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外断熱・基礎断熱で4年程前に新築しましたが、
このGW前にシロアリが発生しました。
すぐにハウスメーカーを呼び見てもらいましたが、
基礎断熱のポリスチレンフォームとコンクリートの間に蟻道が見つかりました。構造体はヒバ材なのですが、そこにも一部蟻道があるようです。
被害にあったのは今のところ和室の合板の部分ですが、他にもあるか今後調査することにしています。
そこで、質問なのですが私の様に基礎断熱で新築され、シロアリ被害を受けた方で基礎断熱をやめた方は
いらっしゃいますでしょうか?
その場合どのようにされたか教えていただけると幸いです。ハウスメーカーもこういったシロアリ被害の経験がなく、とまどっている様子です。
また、基礎断熱に戻すとなると同じように被害にあう
確立が高いと思います。
ただ、通常の通気穴のある基礎にした場合、今まで
ポリスチレンフォームが張ってあった外側の部分は
コンクリートで埋めればよいのかどうか・・
どうにも素人の私にはわかりません。
基礎断熱でシロアリ被害があることは承知していましたが、床下換気、床下に除湿機の設置など万全をつくしていたつもりです。こんなことになってホントにショックです。まだ、ローンが30年も残っているのに・・
どなたか、よいアドバイスお待ちしております。

A 回答 (4件)

まずご質問の場合外断熱工法とのことですから基礎断熱も外基礎断熱(基礎の外側に断熱材を施工)であると思います。

これはシロアリ被害にあいやすいため、現在では公庫の基準でもシロアリ活動地域では避けるようにするなどの警告がなされています。

>基礎断熱に戻すとなると同じように被害にあう確立が高いと思います。
全くその通りです。

>ポリスチレンフォームが張ってあった外側の部分はコンクリートで埋めればよいのかどうか
駄目です。その部分は打ち継ぎが出来ますので、やはり蟻道になります。
基礎立ち上がりをむき出しにして、モルタルやコンクリで覆わないのが大前提です。
つまり、断熱材表面を覆っているモルタルごと除去してむき出しの状態にするのが最良の選択です。

>床下換気、床下に除湿機の設置など万全をつくしていたつもりです。
これはシロアリ対策としては全く意味をなしません。実は。
土台などの木材の腐食防止には有効です。

まず基礎は布基礎なのかベタ基礎なのかどちらでしょうか。
一見ベタ基礎に見えても布基礎+防湿コンクリという場合があるので、きちんとどちらであるか確認が必要です。
それにより対処方法が変わります。

トータルの知識としてはまず神谷忠弘氏(シロアリ駆除業者である岡崎シロアリ技研代表にしてシロアリ研究家でもあります)の「床下が危ない」をご覧になるとよいでしょう。

で、もし基礎がベタ基礎である場合には、外基礎断熱を内基礎断熱に変更する対策も考えられます。つまり基礎の内側に断熱材を施工します。
但し、ベース部分に配管の穴を開けている場合にはそこが侵入口になる可能性があるので、定期的な監視が必要です。またベース部分と立ち上がりのつなぎ目は地表より外に出しましょう。
この打ち継ぎ部分も弱いのでシロアリが侵入する場合があります。
シロアリは強度が弱い部分であればコンクリートでも穴を開けて侵入しますのでね。
その他立ち上がり部分に穴があればそれらも侵入の可能性があるので、全部地表に出しましょう。

地表の上に出ている場合にはシロアリは地上にでての活動は避けますし(シロアリは弱い虫なので他の蟻、その他昆虫や鳥などの餌となるため)、万一蟻道を作り侵入しようとしても目視できますので早期発見できます。
あと気をつけるのは玄関土間です。こちらも非常に被害が多いので、気をつけて下さい。

シロアリは地中を進んで垂直構造を見つけるとそれにそって上昇する性質があります。しかしその先が地上だとそれ以上は簡単には上がりません。しかし隠れて上昇できる部分があるとそこを上がります。
断熱材とかモルタルとコンクリートの打ち継ぎ部分のわずかな隙間や弱い部分、これらが上昇の侵入口になります。この部分を進めば天敵の心配がないからです。

もし基礎が布基礎の場合にはくい止めるのは困難なので(防湿コンクリをうっても打ち継ぎ部分があるから侵入を阻止できない)、基礎断熱を諦めて床下断熱として、床下は定期点検するしかないです。

