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枢密院人事興信録の家族欄に
家督相続人 株式会社取締役大株主
妻 芸者
妻の父 芸妓検番
妻の祖父 歌舞伎役者

と掲載されるのは恥ですか?

A 回答 (3件)

例えば



JS 資産家 神奈川県平民 の項(大正4年)では
父 K   天保*・*・*生
母 K   安政*・*・*生、東京、士、SZ姉
妻 R   明治**・*・*生、神奈川、平、YS三女
男 A  大正*・*・*生
 
君は神奈川縣平民JKの長男にして明治**年*月**日を以て生れ同**年*月家督を相續す資産家として其名を知られ方今所得税二千三百餘圓を納む
家族は尚長女Y(明**、*生)あり
姉Y(同*、*生)は其夫S(文久*・*生、YT弟)に從ひ其子と俱に分家せり
(なお年月日は伏字、姓名はイニシャルに改めた)

といった記述で、特に生業が何であるかは記されていません。
(なおJS氏については、昭和3年版に地主である旨記述があります)

他、本人が家業を継ぐなどして自ら事業を行っている場合に**商といった記述がありますが、妻子や親兄弟の職業についての細かな記述はありません(親兄弟・子弟や姻族について人事興信録に採録がある場合は、参照=@@の項、と記載があります)。
女性が妻として人事興信録に記載される場合は、他にも書きましたが**府県 華族/士族/平民 誰其 何女、と、本籍地の府県名、華族士族平民の別、父親の名と続柄、だけが記されます。加えて、妻の父が人事興信録に採録されていれば、項目末尾の参照リストに加えられている程度です。
この点から見て、妻=芸者、妻の父=藝妓検番、妻の祖父=歌舞伎役者、などと記される可能性はないと言えます。
※もし反例があれば提示していただければ幸いです。

なお、人事興信録データベースでは、「芸者」での検索では該当なし、「芸妓」での検索では福山芸妓検番(株資)監査役も兼ねている人1件のみ、「歌舞伎」での検索では歌舞伎座株式会社の役員の人々がヒットします。いずれにしてもかなり上流の、会社組織の最上位に位置する人々が採録されるのみで、平の歌舞伎役者や芸者・芸妓が採録されることはないようです。芸妓検番について言えば組合組織で、会社組織になることもあるので、料亭等と同様の扱いと言えるでしょうが、上述の通り検番関係者の採録は1件のみです。

また、女性で採録のある人々の大半は家業を継承し実業に携わる女性で、津田梅子など学校経営者や女学校校長などの人々も若干見られる程度です。こうした女性の場合も、単に家督を相続する資産家であると記されるだけの場合が散見されます(割烹業を営み、などとある場合もあります)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

お礼日時:2025/01/17 22:46

曾祖母様が身請けされた芸者である場合、多くの場合正妻ではないので「妻」とは書けませんし戸主の戸籍にも記入されません。


認知された庶子については戸主の家の戸籍に「男」「女」として記載されます。認知されない場合は母親の家の戸籍に記入されます。

人事興信録の家族記載にも同様の基準が適用されたと思われますが、株式会社取締役云々は職業についての記載ではなく地位・役職についての記載です。

https://jahis.law.nagoya-u.ac.jp/who/docs/who4-1 …

こちら(東京府華族 男爵渋沢栄一の項前後)から参照可能な書影を見る限り、妻や子、子の姻族についても会社役員や公職についている人(官吏、軍人など位階のつく立場)以外、身分は華族ならば爵位、平民については平民とのみ記載されていても職業は記載されていない(本人について資産家と記され納税額が記載されていても、何の資産であって何で利益を得ているかまでは記載がない)ので、「芸者」「歌舞伎役者」等と職業の詳細が記入されることはないのではないかと推察されます。

もし仮に曾祖母様が曽祖父様の正妻となった場合でも、上記書影をざっと見る限り、単に「**(府県)平民 誰其の何女」と記載されるのみだったと推察されます。曾祖母様の更に祖父までは記載しないでしょう。
ただし、いずれかの名家の子孫だったりする場合はその旨が記されたかもしれません。

曾祖父様の場合は某株式会社取締役であったため、記載基準に沿ってその旨が記されたものと思われます。例えば曾祖父様がその会社の従業員であって大株主というわけでもない場合、単に**(府県)平民とのみ記載されたことでしょう(明治時代なら直接国税を選挙権が得られる程度に納めていた場合、平民でも人事興信録に記載があります)。

正妻とは別に何人お妾さんがいても特に恥でもない時代でしたので、何故お祖父様が認知されなかったのかについてはまた別の理由があったと考えられます。「あの人の後妻さんは元芸者だってよ(ひそひそ)」という類の風聞を気にするかどうかはその家やその人次第ではありますが、人事興信録に妻の職業や妻の父・祖父の職業が記載されるからという理由は考えにくいと思われます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2025/01/17 22:42

妻芸者なんて人事興信録にかいてありましたか?

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この回答へのお礼

私の曾祖父と曾祖母が結婚していたらの場合です。
曾祖父の父は枢密院人事興信録に記載され、本籍、取締役株式会社名、父の氏名、妻の氏名、妻の兄の氏名、家督相続権者の長男の氏名、他6人の子供の氏名が記載されていました。

曾祖母は身売り芸者で家督相続した曾祖父に身請けされましたが、家柄が合わないからと子供3人も生ませたのに認知も結婚もしませんでした。
捨てられた芸者は亡くなり、婚外子1人は亡くなり、婚外子2人は散り散りになり、その婚外子である祖父は赤の他人宅に居候し、餓死と隣り合わせで生きれない目に合いました。
芸者の父は藝妓検番、祖父は逃亡・失踪営業停止歌舞伎役者です。
もし結婚や認知をしていたら婚外子やこの芸能一家の人達も人事興信録に掲載されます。
人事興信録に載ったら恥だから曾祖父は全員捨てたのですか?

お礼日時:2025/01/09 12:47

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