このサイトでもたくさんの方が本の出版についてご質問されていますね。ほとんどはエッセイや小説や詩など活字メインの本のようです。
実用書というのかどうかもよくわからないのですが、例えば「栗本はるみの幸せになるレシピ」とか「クライ・ムキのソーイング」とか「趣味の園芸」のように、写真やイラストの多い料理本や洋裁本のことです。
小説などはたいてい自費出版や企画出版、共同出版など(違いがよくわかっていないのですが)のご回答が多いようなのですが、こういったジャンルについても同じと考えて良いのでしょうか。
どこかで企画書の持ち込みという方法を見たのですが、実用書の場合も有効ですか?
またこの企画書についても、具体的にどういったポイントが必要なのか教えてください。
よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
実用書を主に出しているライターです。
実用書の出版も、基本的には同じです。著者が企画をたてて出版社に持ち込む場合もあれば、出版社が企画を立てて、専門家やライターに依頼する場合もあります。
自費出版や共同出版に実用書が少ないのは、自分でお金を払ってでも本を出したいというのは、自己表現したい人が多いからでしょうね。
実用書というのは、別に写真やイラストが多用されているとは限りません。自己表現でなく、役に立つ情報をまとめたものが実用書です。例えば冠婚葬祭の手順を示したものとか、家計節約方法をまとめたもの、正しいダイエット法など、写真やイラストがそれほど使っていなくても、みんな実用書です。
でも、naridon2002さんが出したい本は、写真やイラストを多用したものなんでしょうか。
写真やイラストを多用するという点で問題になるのが、制作費用がかさむということです。カラーページはモノクロよりも印刷費用がかかるし、写真をきれいに見せるために上質紙を使えば、それもコストがかかります。写真やイラストを外注するのも、写真やイラストが多い紙面をレイアウトするのも、制作費が上がります。
というわけで、写真やイラストが多用されている本は、定価を高く設定して、なおかつそれなりの部数が出ないと黒字になりません。でも、文字だけの本は読みにくそうでまた売れなかったりするので、最近の実用書は、イラストなり図表なりをできるだけ入れようとする傾向があります。制作コストと予想される売れ行きのバランスをとって、どう売れる本を作るかで、編集者や著者は頭を悩ませています。
企画を持ち込む際には、その点を考えて、「この本は売れるんだ」ということを強くアピールすることをお勧めします。
例えば、「ほかにない」ものであっても、誰も興味を持たない内容であれば、売れませんよね。多くの人が興味を持ってくれて、でも、似たような本はまだ少ないか、ほかの本に勝てる内容にできるかが鍵となります。
企画の立て方等については、一般のビジネスとあまり変わらないので、多数出ているビジネス書を参考にされるといいかと思います。こういうビジネス書も実用書です。
それから、今回がはじめての出版なのであれば、自分はその企画通りの本を書く力があるのだと証明して見せることも大切です。いちばんいいのは、見本原稿をある程度の量、用意することでしょう。それから、ぜひともその本を出したいという情熱を見せること。
実用書というと、著者の個性をあまり出さないので、一部に一段下に見る傾向があるのですが、本当に役立つ情報を書籍一冊分集めて、わかりやすく記載するというのは、かなり大変な作業です。ベテランの編集者なら、新人から持ち込みがあれば、企画の面白さとは別に、「この人は本当にこの本を書けるだろうか」と、まず疑いの目で見るのが普通です。
がんばって取り組んでください。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
私の質問のしかたがアバウトだったのですが、私が出したいと思っているのは手芸や洋裁の分野の本です。
作品の写真をできあがり見本として載せ、その作り方やポイントや縫製の手順などをイラストで説明していく、というものです。よく本屋さんで見かける「○○の作り方」そのものです。なので写真やイラストはどうしても多用になってくると思います。というか、それなくしては成り立たないかも・・・。
もともと趣味で始めたのですが、手本や参考になるような本が驚くほど少なく、いろいろな資料を集めて独学で作品を作っているような状態です。
同じように不便な思いをしている人や、これから始めようと考えている人などの実用書として需要は必ずあるはずだと思っています。
出版してほしい会社も決めているので(手芸洋裁専門の出版社で同じ系列の実用書も発行している)、自費出版よりはほとんど企画の持込になると思います。
genmai59さんにご回答いただいたように企画書についてはビジネス書などでこれから勉強します。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
詳しいことはわからないのですが、私の友人が「企画のたまご屋さん」という会社に実用書の企画書を持ち込んだことがあります。
結局、本にはならなかったようですが。
ご参考までに。
http://www.tensaikojo.com/tamago/
参考URL:http://www.tensaikojo.com/tamago/
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