駆除については加害しているシロアリがたちの悪いイエシロアリなのか、対処の容易なヤマトシロアリなのかによって違いがあるので、先にご紹介した本をよく読んで下さい。
参考URLにその業者のサイトを示しておきます。

参考URL:http://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/
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この回答へのお礼

Attorneyさん回答ありがとうございました。
うちの基礎は布基礎+防湿コンクリートという構造で、
防湿コンクリートの下側(基礎の下側に)ポリスチレンフォームが前面に敷いてあります。
また、シロアリの種類はヤマトシロアリだそうです。とりあえず、タケロックという薬剤を散布し防蟻、そして穿孔処理をしました。本日から外壁腰から下を剥がし和室以外のほかの箇所に食害があるかどうかを確認するそうです。
その「床下が危ない」は本日注文してみます。
和室が畳の下の合板がやられていてかなりショックでした。ただ、土台はヒバ材を使っているので見た目は問題なさそうなのですが、叩いた感じでは、音もスカスカの音はしなかったのですが、中がどうなのかは取り外しでもしないとわからないですよね?家の強度に関係する部分の見えない食害が心配で夜もぐっすり眠れない状態です。
なんとか、食害が少なくてすみ、万全の対策をしたいと思っています。回答大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/09 07:01

>冬場など基礎コンクリが熱梁となり、土台のアンカーなどが結露し土台が腐ることは考えられないでしょうか?



地域は北海道・東北などの寒冷地ですか?
寒冷地だとしても、そういうことが起きるのであればそもそも寒冷地の床断熱の家は全滅する、あるいはそういう不具合が多発するという話しになりますよね?これは事実に反するのだから考え過ぎと思ってよいでしょう。
そもそも木に囲まれた金属部分が結露するというのは普通おきませんよ。結露の為には外気温以上の温度でかつ多湿の空気に触れなければなりません。全体が室外の環境なのにそういう空気は存在しませんよね。それにコンクリートは地面下からの熱ももらうことになるので、そんなに極端に冷たくなるわけではありません。(地面下は暖かいです)
最低凍結深度以下まで基礎コンクリートは打ってあるはずですからね。

ただ気になるのは床下換気です。初め基礎断熱というつもりで作りましたので、床下換気がなされない状況ですから、夏場(冬場ではない)に湿度が上がってきてもそれを換気により排出する仕組みがありません。ですから基礎断熱をやめる場合には床下換気をどうするかをよく考えねばなりません。
基本的に後から基礎コンクリートに穴を多数開けて換気するという訳にも行きませんからね。(基礎コンクリートの強度が弱くなるので)

>防蟻処理した断熱材+ターミメッシュ+ベイト法によるシロアリコロニーの破壊

まあ、、、、それだけ出来て実際にやれば十分な効果はあるでしょう。

まず防蟻処理断熱材の効力がどの程度の期間続くのかはよくわかりません。
更に言うと先に紹介した著者によると薬剤有効期間であっても、「集団としてのシロアリ」はたとえ薬剤で殺されようと、その屍を乗り越えて集団で侵入するため、侵入できないということはないそうです。効果はもちろんあるのですが「絶対」ということはないということでしょう。

あとターミメッシュはご質問のケースでは難しいのではと思います。これを適切に施工するには初めの建築時から考えねば後からの完璧な施工はかなり困難であろうと思われます。
それにこれは何処でも施工できる物ではないはずです。(施工業者はオーストラリアにあるメーカーの認定が必要)
断熱材をターミメッシュで覆っても、今度はそれと基礎コンクリの隙間が侵入口になるだけです。
地面と基礎との間に全体に施工できればよいですが、これは無理ですからね。シロアリはわずかな隙間から侵入するので現実的には後からは難しいと思われます。

シロアリシャッターの使用も考えられるのですが(これは著者も基礎断熱時の対策として取り上げています)、これも新築の時でなければ対策できませんし。
(メーカーはhttp://www.d-m-b.co.jp/index2.html)

そもそも基礎断熱の場合にはヤマトシロアリは温度に敏感で温度の高いところに集まることがわかっているので、初めから不利ですから通常よりもしっかりした対策が求められます。

ベイト法は非常に強力ですが、ただ著者はヤマトシロアリに対してまでこの方法を採用するのはやりすぎではと異を唱えてはいます。
とはいえ、これが一番有効な対策であることは確かですが。。。。

