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「幼稚園ぶり」「学生時代ぶり」
のようにある期間から今まで時間が空いたことをよくこのように言いますが、「…ぶり」の…には数字と単位が入るのが正しい使い方ではなかったですか?

A 回答 (7件)

「~ぶり」は、「時間や期間」を表わす語の後に付いて、前回からそれだけの日時が経過したことを言うのが本来の用法です。


「8時間ぶりに救出」「3日ぶりの晴天」「10年ぶりに再会」など。
数値を明示しない「久しぶり」「しばらくぶり」などの言い方もあります。

近年、「幼稚園ぶり」「卒業ぶり」といった、「過去の時点・始点」を表わす語に付いて「~以来」の意味で使っているケースが増えていて、あちこちで疑問視されています。
いくつかの国語辞典にも「誤用」として採録されていますが、誤用とはせず、たんに「俗語」としている辞書もあります。

手もとの古い資料には、
・1973年(昭和48年)
 「久し振りで晴れ上がりました。全く金曜ぶりですね」
・1976年(昭和51年)
 「久し振りね、いつ振りかしら。」「いつ振りかしら、レコーディング振りかしら。」
という、半世紀も前の使用例が載っています。

いずれ、国語辞典から「誤用」の注記も消えてしまうかもしれません。

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下記は、本来の用法を説明したもの。

●NHK放送文化研究所
放送現場の疑問・視聴者の疑問
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimo …

「~ぶり」の使い方や数え方は? (2001.07.01)
Q まもなく「夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)」が開幕しますが、出場校を紹介する際などに、よく「○年ぶり○回目の出場」という言い方をします。こうした「~ぶり」の使い方や数え方について教えてください。
A 接尾語の「~ぶり」は、一般的に時日(じじつ)がたって、その前の状態が再び起こるときに使われます。 また、その場合の時間や日にちはすべて満の数え方をします。

<解説は割愛、リンク先を参照してください>

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以下は、近年の用法を載せた国語辞典の例。

●明鏡国語辞典 第2版(2010/12/01刊)
●明鏡国語辞典 第3版(2021/01/01刊)
ぶり【(振り)】[接尾語]〈名詞・動詞の連用形に付いて〉
③〈時間を表す語に付いて〉再び同じ状態になるまで、それだけの期間が過ぎていることを表す。「事件から七〇時間ぶりに解放」「五年ぶりの優勝」「しばらくぶりです」
[使い方]好ましくないことにもいう。=「九年ぶりの大地震」「三年ぶりの低成長」
[注意]「大学二年ぶりの再会」など、「ぶり」の前に《物事の始点》がくる言い方は誤り。「ぶり」の前には《経過した時間》がくる。また、[先生に会うのはいつぶり?」など、時を尋ねるのに「いつぶり」と言うのも誤り。正しくは「何年ぶり」「いつ以来」。

※引用注
 [注意]の「また、」以降は第3版で追加。


●新明解国語辞典 第8版(2020/11/20刊)
ぶり【振(り)】(造語成分)
③〔時間を表わす語に付いて〕(期待される)その事態が実現するまでに、予測される以上のそれだけの時間が経過することを表わす。『一か月ぶりの降雨/卒業後三十年ぶりに再会した/一時間半ぶりに救出された/実に半年ぶりの帰宅だ」
〔③は経過した時間を衣わす語につき、「いつぶりでしたか」のように時間の起点を表わす語につけるのは誤り〕


●三省堂国語辞典 第8版(2022/01/10刊)
ぶり[(振り)][接尾語]
④ 間にそれだけの時間がはいるようす。「七日ぶり〈に/で〉〔=八日目に〕救出された・五年ぶりの再会」
⑤〔俗語〕〔しばらくとぎれていたことについて〕…以来。「君と会ったのはいつぶりかな・去年ぶり」〔一九八〇年代から例がある用法〕
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無理に「ぶり」使うんじゃなくて「以来」のが良いかな。

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> 「…ぶり」の…には数字と単位が入るのが正しい使い方ではなかったですか?



数字と単位 とは限りませんが(久しぶり のように)、ほぼお考えのとおりです。

NHK (『ことばのハンドブック』P163、143
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimo …

ただし、NHK のアナウンサーが「いつぶりですか?」と言っているのを聞いたことがあるくらいですから、浸透してるのも事実です。

こういう言い方が広まると、「500年ぶりの天体ショー」とか言われたら前に起こったのが、西暦500年なのか、500年前の西暦1,500年なのか分からなくなるので、やはり間違いとするべきだと思います。
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現代では、「話し言葉では、意味が通じればなんでもあり」になってしまいましたね。



さすがに「書きもの」にはしないと思いますが、最近の「SNS」はほとんど話し言葉の世界ですから、徐々に「書きもの」の世界にも進出しているようです。

お示しの

>「幼稚園ぶり」「学生時代ぶり」

は、通常であれば

「幼稚園以来」「学生時代以来」

という言い方をすると思います。
それが「幼稚園卒園後 15年経っている」「学生時代以来5年経っている」ことが分かっている仲間同士で
「幼稚園ぶり」「学生時代ぶり」
という言い方をするのでしょうね。
客観的には、第三者には
「幼稚園以来15年ぶり」「学生時代以来5年ぶり」
といわないと意味が通じません。

特に若い人の間では、そういった「仲間内だけで通じる言葉」が多くなってきたようで、「他の年代の人と話ができない」「会社で電話に出るのが怖い(相手がどんな人かわからないから)」という傾向が強くなっているようです。
小学校で「英語」を教える以前に、通常の「一般に通じる日本語」「日本語で他人とコミュニケーションする」ことをきちんと教えた方がよいと思います。加えて「自分で考え、それをきちんと相手に伝える練習・訓練」も。
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>正しい使い方



それは言葉の発展を阻害する頭の硬い発言です。
「正しいか正しくないか」という問であれば「正しい」ですね
つまり、相手にニュアンスが正確に伝わっている用法ですから普通にただしい日本語です。
もしお聞きになるなら「本来の使い方ではないですよね?」というべきです。そうであれば同意が得られると思います。

たとえば「姑息」は本来は「一時しのぎ」という意味ですが、「ずるい/卑怯」という意味で使う人間が増えてきて一部調査では7割の人間が本来とは違う用法をOKとしています。
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>「幼稚園ぶり」「学生時代ぶり」



あんまりそんな言い方はしないですね。
No1さんがおっしゃるように「久し」ぶりですね。
いうとしたら「幼稚園卒園以来だね」「大学卒業以来だね」です。

おっしゃるように「ぶり」は「10年ぶり」とか具体的に年をつけるとは思います。
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いいえ、「久し」です。

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