裁判資料で「原審」という言葉をよく見かけるのですが、この定義は
「控訴・上告・再審などを提起した際に、その提起の直接の事由となった裁判所での審理」ということでよろしいんでしょうか?
どなたか教えてくださいませ。
よろしくお願いいたします。

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A 回答 (1件)

 原審とは、上訴した当事者が、その取消、変更を求める対象とした裁判(判決、決定、命令)をした裁判所の事を指します。


 例えば、原告が被告に対して100万円の損害賠償請求をしたところ、第一審の東京地方裁判所は、原告の請求を棄却する旨の判決をしたので、原告が東京高等裁判所に控訴した場合、原審は第一審である東京地方裁判所になります。
 つぎに東京高等裁判所が、第一審判決を支持し、控訴人(原告)の控訴を棄却したので、控訴人(原告)がさらに最高裁判所に上告(上告受理の申立)をしたとします。
 その場合、原審は、第一審である地方裁判所ではなく、控訴審である東京高等裁判所になります。上告人がその変更、取消を求める裁判は、控訴審である高等裁判所の判決だからです。つまり、控訴審が控訴を認容して、第一審判決を取消し、被控訴人(被告)に対して金100万円を支払いを命じる判決をしてもらいたかったのに、控訴審は、控訴を棄却する判決をしたのですから、その控訴棄却の判決の破棄を求めて、上告したからです。
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この回答へのお礼

大変詳しいご回答を早々にいただきありがとうございました。よくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/24 22:44

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Q「最高裁から高等裁へ差し戻し」とは

高知・落雷失明損賠訴訟のニュースで、「最高裁が高等裁へ差し戻し」といっていましたが、よくわからないので教えてください。
1「差し戻し」とはもう一度、下級裁判所で審議(言葉遣いは正しいですか)するよう に言うことですか。
2、もしそうなら、どうして最高裁でこの件で判決を下さないで高等裁にその裁判をもどすのですか。
3ニュースに「最高裁に上告受理」ともあったのですが、これは最高裁が、原告が高等裁の判決に納得できないという不服は正当だと認めたということですか。

基礎的なことで申し訳ありませんがわかりやすく教えてください。よろしくお願いします。

Aベストアンサー

基本的なことから述べますと、最高裁は「法律審」としての役割を重点的に果たすように制度設計されており、原則として事実関係の調査は下級裁判所(三審制の下では1審・2審)の役割となります。
最高裁は、法律の解釈の誤りを正したり、法律解釈を統一したりするのが本来の任務ということですね。
これを踏まえて、以下お答えです。

1.
「差戻し」判決の効果として、高等裁判所がふたたび審理し、判決することになります。
この際、高等裁判所は、最高裁の破棄理由に拘束され、本件で言えば「予見可能性があった」という前提で審判しなければなりません。

2.
上記のとおり最高裁は、法律解釈を任務としますので、原則として新たな事実の取調べはしません(その例外性ゆえに、有名な事件では、最高裁で事実関係調査のための口頭弁論の実施決定それ自体がニュースになることがあります)。
本件では、高裁までの判決はそもそも損害賠償請求権が発生しないという前提で話を進めているため、損害賠償額を決定するのに更に事実を調べなければならないはずですから、もう一度高裁で審理をやり直すのです。
なお、法律解釈の変更だけで原審とは逆の結論を導ける場合や、訴訟の場に十分な事実が上がっている場合には、原判決を破棄して逆転判決をすることができます(自判)。
本件では、結論を出すには、事実の取り調べがまだ不十分だということですね。

3.
上告受理は、上告事件が多すぎて忙しすぎる最高裁の負担を軽減するために、平成8年の法改正(平成10年から施行)で、民事訴訟について取り入れられた制度です。
それまでは、上告理由を主張する限り(結果としては「(ちゃんとした)上告理由がない」という理由で却下されることになっても)何でも上告できていたのです。
しかし、法改正後は、憲法違反の主張等の例外を除き、「法定された上告理由がちゃんとあるかどうか」を確かめるために、最高裁の審理を始める前に上告を受理するべきかどうかを吟味する手続きが挟まれることになりました。
民事訴訟については、3審制から2.5審制くらいになった、と理解して下さい。
phantomoperaさんがお聞きになったのは、「原告が上告受理の申立てをした」あるいは「最高裁が、高裁判決に対する不服申立てにちゃんとした理由があることを認めて、不服申立て(=上告)を受理することを決定した」という内容のニュースだと思います。

基本的なことから述べますと、最高裁は「法律審」としての役割を重点的に果たすように制度設計されており、原則として事実関係の調査は下級裁判所(三審制の下では1審・2審)の役割となります。
最高裁は、法律の解釈の誤りを正したり、法律解釈を統一したりするのが本来の任務ということですね。
これを踏まえて、以下お答えです。

1.
「差戻し」判決の効果として、高等裁判所がふたたび審理し、判決することになります。
この際、高等裁判所は、最高裁の破棄理由に拘束され、本件で言えば「予見可能...続きを読む

Q上告人とは??

上告人とは何でしょうか?意味を教えて下さい(>_<)

Aベストアンサー

最終審判の場(最高裁判所など)に訴えた人です。
ちなみに、被上告人は訴えられた人です。


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