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急性骨髄性白血病について
発病についての本人の過失
自己管理意識の低さ、過労などは
どれくらいあるのでしょうか。

発病した人は、その事前に働きすぎ、
残業、寝不足、過労、運動のしすぎ
などの共通した特徴があるように
思います。このような過失の割合は
どれくらいでしょうか。

また白血病は他の固形癌と比べて
かなり異質な印象がします。
抗がん剤がもっとも効きやすいと
聞いたこともあります。
肺がん、すい臓がん、喉頭がんなどの
固形物と比べてどのような違いがありますか。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「自己管理意識の低さ」とは、喫煙・不規則な生活・不潔な生活などを指すのでしょうか? 「不規則な生活」のなかに、過労(「発病した人は、その事前に働きすぎ、残業、寝不足、過労、運動のしすぎ」)が入らないこともありませんが、「本人の過失」というのは少し奇異な感じがします。




発病における原因(=病因)となりうるものとして、たとえば

1 喫煙-肺癌・喉頭癌
2 性行為感染症(ヒトパピローマウイルス感染)-子宮頚部癌
3 日光暴露-皮膚癌
4 アスベスト-悪性中皮腫
5 刺激物の経口摂取-口腔・咽頭・食道の癌
6 ウイルス性肝炎(主としてC型)-肝癌
7 発癌性化学物質の摂取および放射線暴露-あらゆる悪性腫瘍

などを挙げることができますが、急性骨髄性白血病に関しては、上記7のような特殊な例を除いて、急性骨髄性白血病に限定された病因として指摘されているものは私は知りません。

たしかに、過労により免疫系の働きが悪くなり、異常を生じた細胞(悪性腫瘍の芽)を早期の段階で除去することができない、というシナリオはありうるかもしれませんが、疫学的、あるいは細胞生物学的に実証するのは困難と思われます。

過労では白血病にならないことを証明するのは不可能ですが、過労で白血病になることの証明もまた困難です。


「また白血病は他の固形癌と比べてかなり異質な印象がします。」

用語の使い方の問題ですが、白血病は癌ではありません。
悪性新生物(悪性腫瘍)の中で、発生母地が上皮であるものを原則として癌と呼びます(例外あり)。造血組織の悪性新生物のひとつに白血病があります。ただ、一般社会においては、癌=悪性腫瘍、のような表現が慣用されているようです。

端的に言って、別のものですから異質な印象を持たれて当然です。白血病は原発巣としての腫瘤を形成しないので、外科的に切除できません。

「抗がん剤がもっとも効きやすい」

「抗がん剤」は「抗腫瘍剤」の方が正確です。急性骨髄性白血病には多くの種類があり、抗腫瘍剤が奏効するものもあり、ほとんど無効のものもあります。

また、癌の中にも抗腫瘍剤がよく効くものもあります。同じ土俵にのせて比較することは困難ですが、「もっとも効きやすい」と言ったら誤りになります。

肺癌、膵癌、喉頭癌などの比較をお望みのようですが、単純に組織学的に分類しても各々の癌に、いくつもの種類があり、個々の症例では、発生部位、進行の度合いなどによっても、症状、治療、治療法の選択において、千差万別です。ご質問をまともに取ると、現時点の医学的知見でも書籍数百冊でも追いつかないです。

申し上げている内容については「自信あり」ですが、ご質問の趣旨を把握できているかどうか「自信なし」です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
当方医学的なことについて全くの
素人で無知でしたがご回答を頂き
理解を深めることができて
今までわからなかったことについて
とても参考になりました。

お礼日時:2005/05/15 13:13

A No.1の訂正です。


「日光暴露」および「放射線暴露」の暴露は誤りで、正しくは、曝露です。申し訳ありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/15 13:15

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