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 大腸菌に形質転換したプラスミドをアルカリ法によって精製します。その過程において、Solution.Iで浸透圧ショックを与えて、Solution.IIに含まれるアルカリとSDSで溶菌と同時にタンパク質や脂質を変性させ、沈殿させるのですが、この時Solution.IIの処理時間が長くなるとなにか問題が発生するようなのですが、なにが起こるのでしょうか。
 私としてはは前の操作の浸透圧ショックとなにか関係があると思うのですが、調べてもよく分かりません。どなたか教えてください。

A 回答 (2件)

アルカリ処理では染色体DNAも一本鎖に変性します。

これが、次の塩析処理で、SDS、たんぱく質とともに不溶性の複合体を作って沈殿します。スーパーコイル状態のプラスミドは変性しないので可溶性のまま残ります。これで、染色体DNAが除去できるわけです。
ところが、アルカリ処理時間が長かったり、温度が高かったりすると、スーパーコイルもほどけて変性してしまいます。これを避けるために、氷温、短時間の処理をするのです。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2005/05/14 01:17

反応時間が長いとタンパク質や脂質を変性させるのと同時にプラスミドも壊れるのでは・・・。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。解決しました。

お礼日時:2005/05/14 01:14

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