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キリスト教の預言者について教えてください。
モルモン教のジョセフスミスや、セブンデイ アドベンティストのエレン ホワイト、下記のリンクのクリスティーナなど、預言者と言われる人はいますが、そもそも預言者とはなんですか
どういう定義ですか?


また彼らは本物の預言者ですか?

聖書には、偽預言者がたくさん現れると書かれていますが、本物と偽物をどうやって見分ければいいですか?

全ての預言者を本物と認めることもできると思いますが、エレン ホワイトとジョセフ スミスなどを偽預言者だといって、クリスティーナさんが本当の預言者だという友人がいます。


僕は全員 預言者と認めたらいいんじゃないかと思うんですけど、そうも行かなそうなので、どうしたらいいのかな と思っています。

そもそも 預言者って何なのかなということと、あと この3人以外に現代の預言者っていますか?

自分が信じるものは認めたいけど他者が信じるものは否定したいっていうこの欲求は一体何なんですかね。

確か キリスト教だと家庭をよく納めるものが 長老になれてかつ男だった気がするんですけど、女性の預言者も存在するんだなーと思います。

ちょっと質問が漠然としてるんですけど、この辺りのことを解説していただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こキリスト教における「預言者」についての疑問を丁寧に解きほぐしながらお答えします。

質問が多岐にわたるので、順番に整理して解説していきます。

1. 預言者とは何か?その定義は?
キリスト教における「預言者」とは、一般的には「神からの啓示を受け、それを人々に伝える役割を担う人」と定義されます。 聖書では、預言者は神の意志や未来の出来事を伝えるだけでなく、人々に悔い改めを促したり、神との関係を修復するよう導いたりする存在として描かれています。 旧約聖書での預言者: モーセ、イザヤ、エレミヤなどが代表例です。 彼らは神から直接語りかけられ、イスラエルの民に神のメッセージを伝えました。 例えば、イザヤはメシア(救世主)の到来を予告し、エレミヤは民の罪を警告しました。 新約聖書での預言者: イエス・キリスト自身が究極の預言者とされ、その弟子たち(特に使徒)や、教会内で預言の賜物を受けた人々も預言者と呼ばれました(1コリント12:28-29)。 語源: ヘブライ語の「ナービー」(nabi)は「神に呼ばれた者」や「語る者」を意味し、ギリシャ語の「プロフェーテース」(prophetes)は「神の代弁者」を指します。 預言者の役割は単に未来を予言することではなく、神の意図を解釈し、人々を信仰に導くことです。 そのため、預言者には霊的な権威と責任が伴います。

2. ジョセフ・スミス、エレン・G・ホワイト、クリスティーナは預言者か?
ご質問に出てくる3人について、彼らが「預言者」とされる背景と、その評価について説明します。 ジョセフ・スミス(モルモン教/末日聖徒イエス・キリスト教会) 背景: 1805-1844年。 アメリカで「モルモン書」を天使モロナイからの啓示で翻訳し、末日聖徒イエス・キリスト教会を設立。 自身を神の預言者と主張し、現代の啓示を受けるとされました。 評価: モルモン教会の信者は彼を預言者として認めますが、主流のキリスト教(カトリック、正教会、プロテスタント)は彼を預言者とは認めません。 理由は、モルモン書の教義(例: 三位一体の否定、追加の聖典)が聖書の教えと異なるためです。 エレン・G・ホワイト(セブンスデー・アドベンティスト教会) 背景: 1827-1915年。 セブンスデー・アドベンティスト教会の共同創設者で、生涯に約2000回の幻視を経験し、健康や終末論に関する著作を残しました。 教会内では「預言の賜物」を持つ人物とされています。 評価: アドベンティスト教会では彼女を預言者的な指導者とみなしますが、預言者と公式に呼ぶことは控え、「神の使者」と表現します。 主流キリスト教では、彼女の幻視や教え(例: 安息日が土曜日)が聖書の枠を超えるとして疑問視されます。 クリスティーナ(リンクの人物) 背景: リンクが提示されていないため特定できませんが、文脈から「現代の預言者」を自称する人物と仮定します。 多くの場合、現代で預言者を名乗る人は、個人的な啓示やビジョンを主張します。 評価: 彼女が本物の預言者かどうかは、彼女の主張と行動を聖書の基準で検証する必要があります(後述)。

