学校で刑法総論の授業を受けるにあたって、
基本書(教科書)の購入を考えているのですが、
どれがいいのでしょうか?それぞれの評価・インプレッションなど教えてください。

学校での指定(?)は3つあり、それぞれの解題をして頂いたのですが、どれでもいいといわれると迷います。
(1)山口厚 『刑法総論』 (有斐閣)

(2)林 幹人 『刑法総論』 (東大出版会)

(3)山中敬一 『刑法総論1』 (成文堂)
 山中敬一 『刑法総論2』 (成文堂)

が学校で薦められた物です。この3つでさえ違いが分かりにくくて困ります。
先生(教授)は、これはしっかりしててわかりやすく辞書のように使えるが初心者には細かすぎる、薄くて扱いやすいが物足りない。刑法のバイブル前田氏は紹介せんでもどうせ売れるから紹介してません。など説明してくれましたが、いろいろ聞くと余計に迷います・・・。

もちろん、人それぞれの好みでしょうけど、一般的に、初心者が刑法を学ぶ上でどれがバイブルなのでしょうか? ちなみに、将来的にロースクールを目指した法曹コースの授業です。

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A 回答 (3件)

初学者の方ですよね?


刑法には行為無価値論と結果無価値論の対立があるのはご存知ですか??
簡単にいうと、行為無価値論とは「悪い行為をしたから罰しよう」という考え、結果無価値論とは「悪い結果が発生したから罰しよう」という考え方です。
細かいことはこれからの勉強でやっていくので、今は説明の便宜上かなりおおまかに説明しています。

今現在は、結果無価値だけを考える一元論と結果無価値と行為無価値の双方を考える二元論の対立です。

実はこの対立は、刑法の勉強の間口の問題といえます。この対立は、刑法の根本に関わる問題なので、学者によってどちらの立場に立つかが決まっています。
買う本によって、その本の基本的立場=あなたの立場になってしまうということです。

初学者の段階でこんなこと言われても困るでしょうが、実際を知っておくことも重要です。

そして、以下は私見です。
初学者だったら、二元論の立場で書かれている本がいいと思います。私は一元論で刑法を勉強し始めましたがよく分からないというのが印象でした。(もちろん個人差あります。)
それから、二元論で勉強しなおしました。
従来の通説も二元論と言われています。

有名な前田先生や山口厚先生は結果無価値論者です。
山中先生、林先生はどっちか分かりません。

二元論者で有名なのは、大谷實(みのる)先生、ちょっと古めのとこでいくと、団藤先生、大塚先生あたりです。

まぁ、ロースクール目指すならどちらの立場の本もあったほうが便利ですので、有名どころの前田先生、大谷先生のを押さえておくと間違いはないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私はまったくの初学者です。
>>刑法には行為無価値論と結果無価値論の対立が・・・
そういった論があったんですね。でも言われてみれば、話をする人(先生)によってその違いがあります。
今刑法の講義をしてくれている教授は結果無価値論のように思えます。
やはり、前田先生は有名なんですねぇ。
司法試験の勉強者には前田先生の信者がいる。なんて表現もされていましたから。
いろいろ参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/04/17 00:50

#1です。

追記です。

>やはり、前田先生は有名なんですねぇ。
かなり有名ですよ。山口先生も結構有名です。
二元論では、前田先生と並んで大谷先生が有名です。
団藤先生、大塚先生も超有名ですが、両先生の本で勉強してるって人は、少数派でしょうね。

山口厚、林幹人、山中敬一各先生で、一番標準的なのは林先生とのこと。
山中先生は、因果関係論という議論で客観的帰属論という特殊な説を採っていたりするそうだ。
山口先生は、バリバリの一元論者で、通説判例的な二元論とはかなり異なります。

#2の方がおっしゃる事例を参考にしつつ、お採りになる立場を決めて、結局両立場の本をそれぞれ買ってください(笑)
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法曹志望なのでしたら、司法協会から出版されている裁判所書記官研修所監修の『刑法総論講義案』が個人的にはおすすめです。

