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旧陸軍の武藤章はこう語ったそうです。
「近世の歴史上、国を挙げて戦って敗れた大国にして、再び奮い立たない国はない。
それは後代の青年が、戦時の祖国を追想して、奮起するからである。
これに反して戦う気力なくついに屈服した国は、漸次思想の混乱と堕落を来して、
内部より崩壊し、再び大国たり得ない事になるであろう」(湯沢三千男「天井を蹴る」)

近世から20世紀前半までで、敗れて再び奮い立った大国というと、ドイツしか思いつかないのですが、他にどんな国があるでしょうか?

A 回答 (2件)

その武藤章の言葉は、対米開戦反対派がハルノートの内容を知って対米開戦賛成に転じた時のもので、武藤以外の対米開戦反対派からもほぼ同じ発言が出ています。

おそらく主な開戦反対派が集まってハルノートにどう対応するかを話し合った末の結論だったのでしょう。

主義主張を真逆に変える言い訳なのだから、言葉自体に「やむを得ない悲壮感」が強調されていることが重要なのであって、歴史的真実度や正確度がどうなのかと追及するのは野暮な話なのかもしれない。

しかし、近世以降という話ならば、おそらく欧米列強の世界進出に対して、多少の戦いはあってもすぐに屈服して植民地化された国々、特に超大国だったインドが依然として植民地化されたままであり、中国も欧米列強や日本に領土を侵食されたままで、国内も内乱が収まらずにいる惨状であることを念頭に置いた話と思われます。
昭和も戦前の話であれば、学問的教養はまだ漢籍が占める割合が大きく、世界の主要国は日本と中国とインドであるという中世までの世界観、歴史観も強く残存していた時代です。そういう当時の知識人の教養をふまえた言葉ではないか、という気がいたします。
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中国でしょうね。



18世紀はアジアで最強の国でした。
冨も膨大にありました。
それがアヘン戦争や日清戦争で大敗し小国になってしまいます。

戦後は国共内戦を勝ち抜いた中国共産党が国を統一し、そして今や世界第二位の強国となりました。

もっとも大企業がひしめき株式市場が上場されているような国がはたして社会主義といえるかどうか疑問ですが。
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