貨物輸送は旅客輸送密度3桁でも旅客しかない5桁のところに勝てるか。

貨物輸送は旅客輸送密度3桁でも旅客しかない5桁のところに勝てるか。
貨物輸送は大事だとおっしゃっていた方がおられます。
この路線が使えないと物流が滞って、生活が混乱します。
輸送量以前の次元で重要な路線です。
参考↓
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/14079083.html
旅客数云々はさしたるモノです。ということは、
日本海縦貫線はそれに当てはまり、たとえ輸送密度が低くても、
裏を返せば、羽越酒田～羽後本荘777人、奥羽大館～弘前948人は、2023年度輸送密度実績3桁でも、
5桁である、福知山尼崎～新三田79,910人、新三田～篠山口10,890人、山陰京都～園部40,397人、
よりも、路線の重要性が高いということですね。
理由も沿えて下さい。

No.1 回答者： w124-youngclassic 回答日時： 2025/04/14 10:39

おはようございます。

【回答】
▪そもそもの話ですが、ランキングを競うモノではないので「勝ち負け」という話は存在しないし、それは全く意味が無い。
▪旅客収入＋貨物輸送収入⇨その路線の実収入なので、旅客数と貨物輸送収入を切り分けて捉える意味が無い。全く意味が無い。

鉄道は旅客を運ぶだけではありません。
物流も担っています。
公共交通機関ともインフラとも言われますが、海外と異なり日本では鉄道会社が施設や設備を所有し、鉄道会社が営業するスタイルが一般的です。多くはインフラと言いつつ国や自治体は企業に丸投げの状態です。

海外だと⇨https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81251

固定費が多く掛かり、都市部以外は赤字路線が多いのですが、先述の通りですから都市部や新幹線などの収益で赤字路線の損失を埋める経営スタイルとなってしまっています。
ただ、コロナ禍以降、鉄道会社の収益が悪化し、都市部や新幹線などの収益で赤字路線の損失を埋めるスタイルに無理が出てきており、「みなし上下分割」など国や自治体が参画する事例が昨今増えてきています。

「旅客輸送が3桁」vs「貨物輸送」など、比較する基準が異なるのでナンセンスでしか無いのです。

質問者様の目線に合わせた事例を紹介するならば、
東日本大震災の折り、普段は貨物輸送を行わず、輸送密度も高くない磐越西線で緊急石油輸送列車が走りました。
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0026 …
震災で製油所が使えなくなり、また時節柄、石油が無いと凍え死ぬレベルの危機的状況でしたが、全国各地からタンク貨車とディーゼル機関車を集め、急遽習熟して貨物輸送を行いました。
https://blog.goo.ne.jp/malista/e/4d68e6b16df1653 …（前篇）
https://blog.goo.ne.jp/malista/e/33f288fb7f8b7f5 …（後編）
これを読んで、そんな勝ち負けに拘る事が如何に意味が無いか理解してください。