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アルツハイマー症の78歳の母と同居しています。

母は今まで一人暮らしをしていましたが、今年の4月からわたしが転勤し、一緒に住んでいます。

4、5年前ぐらいからアルツハイマーの症状が現れ、現在はケアマネージャーさんの訪問を受けています。

症状として、記憶障害はもちろんのことアルツハイマーの症状が多数出ています。

毎日のように自分の母親や兄(どちらもすでに他界)は家にいるのかとか、いつ帰ってくるのかとか、出かけるときにいるはずのない人間に声をかけてこなくていいのかとか、いわゆるせん妄がひどい状態です。

こんな時、兄らはすでに亡くなっていると話すのですが、どうも実感できないようすで、亡くなっていることにさびしい思いをするみたいです。でもしばらく経つとまた聞いてきます。何度もこの繰り返しです。

いない人のことを聞いてきたとき、毎回事実を伝えるほうがいいのか、出かけているとかもうすぐ帰ってくるなどと話をあわせてあげたほうがいいのかどちらなのでしょう。

A 回答 (5件)

こんにちは、元脳外科の医師でした。

クモ膜出血や脳梗塞の後遺症でもアルツハイマーに疾患することがあります。それは、家族としては、母はどかしてしまったのではないかと心配になるでしょう。アルツハイマーや「認知症」は最近の記憶が全くなく、かなり昔の記憶が蘇るのです。ですから、大人に成った息子がまだ小学生だったり、子供の頃の記憶しかありません。現在お母様は、徘徊などはありませんか、それとも失礼ですが、寝たきりでしょうか。特に、私の母もそうですが、前頭葉という「思考」を司る脳の部分が萎縮したりしますから、私の母は、目が開いているだけで私や兄のことは全く分かりません。それも辛いものがあります。やはり、時にはお母さんに話しを合わせて上げる必要もあるでしょう。
ご参考に、現在は、外出や遠くから、インターネットを活用して、一人暮らしの老人やアルツハイマーなどの患者さんを抱えている人が外出し易いシステムが開発されています。月額2000~3000円程度でしょうか。
自宅に小型カメラやベットから立ち上がるとスイッチが入ったり、トイレに行った時にもスイッチが入り、トイレに行ったと確認できるシステムです。
やはり、ケアーマネージャーの力を借りて介護の手助けをして貰うのが一番です。最初は一人で出来ると覚悟しても長期になると介護する側が肉体的にも精神的にも参ってしまいます。だからといってすぐに施設に入居されることも出来ないでしよう。
私の母は、介護施設に入居させています。
私からのアドバイスは、試しに、手の動きをさせて上げて下さい。ボールを握ったり、暖かい物に触ったり、冷たい物に触る。触覚「手」は外に出た脳であり、第二の脳と言われています。ですから、刺激してみて下さい。他に、犬や生き物はお母様は好きでしたか、アニマルセラピーという、子犬などに触ることで、脳を活性化させます。また、好きだった音楽、例えば、美空ひばりの音楽で好きな音楽とか「聴覚」を刺激させます。これら五感を刺激させることで脳細胞の死滅を緩やかにし、「可塑性」という蘇る脳力が働きます。
これを「五感療法」といいます。一度試してみて下さい。
介護と同時に行って見て下さい。何かしら反応があれば、少しは改善するかも知れません。私の知り合いに指導しましたが、、完全までは行きませんが、以前より、重複した言葉を発しなくなった人が居ます。長くなりましたが、ご参考に成りましたでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

母はアルツハイマー性の認知症と診断されています。わたしは4人兄弟なのですが、兄弟それぞれが一人暮らしの母の様子がおかしいと気づきつつあっても、中々対応せず、図書館で借りた本を読んで、痴呆症だと実感し病院に連れて行きました。それが4年ぐらい前の話です。1年半前ぐらいからケア・マネージャーの訪問を毎日受けてます。今年の4月に会社に転勤を許可してもらい、実家で一緒に住んでいます。今までは年に4,5回帰省していたのですが、一緒に暮らしてみてこれは介護に疲れると感じてきています。

