中国の人民元切り上げはドルが売られる要因に挙げられますが、今回のG7で
【アメリカは議長国の会見で中国を名指しして、「もう人民元を切り上げる準備ができている。その時期だ」と指摘し、中国の人民元改革を強く迫っている】
と報道されています。

アメリカは強いドルを目指しているのに、ドルが売られる人民元切り上げを中国に迫る理由を教えてください。

また、実際に人民元切り上げられたとき、ドルは売られると思いますか?ドル安がどの程度すすむのか(例えば1ドル90円とか)、まったくの予想でいいのでご意見をお聞かせください。

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A 回答 (2件)

アメリカの「強いドル」というのは、国際基軸通貨・貿易決済通貨としての政治的・貿易体制的「強さ」であって、交換レート上の強さを必ずしも意味するものではありません。

国際基軸通貨として、特権的地位を保持していれば、財政赤字をいつでも国債発行=外国政府による買い支えでファイナンスできるのです。

米ドルの安定的な国際基軸通貨の位置はユーロの登場によって脅かされつつあります。巨額の貿易赤字もまた、ドルの国際的位置も危うくしかねません。そこで、主な対外貿易赤字相手国である中国の通貨を切り上げさせることで、この赤字を減らそうとしているのです。#1さんのおっしゃるように、米国企業の国際競争力を相対的に強める意図もあります。

人民元が切り上げられると、今後の、人民元の連続した切り上げや変動性への移行が予測されるので、さらにドルが売られていくという展開になると思います。米国の思惑とは別に、アメリカの貿易赤字は構造的な問題であり、容易に修正できる性格ではないからです。昨年末の韓国ウオン、タイバーツ、台湾元、香港ドル、日本円などの急激な上昇は、人民元切り上げを見越した、投機的なアジア通貨買いの動きでした。現在は一段落しています。人民元切り上げは、アジア地域の国際経済に対する地位向上の象徴的できごとですから、再度のアジア通貨買いが起きると予測しています。

日本円は、低金利でもあり、最近では対ドルで最も変動が少ない通貨ですが、ドルの対アジア通貨での下落に伴って再び上昇することが予測されます。1ドル100円というのが当面の目安だと思います。再びアメリカの構造問題を市場が問題にし、アジア政府による米国債売りが始まりだした場合は、もっと深刻で1ドル50円になってもおかしくはないと考えています。IMFや連銀のグリーンスパンが双子の赤字とドル下落リスクを深刻な問題だと提起しているのはそのような背景があるからです。

20世紀末に続いた南米・アジア・ロシアの通貨危機は米ドル本体の崩壊に至ると考える学者も少なくありません。これらの通貨危機で主役を演じたヘッジファンドも、強力なドル売りを準備しているという話もあります。

今のところドルの崩壊=国際経済の崩壊ですから、協調介入によってドル崩壊は食い止められるとは思いますが、将来はわかりません。ですから、一国通貨とくにドルに対する集中投資は大変なリスクをかかえているという認識を持った上で外貨預金なりドル建て年金を検討していただきたいと考えています。
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この回答へのお礼

分かりやすく解説してくださってありがとうございました。

今回、アメリカが人民元の切り上げを強く要求しましたが、
人民元の切り上げによってアメリカの貿易赤字削減→ドル高
になる可能性はないのかな?と思ったりしました。

大変詳しく解説してくださってありがとうございました。

お礼日時:2005/04/18 08:50

アメリカが中国の人民元の切り上げを求めてる最大の理由は、国際収支・貿易赤字だと思います。


人民元がきり上がれば中国がら輸入している製品の価格が上がり輸入がへりアメリカ国内の製品の価格競争力が高まります。
確かに、人民元がきりあがるとドルが売られやすくはなりますが、正確に言うと「ドル安になる」ではなく「人民元高」になるといえると思います。
したがって、人民元がきりあがっても円ドル相場はそれほど大きくは変わらないと思います。
ただ短期的にはある程度の円ドル相場のゆれはあると思います。
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この回答へのお礼

分かりやすく解説してくださってありがとうございます。

マーケットレポートとかにもこのへんのことは書かれていなかったのでスッキリしました。

お礼日時:2005/04/18 08:37

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