イギリスには憲法典が無いのに、なんで憲法はあることになるんでしょうか？

イギリスには憲法典が無いのに、なんで憲法はあることになるんでしょうか？

No.3 ベストアンサー 回答者： tanzou2 回答日時： 2025/03/21 03:22

国家というのは、国民がいて、領土があって

国民や領土を統治する権力が存在する
組織体を言います。

つまり、単なる集団では無く組織体
ですから、そこには必ず、規範、ルールが
存在します。

この規範、ルール、それも、根本的な
規範、ルールが憲法です。


だから、およそ国家と言える団体には
憲法は必ず存在します。

逆に言えば、憲法が無い国家というのは
あり得ません。

それは、ただ、人間が集まっているだけ
の集団ということになります。

その憲法には、成文化されたモノと
成文化されない、慣習法に基づくモノがあります。

英国は後者だ、というだけで
国家である以上、憲法は存在するのです。

この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました！

お礼日時：2025/03/23 09:33

No.2 回答者： アンドロくん 回答日時： 2025/03/20 22:23

イギリスには、日本やアメリカのように一冊にまとめられた「憲法典」は存在しません。

しかし、イギリスにも憲法は存在し、それは「不文憲法」と呼ばれています。
不文憲法とは？
不文憲法とは、成文化された単一の文書として存在するのではなく、以下のような様々な要素から構成される憲法のことを指します。
* 議会制定法: 議会で制定された法律のうち、憲法に関わる重要な法律（例：権利章典、議会法など）
* 慣習: 長い歴史の中で培われてきた政治的な慣習や慣例（例：首相の地位、内閣の責任など）
* 判例: 裁判所が過去の裁判で示した判決のうち、憲法に関わる重要な判例
* 慣習法: 裁判官の判決を通じて形成されてきた法
なぜイギリスには憲法典がないのか？
イギリスが不文憲法を採用している理由は、主に以下の点が挙げられます。
* 歴史的経緯: イギリスの憲法は、長い歴史の中で徐々に形成されてきたものであり、特定の時点で制定されたものではありません。
* 柔軟性: 不文憲法は、社会の変化に合わせて柔軟に対応できるという利点があります。
* 議会主権: イギリスでは、議会が最高の権威を持つという「議会主権」の原則が確立しており、議会が憲法を自由に改正できるという考え方があります。
不文憲法のメリット・デメリット
* メリット:
* 社会の変化に柔軟に対応できる
* 政治的な安定を保ちやすい
* デメリット:
* 憲法の内容が曖昧になりやすい
* 国民の権利が十分に保障されない可能性がある
まとめ
イギリスには憲法典はありませんが、議会制定法、慣習、判例など、様々な要素から構成される不文憲法が存在します。不文憲法は、柔軟性や政治的安定などのメリットがある一方で、曖昧さや権利保障の面で課題も抱えています。

No.1 回答者： sagida 回答日時： 2025/03/20 21:45

一つにまとまっていないだけで、いくつかに分散してあるだけに読めます。

AI による概要

イギリスの憲法は、マグナ・カルタ（1215年）、権利請願（1628年）、権利章典（1689年）などの文書、コモン・ロー、議会の制定法、慣例などから構成されています。