母は割りと健康でよく食べるし、よく寝ます。また徘徊とも取れる外出でよく歩いています。記憶障害さえなければ元気なおばあちゃんです。

五感療法、ネットで見たことがあります。改善することもあるんですね。一人暮らしの時にペットを飼ったらとわたしの兄が勧めたのですが、嫌がりましたし、趣味も持ってません。でも音楽は好きなので休日は一緒に聴くようにしてみたいと思います。

お礼日時:2005/05/26 13:11

お母様がアルツハイマーであるとのこと、さぞ毎日ご苦労なさっておられることとお察し申し上げます。



特にいままではずっとしっかりしておられたお母様をよくご存知である娘さんという立場からは、今のお母様をみられて、「もっとしっかりしてほしい」「こんなにおかしなことをいう人ではなかったのに」というお気持ちが少なからずあると思います。
よく判ります。

アルツハイマーや認知症の方って割と嫌なこと、不快なことは結構覚えておられるようなんですよね。
それも詳しい内容ではなく、ただなんとなく嫌なことを言われた、その負の感覚だけ残るような気がするんです。
楽しいこと、心地いいことはすっかり忘れてくれているので、介護する側とすれば、脱力したくなるくらい残念な話ですけれど・・・。

お母様のお心は、時々昔に戻っておられるのかもしれません。少女であった頃、ご結婚なさった頃、様々な記憶が浮かんでこられているのでしょう。
今現在は確かに亡くなっておられる人かもしれませんが、お母様は昔の記憶のまま、そうおっしゃっていると考えてみてはいかがでしょう。

お母様が昔に戻っておられる時は、一緒に昔に戻って差し上げてはいかがですか。それこそ、今まで長い時を一緒に過ごしてこられた娘さんにしかできない対応だと思います。

これまでの回答者の方々が述べられているように、できるだけ本人さんの気持ちに沿ってお話を合わせて差し上げるのがいいのではないかと思います。
今はお母さんは何歳くらいの時代に戻っておられるのかな、と考える余裕が出てくるといいですね。

私の身内は、もはや家族の顔を見ても全く誰かわからなくなってしまいました。
いろんなことを言ったり、徘徊したりして、家族を困らせていた時分に比べると介護は楽になりましたが、全く誰も認識してくれないことに、一抹の寂しさも覚えます。

質問者様もどうかご無理はなさらず、息抜きをしながら介護なさってください。お母様と心穏やかな時間が過ごせますよう、お祈りしております。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

説明不足ですみません。ぼく、男です。

mhougaさんがおっしゃるとおり、母には結婚前の兄弟と暮らしていた頃の記憶が一番鮮明のようです。なので、亡くなった兄らがいつでも一緒に住んでいるような感覚でいるみたいです。そんな幻想も4度5度ぐらいなら、話を聞いてあげて話をあわせることもしてましたが、毎日10分毎に兄の所在を聞いてくることにさすがに疲れますし、「もう亡くなった」と会話を終わらせたくなります。

それに安心するからといって、ウソを言って安心な顔を見るのもどうかなあって気が残るんですが。。。やっぱり冷たいでしょうか?

心配いただきありがとうございます。

お礼日時:2005/05/26 13:00

看護学生として今認知症の患者さんに関わってるんですが、同じようにせん妄状態でコミュニケーションがとりにくくて困っています


看護師さんに指導をいただきながらケアに当たってるんですが毎日毎日疲れてしまいます。
私の担任によると「嘘をつかずに話を変えられる方法があれば一番良いのでは」ということでした。あなたの場合は「今ここにはいない」ということでいいのではないでしょうか
嘘をついたときの記憶がたまたま残ってしまうようなことがあったとき、あなたの言葉がお母さんに「裏切った」と思わせるようなことがあってはいけないと思います
頑張りすぎは辛いでしょうから散歩でもして会話しなくても良い時間をもってみるのも良いかと思います
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「嘘をつかずに話を変えられる方法があれば一番良いのでは」

今はできるだけこうしようと思っています。

「兄ちゃんはどこへ行ったの?」と聞かれたときには、「さあ、どこ行ったんだろう?」とはぐらかしたりしています。t0mat0さんの書かれたやり方はこんな意味でいいのですか?

