思い出すきっかけは 音楽?におい?景色?

日本や東アジア諸国に学歴至上主義が強い傾向が見られるのは、昔の共産主義シンパの権力者たちが、学校カリキュラムや組織文化を作ったからでしょうか?

本来は共産圏の方が、学校のテストで正解を量産できる能力が、重視されるんですよね?

質問者からの補足コメント

  • すみません、学校カリキュラムが暗記中心な傾向が、東アジア諸国の方が強いですよね?そういうことを聞きたかったつもりの質問です。

      補足日時:2025/01/03 10:08

A 回答 (4件)

三点述べます。


第一に、「共産主義シンパ」と殊更におっしゃるのは、ネトウヨのデマに影響されたんじゃないですか?
彼らに言わせれば、日本の教育は日教組が支配していた。日教組は共産主義だってさ。また、自民党政治家や官僚であっても、共産主義に汚染されていたとネトウヨは言う。

しかし、日教組の組織率は県によって大きな差がありました。組織率が高い県は左翼的というわけでもなかった。逆に、教員の多くが加入するような県の日教組は、保守的だった。
そりゃそうだよね。教員の多くが左翼のはずもないし、共産党系は日教組から離脱して、別に全教(全日本教職員組合)を結成した。
そもそも、学校教育の元締めは日教組ではなく文部省ですよ。文部省の官僚は保守思想の持ち主が多かった。それが教科書検定などに表れている。
また、「政府高官・各省庁にまで共産主義のシンパが」というのはアメリカのマッカーシズムのデマに過ぎなかった。

第二に、中国など東アジアに学歴主義、暗記主義の傾向があるのは、ほかの回答者さんもおっしゃる通り、科挙の影響でしょう。四書五経を諳(そらん)んじて、その注釈の積み重ねまでも暗記しなければならなかった。自分の考えで解釈するのではなく、です。

第三に、「共産党内はコネで出世するのが普通でした」「学歴社会と共産主義がどうのこうの、というのは全く関係がありません」は浅はかな誤解でしょう。
ソ連も中国も、大学工学部系卒が共産党の幹部に多くいました。西側でもテクノクラート(技術系官僚)は存在しますが、ソ連の場合特に、五カ年計画で工業化を推進した国だからでしょう。たとえば、ブレジネフは大学で冶金学をまなんだ製鉄所技師だった。

中国共産党の場合、ソ連のまねと、(工学が四書五経に取って代わった)学問奨励主義と思われます。総書記の習近平は清華大学で有機化学。彼を含め、胡錦濤、温家宝、江沢民など共産党のトップ・幹部たちは理系が多い。1990年代以降の急速な発展は、彼らが主導した。
文系の場合、法学卒は法治主義の観点から党治主義の現状に疑問を持つ。また人文卒は東西のさまざまな思想にふれて、共産党支配に疑問を持ちかねない。
一方、ご質問の「暗記中心」教育は「疑問を持つな」と親和性がありそうです。そう考えれば、共産党の「理系は優遇」「疑問を抱く文系は冷遇」方針と共通してますね。

このように、共産党と学歴社会には意外な関係がありました。全く関係がないというのは無知でしょう。コネ社会で国力は急成長しません。
しかし、共産党シンパがという御説も妥当ではないでしょう。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2025/01/07 18:39

大学は頭脳優秀な人材を集めて、国家に役立つ人材養成の機関です。


大学卒を重視するのは、世界中の国々で同じでしょう、学歴至上主義
は、その副作用で発生した物かと。
衆参の国政選挙の立候補者で学歴に〇〇大学中退と記載する、お馬鹿
な候補者は副作用の典型例ですね。

日本国の制度を破壊して貧富の差が無い理想の労働者の国を建立するのが
目的の共産主義者を日本の歴史や文化を破壊したいGHQの支持通り
働いたのが共産主義者で日教組へと成りました。
GHQは公職追放で大学の教授や教育現場の要職に人達を追放して、
共産主義者達を後釜として要職につけました。

>本来は共産圏の方が、学校のテストで正解を量産できる能力が、重視されるんですよね?
この認識違います、ソ連が何故崩壊したか考察されたし、王族が共産党
に代わっただけなので、王族・貴族の権威が無くなり、誰もが上位に
上がれる事に成り、共産党内部で権力争いの嵐になったのです。
口先が上手い人が上位になり、能力のある人は水面下に沈んだのです。

下位の労働者の方は、平等主義なので、能力の有る人が生産性を向上
させても給料が増えないので昼間からウオッカを煽る様になったのです。
労働の対価は一律に同じではだめなのですね。

日本共産党や共産主義信奉者は日本国を貧富の差が無い平等な労働者の
国にしようとしてます、ソ連崩壊から学んで居ない様に思えます。
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>学校カリキュラムが暗記中心な傾向が、東アジア諸国の方が強いですよね?



その理由なら「科挙の文化があったから」です。
科挙は猛烈に暗記をして、試験に臨み、合格すると士大夫になれました。士大夫はエリート官僚で、どれほど貧しくても一発逆転で金持ちになれるので、東アジア大陸の中では非常に重要な試験でした。
なので、今でも中国や韓国の大学は「科挙」に近い位置づけで、そのために猛烈に勉強しますし、試験日は警察が「遅れそうな受験者を会場まで送る」なんてこともします。それぐらい国家的に重要な文化だからです。

日本は科挙の影響はありつつも、武士政権が長く続いたので「実力主義」です。ただ江戸時代になると武士が官僚化したので「優秀な庶民」は「文官としての優秀な能力」を請われて武士=官僚になることがありました。

また日本は大陸の文化と違い「自分で開墾した田畑は自分の物」という墾田永年私財法があり、その結果田畑だけでなく「自分で開拓した商売は自分のもの」という価値観に発展していきました。

その結果、平和な江戸時代になると武力で優れても出世できないので「知力で出世する」ようになっていきます。

 そのため庶民でも「読み書き算盤が出来ないと、船乗りに成るなら 船頭 にはなれず。商家に行くなら 番頭 にはなれず。大工になっても棟梁になれない」と言われ、子供達は女子も含めて寺子屋に通い、能力が高い=成績が優秀という価値観になっていったのです。

その結果、西洋化の時期に四民平等になると「頭が良い人がエリート」という西洋的な価値観と「誰でも勉強して優秀ならエリートになれる」という日本的な市民平等が融合して「学歴社会」が生まれたのです。



日本人は「学歴社会は良くない」と思っていますが、学歴以外に《社会に対する優秀な人材》を選ぶ方法はほとんどありません。逆に学歴社会ではない国では、ほとんどの人事が出身民族や所属宗教で決まるコネ社会になってしまいます。

当然に優秀じゃない人が社会の指導層になるので、社会の発展が遅れます。

この点はソ連も同じで、むしろ帝政時代には市民権が無かったロシアでは、共産党内はコネで出世するのが普通でした。

なので学歴社会と共産主義がどうのこうの、というのは全く関係がありません。
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東アジアというか、特に中国と韓国の強烈な学歴主義は、科挙の影響でしょう。


科挙は、家柄や身分に関係なく、主に筆記試験などでの成績上位合格者を高級官僚にすること目的に隋唐帝国の時代から始まった登用試験です。

皇帝が、貴族政治や門閥政治に対抗するために始めたものですが、初期の頃では、中国史上唯一の女帝である武則天が、人材登用面で大いに活用して成果を上げています。

共産主義シンパの権力者たちなんて、姿形もない時代からの中韓の伝統であって、日本は科挙なんてありませんでしたし、中韓の受験地獄に比べれば、天国みたいな優しい受験環境です。
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