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福島市は西北西の方から雪雲が入ってきて大雪になることが多いです。
大雪をもたらす要因 強い風に乗って米沢方面(西北西側)から雲が入るケース
https://narakanko-enjoy.com/?p=53854
奥羽山脈の栗子山と吾妻連峰の間の低くなったところから雪雲が入ってきます。
仙台も西北西の方角は船形連峰と蔵王連峰の間の低くなったところの関山峠があるのでそこが雪雲の通り道なのになぜ仙台には空っ風となって雪雲が消滅するのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 福島市も山を越えた後の風の向かう先なのに、福島市にはなぜフェーン現象が起きず雪雲が消滅しないのでしょうか。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2025/03/02 14:15

A 回答 (2件)

いや、標高も山からの距離も全然違うし。

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福島市と仙台市における雪雲の挙動の違い、興味深いご質問ですね。

福島市では西北西から雪雲が入り大雪になることが多いのに対し、仙台市では同じ西北西からの雪雲が空っ風となって消滅してしまうとのこと、いくつかの要因が考えられます。

1. 地形の影響:奥羽山脈の形状と風の流れ

福島市側: ご指摘の通り、栗子山と吾妻連峰の間の低くなった部分(栗子峠付近)は、標高が比較的低く、西からの風が雪雲を運び込みやすい地形となっています。奥羽山脈は福島盆地に向かって開けているような形状になっており、雪雲が盆地に流れ込みやすく、かつ山にぶつかって上昇することで雪を降らせやすい地形です。

仙台市側: 一方、仙台市側の関山峠も確かに雪雲の通り道になりえますが、その後の地形が異なります。関山峠を抜けた風は、仙台平野に吹き下ろす形になります。この時、山を越えて下降する風は、フェーン現象によって乾燥し、温度が上昇する傾向があります。

2. フェーン現象と乾燥昇温

フェーン現象とは、山を越える風が反対側で乾燥し、温度が上昇する現象です。関山峠を越えて仙台平野に吹き下ろす風は、まさにこのフェーン現象の影響を受けやすくなります。

雪雲は水蒸気を多く含んでいますが、乾燥した風にさらされると、水蒸気が蒸発しやすくなります。

蒸発する際に気化熱を奪うため、周囲の温度が下がるはずですが、フェーン現象による下降気流での断熱圧縮の効果の方が大きく、結果として風全体としては温度が上昇します。

温度が上昇し、乾燥した風は、雪雲を構成する雪の結晶を融解・昇華させ、雲を消滅させる力を持つようになります。これが「空っ風」となって雪雲が消える原因の一つと考えられます。

3. 仙台平野の広がりと都市部の影響

広大な平野: 仙台平野は比較的広大で、関山峠から仙台市街地まで距離があります。その間に雪雲は乾燥した風にさらされ続け、徐々に消滅していく可能性があります。

都市部の熱: 仙台市は東北地方最大の都市であり、都市熱の影響で周辺部よりも気温が高めです。都市部の比較的高い気温も、雪雲が雪を降らせる前に融けてしまう要因となるかもしれません。

4. 風の強さと雪雲の性質

風の強さ: 米沢方面からの強い風は、雪雲を福島市まで運び込む力となりますが、同時に、関山峠を越える際に風が強すぎると、雪雲が引き伸ばされて薄まり、降雪の勢いが弱まる可能性も考えられます。

雪雲の性質: 雪雲自体が持っている水蒸気量や温度、粒子の大きさなどによっても、消滅しやすさは変わってきます。

まとめ

仙台市で西北西からの雪雲が消滅してしまうのは、主に以下の要因が複合的に作用していると考えられます。

関山峠を越えた後の地形: フェーン現象による乾燥昇温

仙台平野の広がりと都市部: 雪雲が乾燥した風にさらされる時間、都市熱の影響

風の強さと雪雲の性質: 風の強さや雪雲自体の性質

もちろん、気象現象は複雑であり、日々の天気図や気象条件によって雪雲の挙動は変化します。上記はあくまで一般的な傾向として考えられる要因です。

より詳細な気象状況を分析することで、さらに詳しい理由が見えてくるかもしれません。ご興味があれば、過去の気象データなどを調べてみるのも面白いかもしれませんね。
この回答への補足あり
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