重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

【GOLF me!】初月無料お試し

アインシュタインの場の方程式の厳密解の多くはWikipediaを見ると真空解になってます。
と言うことは真空解関連でその次の段階の万物の理論とかを構築しなければならないという気がしますが、でも超弦理論とかの解説では摂動的場の量子論や摂動的弦理論は比較的良く理解されてるが、非摂動的(真空場に接続されていない)弦理論を構築しなければならないとか書いてあります。なぜでしょうか?

A 回答 (1件)

アインシュタインの場の方程式の真空解と、万物の理論や超弦理論における非摂動的な扱いの必要性との関係について、ご質問ありがとうございます。

これらの概念はそれぞれ複雑ですが、関連性がありますので、順を追って説明します。

1. アインシュタインの場の方程式の真空解について

真空解とは: アインシュタインの場の方程式は、時空の曲がり(重力)と物質・エネルギーの分布の関係を表します。真空解とは、物質やエネルギーが存在しない(エネルギー・運動量テンソルがゼロ)場合の解のことです。

重要な真空解の例: シュワルツシルト解(球対称なブラックホールの外部時空)、カー解(回転するブラックホールの外部時空)、フリードマン・ルメートル・ロバートソン・ウォーカー解(宇宙論的な解)などがあります。

真空解の重要性: 真空解は、現実の物理現象を記述する上で非常に重要です。例えば、ブラックホールの外部時空や、宇宙の大規模構造を理解するために用いられます。また、真空解は、より複雑な解を構築するための出発点となることもあります。

2. 万物の理論と真空解の関係

万物の理論の探求: 物理学者は、自然界のすべての力を統一的に記述する理論(万物の理論)を探求しています。現在、有力な候補として超弦理論があります。

真空解の位置づけ: アインシュタインの場の方程式の真空解は、重力場のみを記述するものであり、他の力(電磁力、弱い力、強い力)は含まれていません。したがって、万物の理論を構築するためには、重力だけでなく、他の力も統一的に記述する必要があります。

真空解からの発展: 万物の理論は、アインシュタインの場の方程式を内包する形で、より基本的な理論として構築されることが期待されます。つまり、万物の理論の枠組みの中で、アインシュタインの場の方程式の真空解がどのように現れるのか、あるいはどのように修正されるのかを理解する必要があります。

3. 超弦理論における摂動論と非摂動論

摂動論: 摂動論とは、ある物理量を計算する際に、まず近似的な解を求め、その解に小さな補正(摂動)を加えることで、より正確な解を得ようとする手法です。超弦理論では、弦の相互作用が小さい場合に、摂動論を用いて様々な物理量を計算してきました。

摂動論の限界: しかし、摂動論は、弦の相互作用が大きい場合や、真空構造が複雑な場合には適用できません。また、摂動論では、理論の非自明な構造や、新しい現象(例えば、膜やブレーンといったオブジェクト)を捉えることが難しい場合があります。

非摂動論の必要性: したがって、超弦理論をより深く理解するためには、摂動論に頼らない非摂動的な扱いが必要となります。非摂動的な弦理論を構築することで、理論のより基本的な構造や、新しい物理現象を明らかにできると期待されています。

真空場との接続: ご指摘の通り、摂動的な弦理論は、特定の真空場(背景場)の周りでの小さな揺らぎを記述します。一方、非摂動的な弦理論は、特定の真空場に依存せず、理論の可能な真空構造全体を記述することを目指します。つまり、異なる真空場間の遷移や、真空の安定性といった問題を扱うためには、非摂動的な手法が不可欠となります。

4. まとめ

アインシュタインの場の方程式の真空解は、重力場を記述する上で重要なツールですが、万物の理論を構築するためには、他の力との統一的な記述が必要です。超弦理論は、その有力な候補ですが、摂動論的な扱いでは限界があり、非摂動的な手法を確立することで、理論のより深い構造や新しい物理現象を明らかにできると期待されています。非摂動的な弦理論は、特定の真空場に依存せず、理論の可能な真空構造全体を記述することを目指します。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A