結局のところ、実際に裁判所がどのような考え方で刑法を解釈適用しているかを知らなければ話にならないので、判例通説を説明することに徹した本として、持っていて損をすることはありません。

それはそれとして、No.1で言われている一元論と二元論のどちらが自分の価値観に合っているかを識別するテストがあります。

「XがAを銃で射殺した。Xは知らなかったが、そのときちょうどAはBを殺そうと銃の引き金に手をかけたところだった。」

一元論ではXは無罪。二元論では殺人で有罪です。Xが全く認識しないまま、偶然に正当防衛になっていても正当化されると割り切れれば一元論でいけるでしょう。そういう考え方にはついていけないのであれば、二元論でいきましょう。
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Q”刑法の入門書”、私に教えて下さい!

私は法律に関しては、全くのしろうとです。
でも、刑法、刑事訴訟法について、勉強したいと思っています。
そこで私に、

★ 知識ゼロでもよくわかる刑法 OR 刑事訴訟法の
  本、もしくは通信講座、是非教えて下さい!


また、永井泰宇さんの小説「39~刑法第39条~」のように、

★小説で刑法の知識が(ちょっとでも)つくようなものが
あれば、それなども教えていただきたいのです。


よろしくお願いいたします。m(_ _)m

Aベストアンサー

伊藤真の刑法入門 講義再現版
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru_reply.php3?q=2985842
伊藤真の刑事訴訟法入門 講義再現版
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とか
3時間でわかる刑法入門(ただし、こちらは絶版の様子)
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とか。

通信教育と言えば、司法試験受験指導校の講座。早稲田司法試験セミナー、東京リーガルマインド(通称LEC)、辰巳法律研究所、伊藤塾というのが4大指導校。刑法については、司法書士試験の科目にもなっていたはずなので、司法試験ではなくて司法書士試験の講座でもいいかもしれません。でも刑事訴訟法は多分司法試験だけです。

刑事訴訟法は確実に単科で取れるはずです。刑法はもしかすると民法、憲法とセットかもしれませんが。どこまで理解するかにもよりますが、(全ての法律の基本的な発想の原点たる)民法を全く知らずに刑法が本当にわかるのですか?とか、憲法を知らずに(応用憲法とも言われる)刑事訴訟法ですか?というところもあるので、民法、憲法もやっておいた方が「本当は」いいとは思います。

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とか
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Q法学検定の有効性について

現在 行政書士を目指していますが、
最近になって法学検定試験の存在とともに、
試験内容やレベルが行政書士試験とかなり似通っていることが分かりました。
そこで、行政書士試験の勉強と兼ねて法学検定試験も受験したいんですが、
この法学検定の3級の資格では、就職などにどのくらい有効なんですか?
もしくは他に役立つことはあるんですかね?
よろしかったら教えて下さい。
お願いします。

Aベストアンサー

 行政書士試験は、法律系国家資格でも難関試験になっています。また、来年度から新試験制度がスタートするので司法書書士などと同じくらい難しい試験になってくると思います。

 行政書士試験と法学検定2級・3級(行政コース)は試験範囲が似ています。特に、憲法・民法・行政法と主要法律科目が重複してくるといえます。また、3級といっても簿記検定の3級とは若干難易度が違ってくるので簿記検定3級=法学検定4級のレベルだと思います。

 私自身、法学部ではありませんが学生だった頃2回行政書士試験を受験しました。また、その他にビジネス実務法務検定や法学検定などを受検しました。
 行政書士試験は、今後何巻資格の仲間入りをする可能性が大なので法学検定で基礎を固めるというのも良いと思います。その他に、就職で役に立つ法律系資格は、宅建です。

 宅建は、不動産以外にも銀行などの融資担当などにも必要になってくるの知識なので、大学を卒業して民間企業などを考えている場合は、宅建の取得をオススメします。公務員を目指すのであれば、公務員試験の勉強を進めてください。公務員試験の勉強は、行政書士試験と似たような部分が多いです。特に、大卒の公務員試験は、経済や法律が専門試験として課せられる場合が多いので、公務員を目指すのであれば公務員試験の勉強をした上で、行政書士にチャレンジして見るのもよいと思います。法学検定2級は、法科大学院(ロースクール)の既習者試験レベルになってきます。難易度は、3級に比べて格段に上がるので2級となるとかなり難しいです(2級=行政書士試験レベル)。