3. 本物の預言者と偽預言者の見分け方は?
聖書には偽預言者への警告が繰り返し出てきます(マタイ7:15-20、デュトロノミー18:20-22)。 本物と偽物を見分ける基準として、以下が挙げられます: 預言の成就: 預言者が語ったことが現実になるか(デュトロノミー18:22)。 ただし、成就しない場合でも「悔い改めを促す警告」として神が取り消す場合もある(ヨナ書3:10)。 神の教えとの一致: 預言者のメッセージが聖書の真理と矛盾しないか(ガラテヤ1:8)。 新しい啓示が聖書を否定する場合、偽預言者とみなされます。 実による判断: 預言者の生活や行動が神の義にかなっているか(マタイ7:16-20)。 偽預言者は自己利益や権力を求める傾向があります。 神からの召命: 本物の預言者は神に直接選ばれ、教会や信者共同体でその召命が認められます。 ジョセフ・スミス: モルモン書の起源や一夫多妻制の導入が聖書と異なるため、主流キリスト教では偽預言者と見なされます。 エレン・ホワイト: 彼女の幻視は個人的な体験に基づき、聖書に矛盾しないとアドベンティストは主張しますが、幻視の真偽を客観的に証明するのは困難です。 クリスティーナ: 具体的な情報がないため判断できませんが、聖書の基準で検証する必要があります。

4. 全てを預言者と認めるべきか?
「全員を預言者と認めたらいい」というあなたの考えは、寛容で平和的なアプローチとして理解できます。 しかし、キリスト教では「真理」が重要視されるため、すべてを無条件に認めるのは難しいとされます。 聖書は「霊を見分ける」ことを勧めています(1ヨハネ4:1)。 つまり、誰かを預言者と認めるかどうかは、その人の教えや行動が神の意志に沿うかを慎重に判断する必要があるのです。 友人が「クリスティーナだけが本物」と主張するのは、彼女が友人の信仰や価値観に合致するからかもしれません。 これは主観的な判断であり、客観的な基準(聖書)に基づかない場合、偏見に陥る可能性があります。

5. 現代の預言者は他にいるか?
現代で「預言者」とされる人は、特定のキリスト教派や個人によって異なります。 例を挙げると: 末日聖徒イエス・キリスト教会: 現在の大管長(例: ラッセル・M・ネルソン)が預言者とされます。 カリスマ派・ペンテコステ派: 預言の賜物を持つとされる指導者(例: ビル・ジョンソンなど)が存在。 自称預言者: 個人が啓示を受けたと主張する場合も多いですが、教会全体で認められることは稀です。 主流派では、新約以降の預言はイエス・キリストで完成したと考え、「預言者」は使徒時代に終わり、現代では「預言の賜物」を持つ人がいると解釈されます。

6. 「自分が信じるものは認め、他者を否定する欲求」とは?
この欲求は人間の心理に根ざしています。 認知バイアス(確証バイアス)により、人は自分の信念を肯定する情報を好み、反するものを否定しがちです。 キリスト教では、これを「愛の欠如」や「裁きの姿勢」と見なし、他者を尊重するよう勧めます(マタイ7:1-5)。 あなたが「全員認めたい」と感じるのは、対立を避け調和を求める心の表れかもしれません。

7. 女性の預言者について
聖書には女性預言者が存在します: 旧約: ミリアム(出エジプト15:20)、デボラ(士師記4:4)、フルダ(列王記下22:14)。 新約: アンナ(ルカ2:36-38)、ピリポの娘たち(使徒21:9)。 長老(監督)は男性に限られる伝統がありますが(1テモテ3:2)、預言の賜物は性別を超えて与えられるとされます(使徒2:17-18)。 エレン・ホワイトやクリスティーナが女性であることは、聖書的に矛盾しません。

まとめ

預言者とは: 神の意志を伝える者。 ただし、現代ではその定義や認証が教派で異なる。 本物か偽物か: 聖書の基準(成就、一致、実)で判断するが、完全な結論は難しい。 どうすればいいか: あなたが全員を認めたい気持ちは素敵ですが、信仰においては「真理」を求める姿勢も大切です。 友人と話し合い、互いの視点を尊重しつつ、聖書を基準に考えるのが一つの方法です。 現代の預言者: 教派次第で異なりますが、慎重な見極めが必要です。
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預言=神から預かった言葉。

預言が必要だったのは、聖書が完成するまでです。聖書にすべて記されていて、そこから削ってもいけない。書き加えてもいけない。と、ヨハネがしっかり釘をさしてます。

聖書では、前半の旧約聖書の部分に、来るべきメシア・キリストに関する予告的な預言が多く含まれていて、キリストの出現で、すべて成就しています。もし、キリスト以後に、誰かがキリストと等しいレベルの預言者が出現するとしたら、そのことも、聖書に記されてなければいけませんが、全くないですね。記されているのは、多くの偽預言者がでるということだけ。つまり、今の時代に自分こそがメシアだという人が出たとしても、すべて偽預言者ということになります。

キリスト教では、女の頭は男であり、その上に、キリストが頭としての位置にあることになってます。キリストが頭であり、キリストを通して神を信じるのが、キリスト教。女性の預言者は、1世紀まで存在しませんし、それ以後も、キリスト教的には存在しないことになります。
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