お礼日時:2005/05/26 12:52

あなたのおっしゃることは、よくわかります。


私の祖母も、晩年多少ボケていたのか同じことを何度も繰り返して、家族にうとまれていました。今思うとずいぶん邪険にして可哀想だったなあと思います。

私が言いたいのは、こちらは肩の力を抜いてなるべく疲れないように、お母さまは安心するようなことを言ってもらって落ち着く、それがいいだろうということです。
心臓の悪い人に、全力疾走をさせようとは考えないですよね。学習障害児に医学部受験をさせようとしたら、それは拷問だと思います。それと同じように、聞いたことをすぐ忘れてしまう人に、私たちと同じことを期待するのは酷だということです。

うそをつくことに対する抵抗は私もよくわかります、私も嫌いですから。でもこの場合は、つくべきうそと思います。
お母さまは、アルツハイマーという病気なんですよ、多少軽減されるにしても、もう一生治らないんです。その点は覚悟を決めて下さい。本人のせいではないんですから、周囲が受容するしかないと思います。

周囲がムキになって少しでも「治そうと」することが、いい結果を生むとは思いません。肩の力を抜いて笑顔を向けるようにしたら、きっとお母さまも不安から問題行動(睡眠障害とか)で周囲を悩ますことが減ると思います。
アルツハイマーの人にもいろんなタイプの人がいると思いますが、穏やかにニコニコしているような人もいるようですよ、そうなってほしいと思いませんか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

アルツハイマー性の記憶障害は治らないんですよね。医療機関ではよくなるための治療法を研究しているようですが。

安心させるためのウソがつけるよう、努力したいと思います。

お礼日時:2005/05/26 12:47

素人なので私見になります。



アルツハイマーの人に「その人はもう死んだ」と説明するのって、不毛な行為だと思うんです。
死んだ、と説明したところで、それをちゃんと理解して受け止める学習能力が、もうない状態なんですよね。とすれば、その場しのぎでもかまわないから、納得して心が安まる対応がいいと思います。

あなたがおっしゃっているように、出かけているとか、もうすぐ帰って来る、と説明するのがいいのではないでしょうか。
死んだ、と言われたらたとえすぐ忘れるにしろ、とてもショックを受けたり悲しくなったりすると思います。そんな思いをする必要はない(悪化するかも)、って思いませんか?

徘徊をする老人を叱りつけて引っ張って帰るより、どこに行くつもりなのか類推して(話せるなら聞き出して)、一緒にそこに行くつもりでしばらく(少し疲れるくらい)歩くと、本人は納得して家に帰ってくれたりするそうです。

介護する人には、「あのしっかり者だったお母さんがこんなになってしまった」という無念さがつきまとうと思います。でも、もう、しかたないことですよね。病気を受容するしかないと思うんです。ムキにならないで、優しい対応をしていれば、お母さまも幸せだと思います。
小さい子供を相手にしているつもりで、寛容に接するのが一番だと思います。施設に入っていたら人手不足で無理でしょうから、自宅介護の人は恵まれてますよね。

でもだからと言って自宅で介護すべきとは思いません。あなたが肉体的精神的に限界になってきて、優しくできないようなら、また人に頼ることも考えて下さい。くれぐれも無理しないで。

本人がにっこりするような、安心するような答えを用意しておくといいんじゃないでしょうか。
その場しのぎでかまわないから、明日誰それに会いに行こう、とか。もし覚えていたら、家を出て、いなかったね、と帰ってくればいいんじゃないでしょうか。
イヤなことを無理強いすると、問題行動の引き金になったりすると思います。あくまでも優しく。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

実際一緒に住んでみると、わが母親のことながら腹が立ち、ストレスがたまります。特に同じ質問の繰り返しには、最初は真剣にわかりやすく一所懸命に説明し納得させるよう話してたのですが、数分経てば忘れているし、言ったこともやってくれないし(というより忘れたのでしょうが)

そんなわけで、死んだ人の話は、もういないんだということで会話を終わらせようとしてたのかもしれません。
それとウソを言うのをためらう、というか事実をわかって欲しいという気持ちも今までありました。

dashiさんが言われるように相手の立場にたって考えたほうがいいのはよくわかりますが、なかなか実際が伴ってないのを実感します。

お礼日時:2005/05/20 13:29

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