 余談ですが、公務員(行政事務)になれば行政書士資格が無試験で取得できます。また、公認会計士や税理士などの資格取得者も行政書士資格を無試験で取得できます。公認会計士試験に合格したの場合は、公認会計士・税理士・行政書士の3つの資格を得ることができます。税理士の場合は、税理士・行政書士になります。また、公務員でも国税専門官(マルサ)として採用になった場合実務経験などで無試験で税理士資格を取得することもできます。

●法律系資格の活かし方
 (1)民間企業(不動産)ベース
  ・法学検定3級/ビジネス実務法務検定3級
           ↓
  ・宅建主任者(宅地建物取扱主任者)
           ↓
  ・マンション管理士/管理業務主任者
           ↓
  ・不動産鑑定士

 (2)民間企業(金融)ベース
  ・法学検定3級/ビジネス実務法務検定3級
           ↓
  ・宅建(宅地建物取引主任者)
           ↓
  ・社労士(社会保険労務士)/FP(ファイナンシャルプランナー)
           ↓
  ・中小企業診断士など

 (3)公務員系
  ・法学検定3級(行政コース)
           ↓
  ・公務員試験の勉強/行政書士/法学検定2級
    

 行政書士試験は、法律系国家資格でも難関試験になっています。また、来年度から新試験制度がスタートするので司法書書士などと同じくらい難しい試験になってくると思います。

 行政書士試験と法学検定2級・3級(行政コース)は試験範囲が似ています。特に、憲法・民法・行政法と主要法律科目が重複してくるといえます。また、3級といっても簿記検定の3級とは若干難易度が違ってくるので簿記検定3級=法学検定4級のレベルだと思います。

 私自身、法学部ではありませんが学生だった頃2回行政書士試験を受験...続きを読む

Q芦部憲法は難しい?

大学の教授とかいろんな人が芦部憲法は難しいと言っていました。

すでに芦部憲法4版を買ってしまったので、これで憲法を勉強しようと思うのですが、どういう点に注意しながら読めば良いでしょうか?
「難しい」という評価についてですが、具体的にはどういった点が難解だとされているのでしょうか。

アドバイスをお願いいたします。

Aベストアンサー

基本的には、芦部憲法はやさしい部類の本です。
優秀な書籍ですので、全部そのまま暗記しもよいくらいです。

難しいというのは、そのバックにある背景を理解しているかという
ことです。あなたくらいのレベルであれば、まだ気にする必要は
ありません。「なぜか」を考えだすと難しいということです。

Q独学司法書士のテキスト(参考書)選択について

質問いたします。

独学で司法書士試験の合格を目指しているのですが、テキストの選択に悩んでいます。下記の方法で試験合格を目指しておりますので、おすすめのテキストを教えてください。



勉強法)独学 通学または通信による受講は考えておりません
民法のテキスト)なるほど民法全5巻を予定
過去問の選択)LECの過去問を予定

と、ここまでは計画しているのですが「商法」「不登記」「商業登記」等のテキストと「六法」の選択が出来ていません。
私は薄いテキストと厚い過去問で勉強しようと思っています。
多々同じような質問が出ているのに申し訳ありませんが、テキストの選択について
(1)具体的なテキスト名(2)テキストを選ぶ上での注意点
この2点に付きまして、どちらでもいいので教えてください。

よろしくお願いします。

 

