お風呂の温度、何℃にしてますか?

素朴な疑問です。

『一文無し』『びた一文も払いません!』
『一銭も払いません!』
と言う言葉が有ります。
現在の通貨単位は、1円。
『1円無し』とは言わない。
一文は江戸時代。一銭は昭和28年迄使われていたそうです。
何故、現代でもその様な言葉を使う事が有るのでしょうか?

補足になりますが、寛永通宝と言うお金をご存知ですか?文久永宝他色々有りましたが。
当時は、銀行は無く偽造防止策も無く、飾り職人等の人が勝手に硬貨を作って(掘って)いたのでは?
と想像します。
ご存知の方教えてくださいませ!!

A 回答 (8件)

現代の感覚で言えば、1円は微々たるお金です。

たとえば、「一円を笑うものは一円に泣く」。
しかし、日本の「円」、中国の「元」、韓国の「ウォン」の語源は同根で、中国語の「円」から来ているそうです。元は円の言い換えなのだ。
日本で明治の初めに「円」を採用したのは(1両=1円で切り替え)、「両と円は釣り合う」と考えたからでしょう。1両の価値は大きかった(今の10万円くらい?)。円は昔の中国発祥の、由緒ある単位だった。

> 何故、現代でもその様な言葉を使う事が有るのでしょうか?

それは、「文」「銭」が補助単位(両、円が本当の単位)という意識が、まだ残っているからだと思います。微々たるお金という感じが、伝わってくるわけです。
海外でもそうでしょう。私は学が無くて格言などは知らず、翻訳小説ですが、モーパッサンの『ジュールおじさん』を思い出します。
「15サンチームの飾り紐を買うのでさえ、長々と交渉(値引き交渉)する始末だった」。
サンチームはフランの補助単位です(1フラン=100サンチーム)。当時15サンチームは150円くらいか。

ジュールおじさんは父の兄。無駄遣いがひどくて一族の鼻つまみ者だった。「新天地で頑張って来い」と、体よくアメリカへ送り出された。もう何年も経つ。音信もなくなった。
僕の父は給料が安く、母はやり繰り算段で頭が痛い。それでも体面を取り繕っている。つまり中流下層ってこと。僕の姉二人は年頃である。そのお披露目というか、日曜日には一家で盛装して港を散歩するのだ。父は一張羅の古いフロックコートを着るが、どこかしら染みが見つかって、その度にベンジンを浸した布で拭く……。

下流家庭だったら、しゃれた飾り紐を買おうとも思わないでしょう。モーパッサンは、中流下層の庶民の悲哀を、「サンチーム」という補助単位で巧みに表現している。
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この回答へのお礼

ありがとう

回答ありがとうございました。とても丁寧な説明、勉強になりました。貴方がベストアンサーです!

お礼日時:2024/11/01 03:51

円には、お金の単位であると共に、その形状や、形状からくるイメージを表すこともあります。

関東一円といえば、単に関東地方を指すだけでなく1つに纏まった感じを与えると思います。
『一円なし』では、お金がないのか、まとまりが無いのか、表現がぼやけてしまうというのがあるのではないでしょうか。

今風ならば1ビットコイン無しなんてどうでしょう・・え、1ビットコインは1000万円?w
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2024/10/29 19:39

古くても愛着かな。


細かいことに拘ることなかれ。
銭湯なんて言葉もあるね。名前から入湯料は1010円かと思ったが、これは駄洒落ね。十をトウと読んで銭湯で1010円になると面白いが、それだと高いね。
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この回答へのお礼

そう言えばそうですね!
円湯とは言わない。

お礼日時:2024/10/29 11:23

貨幣価値とは別に、「文」は低額低価値、「両」は高額高価値を意味する慣用句として定着しているので、使い続けられています。



一文無し、無一文、鐚(びた)一文、三文判、三文文士、二束三文、早起きは三文の徳、値千両、千両役者 …。

江戸時代も「両替商」と呼ぶ金融機関がありました。金貨・銀貨・銭(銅貨)の両替、為替や手形なども両替商の業務です。
武家の扶持米・切米の売買や武士相手の金融は「札差」の業務。庶民相手の金融は「質屋」。

金銀銅などの鉱石採掘・精錬は勝手にはできません。金貨・銀貨・銭の鋳造や検査は幕府の金座・銀座・銭座が行い、品質は厳重に管理されていました。
贋金作りは重罪。両替商などの金融機関は真贋判定も行なっていました。

ちなみに、日本銀行本店の所在地は江戸幕府の「金座」の跡地です。「銀座」の跡地は今の銀座。
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございました♪とても勉強になりました。

お礼日時:2024/10/29 11:25

火蓋を切るは火縄銃発射の際の動作ですが


今どき火縄銃を使っている人はいませんね
(観光客向けの催しくらいか)

だからといって「火蓋を切る」のはおかしいと思うのでしょうか?

それらと同様で慣用句や格言が成立したときの使い方をそのまま使っているだけです
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この回答へのお礼

ありがとうございました♪

お礼日時:2024/10/29 11:25

落語とか文楽由来のセリフだから。



寄席や新喜劇がテレビやラジオが普及する前からのお笑いメディアとして存在し、口伝で流行語や常套句を作り、
落語が昭和の時代に江戸時代の文化を演出していたコメディ時代劇噺であって、
噺家が古典落語を襲名して、寄席からは芸人がテレビに進出して、今も笑点なんて放送枠が残っているわけで。
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この回答へのお礼

ありがとうございました♪

お礼日時:2024/10/29 11:26

言えばいいですよ。

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この回答へのお礼

あゝそう。ありがとうございました。

お礼日時:2024/10/28 20:45

「1円も払いたくない」って言いますよ。

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この回答へのお礼

言いますが。1円無しとは言わないでしょう!

お礼日時:2024/10/28 20:37

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