なので防蟻処理断熱材+ベイトシステムは有効であることは確かでしょうね。コスト的にも床断熱に全部変えるよりは安く済むということは考えられます。
ベイトでも、シロアリを誘引するボックスを家の周囲に埋め込んで活動状況を監視して、必要なときにそのボックスに薬剤を使用してコロニーを死滅させるというやり方もあります。

あと、今回は断熱材から上がってくる典型例ですが、玄関土間あたりも心配です。最近はこちらの被害が増えているようですからね。なんと言っても基礎断熱を採用する以上は地面温度が高くなりがちで、それゆえヤマトシロアリが集まりやすいことをよく考えなければなりません。
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布基礎+防湿コンクリであれば、防湿コンクリの下の断熱材はそのままでもよいけど、立ち上がり部分の断熱材は撤去した方がよいでしょうね。

公庫の基準でも、シロアリ活動地域で布基礎基礎断熱をする場合には、対策として布基礎と一体でうつベースコンクリが必要(鉄筋もつながっている)ということですから(基準仕様書に書かれています)、ご質問の場合はこのような形はもはやとることは出来ませんので。

基本的には基礎断熱をやめて断熱ラインは床断熱に変更すべきのようですね。

ただご質問を見ると一応床下空間に潜り込むことは出来るようですから今後対策はとれるでしょう。
(SCやOMなどでは床下空間をなくしてしまってそれが出来ずに大問題になったケースがありますが)

>中がどうなのかは取り外しでもしないとわからないですよね?
そうですね。ただ基礎立ち上がりに断熱材という通りやすい部分があり、土台の木がヒバであればわざわざ食害しにくいヒバを食い荒らした可能性は低いです。それよりもっと食害しやすい木材を選ぶでしょう。
ヒバであれば食害されないと言うことはありませんが、複数の選択肢があればヒバよりも美味しい他の木材を選択します。わざわざ美味しくない物を食害はしません。

あとはシロアリの種類ですね。ヤマトシロアリであればよいのですが、イエシロアリであれば専門業者に地下にある巣、コロニー全体を全滅させなければなりません。
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この回答へのお礼

的確なご意見ありがとうございます。
シロアリはヤマトシロアリでした。部分的被害であればよいのですが、目下調査中です。土台が食い荒らされていないようでひとまずホッとしました。また、本日床下が危ないも購入しましたので、じっくりと読んでみます。

さて、そこでもうひとつ質問なのですが、
基礎断熱を止めた場合に、冬場など基礎コンクリが熱梁となり、土台のアンカーなどが結露し土台が腐ることは考えられないでしょうか?
気持ち的には被害にあった以上基礎断熱は諦めたいのですが、土台が腐るのでは同じかな・・とも思います。
そこで、防蟻処理した断熱材+ターミメッシュ+ベイト法によるシロアリコロニーの破壊等もまだ選択肢としては、残していますが、このあたりはどうお考えでしょうか?とても、的確なご指摘をいただけるので、ぜひご意見をお伺いさせていただければと思います。

宜しくお願いします。

お礼日時:2005/05/09 12:46

私も家を建てるに当たっていろいろ調べました。


私の調査では「外断熱・基礎断熱は極めてシロアリ被害に合いやすい」と言う結論です。
(シロアリ対策のプロからのレポート)

※「良い家が欲しい」とかの建築業者ガラミの本を真に受けると恐ろしい事になります。

外断熱の最大の短所と言えると思います。

シロアリの良いプロの処方を受けるしかないです。
(業者はさまざまです、良い業者を探してください。
大手だからとは関係無いです)
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この回答へのお礼

kan3さま回答ありがとうございます。
ホームページでシロアリ被害がらみのサイトを見てみますと、SC工法などでもいろいろと裁判になっているところもあったり、ああいうのを見るにつけ極めて不安になるとともに、自分が少しばかりの快適性を追求するあまり、
半ば実験的な外断熱という工法を選択してしまったことを
後悔しています。やはり、何十年も経過した家がまだないという現状でとびついてはいけないのですね。
車もそうですが、初期型ではトラブルが多いとききます。
ただ、家は買い替えができないものです。自慢の家が一瞬にして、後悔の家に変わってしまいました。
これから先の30年のローンが途方もなく遠いものに感じます。

お礼日時:2005/05/09 07:07

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