Aベストアンサー

20年度筆記合格者です。独学で正解です!がんばってください!!
(1)テキストは「デュープロセスシリーズ」全巻、刑法、憲法、供託書士、民訴執保は山本先生の「オートマチックシリーズ」も購入(ただし刑法以外は全部は読まず)。「直前チェック」も全巻、しかしこれだけを素材に勉強しても力がついた気はしませんでした。「新・会社法千問の道標」はマニアックな参考書として(試験委員の相澤氏も共著)。芦部の「憲法」半分読めば憲法が大好きになる。福永有利「アクチャル民事の訴訟」物語風で流れがわかる。内田貴「民法」シリーズ民法のバックボーンが広がる。自由国民社「口語民法」条文ごとにここまで平易な解説。書式は、ブリッジ理論・実戦。山本先生「商登法登記できない事例の研究」。LEC「ベストセレクト問題集」不登・商登。ほかにLEC「実戦択一カード」サブノート代わり最強!LEC「重要論点チェックカード」、LEC精選択一問題集、wセミ予想問題集。「模範六法」11月発売、判例豊富、ぶった切って使用。
(2)テキストはあくまで副教材です。大量に一気に買い揃えないこと。中心はカコモンの反復+模試や予想問題集での実戦力です。テキストから入らず、カコモンまずある程度解いて、わからない論点についてテキストで理解深める方法です。カコモンwセミなら10冊約1800問あるので、最低3回まわすとして5400問を6ヶ月で消化するペースです。本屋で買わない。時間の無駄。アマゾンで買う。ネットでの書評を参考にする。
小生の勉強法もご参考までに

参考URL:http://oshiete.homes.jp/qa2913802.html

20年度筆記合格者です。独学で正解です!がんばってください!!
(1)テキストは「デュープロセスシリーズ」全巻、刑法、憲法、供託書士、民訴執保は山本先生の「オートマチックシリーズ」も購入(ただし刑法以外は全部は読まず)。「直前チェック」も全巻、しかしこれだけを素材に勉強しても力がついた気はしませんでした。「新・会社法千問の道標」はマニアックな参考書として(試験委員の相澤氏も共著)。芦部の「憲法」半分読めば憲法が大好きになる。福永有利「アクチャル民事の訴訟」物語風で流れがわか...続きを読む

Q法学部のレポートの書き方を教えてください

現在、博多駅事件がテーマのレポートに取り掛かっています。

しかし、私は本格的なレポートを書くことは今回が初めてなのでどのような構成が書けばいいのかが自信がありません。



博多駅事件がテーマの場合、知る権利、報道の自由、取材の自由を広く扱えばよいのか、それとも博多駅のことだけを考察していった方がよろしいでしょうか?

また、こういったレポートを書くに当たってどのような構成がよろしいでしょうか?
例えば、事件概要、判旨、学説、考察のような



枚数は10枚ほどです。

Aベストアンサー

珍しいですね、法学部でレポート書くなんて。明治では書かせられたことがなかったです。まあそれはさておき、基本的に博多駅事件なのでまずは、

事例の要約→各論点毎の(合憲性判定基準に照らし合わせた)判例の解釈と、(LRAやアメリカの通説(明白かつ現在の危険)やその他の様々な違憲審査基準に照らし合わせた)反対説の解釈→結局あなたはどの説を採用した方がより妥当かを力説→結論

と書いていけばいいんじゃないでしょうか?私はLRAが一番書きやすいので、LRAで書きますから、基本的に判例や自説や他説の妥当ではないところをも書いてけなしながら、自説の批判にも受けてたちつつ妥当性を書いて行けば、あっという間に10枚以上になるので、あとはどうコンパクトにするかだと思いますよ。

Q「未必の故意」とはどのようなことをいうのでしょうか?

「未必の故意」とはどのようなことをいうのでしょうか?
できれば、具体的に教えてください。
あと、法律用語辞典なんかが載っているようなURLがありましたら教えてください。

