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物理基礎の質問:
閉管は奇数倍(m=1,3,5)しかない理由と開管は偶数倍・奇数倍の両方(m=1,2,3)ある理由を教えてください

A 回答 (4件)

質問文は説明不足にもホドがあるが、超能力で透視してみると、「直線状の管の中に音波の定在波が生じる」という話で、「存在しうる定在波の周波数は基本周波数の何倍か」、という話なんだろうなあ。



 開いている端では、圧力は常に大気圧と同じで変動せず(大気に開放してあるんだから当然ですね。)、そしてこの場所では「空気の分子の平均運動量の大きさ」の時間的変動の幅(振幅)が最大です。
 閉じている端では、「空気の分子の平均運動量の大きさ」は常にゼロになり(壁があるんだから動きようがないですね。)、そしてこの場所では圧力時間変動の幅(振幅)が最大です。

(以上について、理科の先生でも誤解している人がいる。いるどころか、かなり多い。てか、すこぶる多い。)

ここまでを標語的にまとめると:
平均運動量に関して「腹」になる場所aは、圧力に関して「節」になる。
平均運動量に関して「節」になる場所bは、圧力に関して「腹」になる。
そして、
開いている端は、aである。
閉じている端は、bである。

で、
(1) 管のそれぞれの端がどうなっているかによって、そこがa, bのどっちになるかが決まる。
(2) それらの間にa, bが(いくつあっても良いが)必ず、カワリバンコに並ばねばならない。

そうしますと:
「閉管」(一方が開いた端、他方が閉じた端である場合)だと、一端がa, 他端がbである。この間にa, bがカワリバンコになるように並べるには、(a, b)が最少で、その次が(a, b, a, b), さらに(a, b, a, b, a, b) という具合。ここで、(a, b)になる音高を基本周波数とすれば、(a, b, a, b)は3倍音、(a, b, a, b, a, b) は5倍音である。
「開管」(両方が開いた端である場合)だと、両端がaである。この間にa, bがカワリバンコになるように並べるには、(a, b, a)が最少で、その次が(a, b, a, b, a), さらに(a, b, a, b, a, b, a) という具合。なので、閉管での最低音(a, b)の周波数を基本周波数とすると、(a, b, a)は2倍音、(a, b, a, b, a)は4倍音、(a, b, a, b, a, b, a) は6倍音である。

 ですが、「開管」で出せる最低音 (a, b, a)の音高を基本周波数だと思うことにするならば、(a, b, a, b, a)は2倍音、(a, b, a, b, a, b, a) は3倍音に当たる、というわけです。

 言い換えると:
 同じ長さの「開管」と「閉管」で、基本周波数を「閉管の最低音」に揃えて比べると、「閉管」は奇数倍音、「開管」は偶数倍音だけが鳴る。
 一方、「開管」だけについて語る場合、「開管の最低音」を基本周波数とするなら、自然数倍音が鳴っていることになる。これは「開管の最低音」が「閉管の最低音」の2倍音だからです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2025/02/14 08:37

閉管は反射により振動が0の定在波、


開管はその逆で、感謝の位相で進行波と反射波の和が最大値、
となる波長が生き残れるからです
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管の中の「定常波」がどのようにしてできるのかを考えれば理解できるはず。



「定常波」は、同じ波長(振動数)の「行く波」と「戻る波」の重ね合わせによってできます。
その「戻る波」は

・閉管つまり「固定端」では、「変位がゼロ」になる状態で反射する。
(難しく言うと「位相が反転する」)
 つまり「閉管」では「変位がゼロ」の定常波ができる。「変位がセロ」になるのは「波の節」。

・開管つまり「自由端」では、「変位がそのまま」になる状態で反射する。
(難しく言うと「位相が同じ」)
 つまり「開管」では「変位がそのままで重ね合わせ」つまり「変位が最大で揺れる」定常波ができる。「変位が最大で揺れる」のは「波の腹」。

そうなるように「基本波」「高調波」を自分で書いてみれば、質問の内容が理解できるはず。
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一様な管における音の共鳴、と言う事だと思います。


特定の波長音に対して定在波が生じて、これが共鳴音になります。

片端開き、片端閉じ、の場合は、
開端で音圧最大、閉端で音圧0になります。
この時の最低共鳴音は、管長を1/4波長とする音です。
より高い共鳴音の場合は、半波長(1/2波長)を加えていくので、
1/4波長の奇数倍(m=1,3,5,…)、となります。

両端開き/閉じの場合は、両端で音圧最大/0になるので、
この時の最低共鳴音は、管長を1/2波長とする音です。
より高い共鳴音の場合は、半波長(1/2波長)を加えていくので、
1/2波長の整数倍(m=1,2,3,…)、となります。

音圧最大とは、音圧0に対してプラスマイナスがあるので、
管の中にこれを波の形で描いてみると、理解しやすいです。
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