暮れていく」とのニュアンスなので、比較である「より」を使うのは文法的に間違いであり、脚が始点の「から」を使うべきと思います。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

成る程。
説明文としては文法の誤りがある、という事ですね?

ただ作者は歌だから、説明文にならないようにする為に“より”を使ったのだろうと思うのです。

また、“昏(く)れて”と云うのは、影の事を云っているように思うのですが、そうだとすると自然現象に逆らってはいないんですよね?

お礼日時:2023/01/28 15:25

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