Aベストアンサー

masatoshi-mさんの回答を少々噛み砕きましょう。
>未必の故意について知りたい
 ということですから、刑法上の説明でよいと思います。

 「故意・過失」という言葉を聞いたことがあると思います。「未必の故意」について理解するには、故意と過失について理解する必要があります。
1 故意
  「自分の行為が犯罪にあたることを知りながら、これを容認してその行為に出 る意思」を言います。
  簡単に言えば、「盗もうと思って盗む・殺そうと思って殺す」ことです。悪い ことと判っていて、なおその行為を行うこと(犯罪を犯す意思)ですね。
2 過失
  「注意を欠いたため、(犯罪となる)結果の発生を予見しないこと」を言いま す。平たく言えば「不注意」ですね。 故意との違いは、「自分の行為が犯罪で あることを判っているか」(認識)「犯罪となる行為を行ってもいいと思ってい るか」(認容)という点で、両方ともない場合が本来の過失です。
  「殺そうとは思っていなかったが、殴ったら死んでしまった」(過失致死)と か、「周りをよく確かめないでゴルフクラブを振ったら、近くにいた人に当たっ て怪我をさせてしまった」(過失傷害)という場合がそうです。
  刑法では、故意犯を罰することを原則としていますので、刑法上に「過失犯を 罰する」旨の規定がないと過失犯は罰せられません。過失が罰せられるには
     注意義務違反の有無・予見可能性・因果関係・期待可能性
 などが必要ですが、これは長くなるので割愛します。

3 未必の故意
  殺人を例に取れば、「このナイフで相手を刺せば、相手は死ぬかもしれない。 でも、死ぬなら死んでもいいや。と思って人を刺した場合」などが端的な例で  す。 この場合、「死ぬかもしれない」と人が死ぬ結果になることを予測しなが ら(認識)、「それでもいいや」と思って(認容)人を刺すのですから、相手が 死亡すれば「殺人罪」に問われます。「殺してやろう」と思っていない(積極的 に結果の発生を意欲していない)から、「未必の故意」なわけです。
  1で説明した「故意」があったと認められるわけです。

  「認容」するかしないかが大きな違いで、「死ぬかもしれない」とは思いなが ら、「まさかそんなことになるはずはない」と考え(認容しない)、その行為を 行った場合は「認識ある過失」といって、「過失」とされます。

と、こんなところでどうでしょうか。舌足らずですみません。
 法律用語のURLはわかりません。 私の知識は、もっぱら書籍によります。
  
  

masatoshi-mさんの回答を少々噛み砕きましょう。
>未必の故意について知りたい
 ということですから、刑法上の説明でよいと思います。

 「故意・過失」という言葉を聞いたことがあると思います。「未必の故意」について理解するには、故意と過失について理解する必要があります。
1 故意
  「自分の行為が犯罪にあたることを知りながら、これを容認してその行為に出 る意思」を言います。
  簡単に言えば、「盗もうと思って盗む・殺そうと思って殺す」ことです。悪い ことと判っていて、なおそ...続きを読む

Q拘らず・関わらず??

すみません。以前から気になっていたので正しい答えを教えていただけないでしょうか。

「かかわらず」という言葉の漢字変換なのですが,
例えば

 雨が降ったにも「かかわらず」,彼は傘を差さずにやってきた。

というような文の場合,正しいのは「関わらず」「拘らず」どちらでしょうか。

国語辞典で調べてみたのですが,よく分からなくて(+_+)
すみませんがよろしくお願いします。

Aベストアンサー

「物書き」のひとりです。

まず、重要なことですが、「関・係・拘」のすべてが常用漢字ではありますが、その音訓表に「かか(わる)」がないことです。常用漢字は、「こうしなくてはいけない」といった性格のもではありませんが、一応、すべての文章を書き表す場合の指針ではあります。音訓表に無いものの代表的なもの(よく使われるもの)として「全(すべ)て」「画(えが)く」「〇〇に依(よ)れば/拠(よ)れば」などが思いつきます。

本件の「関・係・拘」に関して言えば、「係」に「かか」の読みが認められているのみです。それも「かかわる」でなく「かかる」です。「人命に係(かか)る問題」「係(かか)り結び」など。前者は、「人命にかかわる問題」のように表記されることもありますが、この場合(常用漢字の基準では)「係わる」でなく「かかわる」です。

結論としては、「それにもかかわらず」などにおける「かかわらず」は仮名書きが無難でしょう。漢字の場合は「拘わらず」が正しいといえます。ただし、パソコンでは「関わらず」と変換されることが多いようですネ。

漢字の場合、「関係」という言葉があるように、「関わる」と「係わる」の用法はほとんど区別がつきません。一般的に言えることは、「関わる」「係わる」は肯定的にも否定的(「関わらない」「係わらない」)にも使いますが、「拘わらず」は、肯定的に用いられる例が少ない、ということです。

ただし、肯定的な「拘わる」が誤りだと言っているのではありません。念のため。

「物書き」のひとりです。

まず、重要なことですが、「関・係・拘」のすべてが常用漢字ではありますが、その音訓表に「かか(わる)」がないことです。常用漢字は、「こうしなくてはいけない」といった性格のもではありませんが、一応、すべての文章を書き表す場合の指針ではあります。音訓表に無いものの代表的なもの(よく使われるもの)として「全(すべ)て」「画(えが)く」「〇〇に依(よ)れば/拠(よ)れば」などが思いつきます。

本件の「関・係・拘」に関して言えば、「係」に「かか」の読みが認められてい...続きを読む

Q「判決」と「決定」の違い

今更聞けないことなんですが…
最高裁「判決」とか最高裁「決定」とかありますよね…。
「判決」と「決定」の違いってなんでしたっけ?

Aベストアンサー

#最高裁とあるので訴訟法用語に限定しておきます。これは「今更聞けない」なんてことはまったくありません。大概の人は区別を知りませんから。下手すれば判決と決定という使い分けの存在にすら気付いていないかもしれません。

まず前提として。
裁判所あるいは裁判官は一定の法律事項について判断をする権限があるわけですが、その権限に基づいて「訴訟上の効果をもたらす行為として行う一定の意思表示」を裁判(*)と呼び、判決、決定、命令と区別します。命令は質問にはありませんがついでに述べておきます。

(*)世間一般に言う裁判は多くの場合、「裁判手続」(訴訟手続)のこと。しかし、法律用語としては、大雑把に言えば、裁判所が下す判断のことです。

この3種類の裁判の区別は、刑事と民事とでは若干違いますが、一般的には次の視点で区別します。

まず、刑事の場合。
1.主体      裁判所(判決、決定)   裁判官(命令)
2.口頭弁論の要否 原則必要(判決)   不要(決定、命令)
3.理由の要否   必要(判決)     上訴できないものは不要(決定、命令)
4.不服申立方法  控訴、上告(判決)  抗告(決定)  準抗告(命令)
ただし、最高裁の場合は4はありません。

次に民事の場合。
1.主体      裁判所(判決、決定)   裁判官(命令)
2.口頭弁論の要否 必要的(判決)      任意的(決定、命令)
3.告知方法    判決書、言渡し(判決)  相当と認める方法(決定、命令)
4.不服申立方法  控訴、上告(判決)    抗告、再抗告(決定、命令)
5.裁判事項    重要事項         付随的事項
(6.判事補による単独裁判の可否 不可(判決)  可(決定、命令))
ただし、最高裁の場合は、4、6はありません。

※6は区別というよりは単なる結果でしかないという気もします。なお、刑事でも全く同じですが分類の基準として挙げることはしません。

というわけで、判決と決定の区別は名義というか主体で決まるわけではありません。判決と決定の主体はいずれも裁判所です。裁判官になるのは命令。でなければ最高裁判「所」決定はあり得ないことになりますから……。

さて、列記しては見ましたがはっきり言えば分かりにくいと思います。
そこで重要な点を踏まえて「大雑把に」書いてみれば、
「口頭弁論を経た上で、法廷での宣告、言渡しにより行わなければならない裁判所の裁判」が判決。
「口頭弁論なしでも行え、法廷での宣告、言渡しも必須でない裁判所の裁判」が決定(もっと端的に言うなら、「裁判所の裁判の内、判決以外のもの」)。
「裁判官が行う裁判」が命令。
というところが「基本中の基本として押さえておくべき点」だと思います。その他の部分は、必要なら憶えればそれで十分かと(条文を見れば書いてあるのですけれど)。

#最高裁とあるので訴訟法用語に限定しておきます。これは「今更聞けない」なんてことはまったくありません。大概の人は区別を知りませんから。下手すれば判決と決定という使い分けの存在にすら気付いていないかもしれません。

まず前提として。
裁判所あるいは裁判官は一定の法律事項について判断をする権限があるわけですが、その権限に基づいて「訴訟上の効果をもたらす行為として行う一定の意思表示」を裁判(*)と呼び、判決、決定、命令と区別します。命令は質問にはありませんがついでに述べておきます。...続きを読む

Q法学部の定期試験問題と勉強方法

私の第一志望は文学部史学科ですが、
落ちた場合を考えて法学部も受験します。
おそらくMARCHレベルの大学になります。
はっきり言って法律には興味がなく、
法学部に入るとしても、就職が有利だからという理由です。
興味が無い分野を勉強するのは苦痛なので、
あとで中退することにならないように、
定期試験がどのような問題形式で、
どのような勉強をすれば良いのか知っておきたいと思います。
定期試験の問題は空所補充・論述・正誤判定・択一など色々考えられますが、
どのような出題形式でしょうか?
また、普段の勉強方法は、条文を暗記するのか、
原理を理解するだけで良いのか、よく分かりません。
どのような勉強をすれば良いでしょうか?

Aベストアンサー

法学部出身です。

法学部の試験の90%以上が「論文式試験」です。で、民法と商法だけが論文式試験のなかでも「事例問題」で、他はだいたい「一行問題」ですよ。まぁ刑法や刑事訴訟法でたまに事例問題が出されることもありますがね。

10%未満が択一式ないし○×式でしたね。うちの大学では一人だけ○×式試験の先生がいただけで、あとは全て論文式試験でしたよ。

条文を暗記することは下記のANo.2の方が言っているようにありません。六法(条文だけしかのっていないもの。判例六法は不可)持ち込み可なケースが大半ですね。

法律学の基本は
「定義・要件・効果・学説・判例・法の趣旨」を覚えるというのが中核になります。

定義は本の中に「○○とは~」という風に書かれているところがだいたい定義と呼ばれています。要件は法律の効果が発生するための条件ですね。複数あることが多いです。こんな感じですね。

基本的に法律学は「法律の条文内にある言葉をどう考えるか?」というのがメインの学問です。

簡単なもので話すと、例えば
民法第三条の一項に『私権の享有は、出生に始まる。』という条文があります。素人目には「生まれれば、そりゃあ人間として色々権利を持つだろう、何を当たり前のことを言っているんだ!」となるはずですが、法律学的には、『出生ってなんだ?』ということになります。

学説では一部露出説・全部露出説・独立呼吸説というのがあります。学説名からもわかるように、「出生」という言葉一つとっても胎児がちょっとでも出たら「出生とする」というのが一部露出説です。

てな感じが法学部で学ぶことです。これで問題になるのが、「お母さんが、お腹の中に赤ちゃんがいる状態でお父さんが死亡した場合の遺産相続」です。これを論点といいます。まぁ、ココから先は興味があれば学んでみてください。

それと法学部は別名「法楽部」と言われます。理由は「授業の出席をとら無い・レポートが無い・卒論が無い・前期試験が無い」からです。試験は「後期試験一発勝負!」ということになります。なもんで、よく後期試験ちょっと前くらいになると、今までやっていた小教室から、急に大教室にかわるなんてこともありますよ。それぐらい、法学部生は大学の講義に(出席をとらないため)来なくなりますね。

法学部出身です。

法学部の試験の90%以上が「論文式試験」です。で、民法と商法だけが論文式試験のなかでも「事例問題」で、他はだいたい「一行問題」ですよ。まぁ刑法や刑事訴訟法でたまに事例問題が出されることもありますがね。

10%未満が択一式ないし○×式でしたね。うちの大学では一人だけ○×式試験の先生がいただけで、あとは全て論文式試験でしたよ。

条文を暗記することは下記のANo.2の方が言っているようにありません。六法(条文だけしかのっていないもの。判例六法は不可)持ち込み可なケ...続きを読む

Q行為無価値論への批判を、「刑法において、主観性を含ませるのは刑法の本質

行為無価値論への批判を、「刑法において、主観性を含ませるのは刑法の本質的意味において不当」とすることは可能でしょうか?

よろしくお願いします。

Aベストアンサー

>主観性を採用している
>→法律濫用の恐れ
>⇒刑罰適用を最小限に食い止めるという刑法の本質的意味からの逸脱

うーん、、、
具体例を交えれば、大学1年レベル(刑法学初学者)なら、まァ、ギリギリってとこでしょうか。
それ以上のレベルとなると、厳しい言い方ですが、これでは全くお話しにならないと思います。

まず最初に確認しなければならないのですが、
結果無価値論(Erfolgsunwert)・行為無価値論(Handlungsunwert)は“構成要件・違法性・有責性”の3分体系(これはご存知ですよね?)のうち、(構成要件論・)違法論に関する議論です(もちろんそれを反映して責任論も変わってきますが)。
簡単に言うと、結果無価値論と行為無価値論という対立をは、「犯罪はなぜ違法なのか」という問をめぐる対立です。極簡略化していうと、結果無価値論はこれに「人の死という結果が法にとり好ましくないからだ」と答え、行為無価値論は「人を殺すという行為が好ましくないからだ」と答えます。

こうした違法論レベルを経て、次に責任論のレベルで「違法だとして、責められるか」という判断をします。

行為無価値論は故意・過失をはじめとする主観的要素を構成要件・違法性レベルで既に考慮しますが、結果無価値論は違法論のレベルでは考慮せず(したがって、原則として客観的要素のみを考慮する)、責任レベルで初めて考慮することになります。

したがって、「刑法に主観を含ませる」という言い方自体が既に不当です。
犯罪が成立するかという最終的判断に至るまでには、結果無価値論だろうが行為無価値論だろうが、主観を考慮します。
ですから、正しくは「刑法的違法判断に主観を含ませる」かどうかの問題だ、ということです。

以上の基本的理解を前提に話を続けます。

現在、行為無価値論と呼ばれているもののほとんどは、厳密には行為無価値・結果無価値二元論です。
つまり、行為無価値性だけを基準に違法判断をするのではなく、行為無価値性をベースに、(少なくとも既遂犯論では)結果無価値論も合わせて必要とされる、ということです。

イデオロギー的な極端な言い方をすれば、
結果無価値論は結果無価値だけで違法性肯定しますが、
行為無価値論は結果無価値だけでは足りず、行為無価値(その中に主観的要素も取込まれている)もなければ違法性は肯定できない、
ということになります。

したがって、実は、行為無価値論の方が「違法」とされる範囲は狭くなるのです。

以上から、
>刑罰適用を最小限に食い止めるという刑法の本質的意味からの逸脱
とは一概には言えないということが分ると思います。

むしろ行為無価値論の問題性とは、違法の範囲が広い・狭いの問題ではなく(むしろ行為無価値論者は「違法の範囲が広すぎる」と結果無価値論を批判します)、違法判断に主観が混じることで、違法判断が恣意的になる点にあります。
主観的要素を加味して違法判断を下すというが、なぜある種の主観的要素が備わるとそれを「違法」と呼べるのか、ということです。
それは「悪い意思が悪い」と、モラリズムを基礎にトートロジーを展開しているに過ぎないのではないか。
もっとはっきりと「結果(=被害)」があるから「悪い」と言った方が司法の暴走を抑止できるのではないか。
これが行為無価値論に向けられる批判です。

以上は分りやすさを重視した説明なので(十分解りにくいですが)、暴論的な部分もあります。
詳しくは学者に聞くのが一番です。

※この質問と関係ないのですが、純客観説の話は、明日以降に本を探して見てみます。

>主観性を採用している
>→法律濫用の恐れ
>⇒刑罰適用を最小限に食い止めるという刑法の本質的意味からの逸脱

うーん、、、
具体例を交えれば、大学1年レベル(刑法学初学者)なら、まァ、ギリギリってとこでしょうか。
それ以上のレベルとなると、厳しい言い方ですが、これでは全くお話しにならないと思います。

まず最初に確認しなければならないのですが、
結果無価値論(Erfolgsunwert)・行為無価値論(Handlungsunwert)は“構成要件・違法性・有責性”の3分体系(これはご存知ですよね?)のうち、(構成要...続きを読む


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