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http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/tech/zo …

先日発表されたサイバーショットDSC-H1の「スマートズーム」なんですが、画像をトリミングするデジタルズームとの違いがわかりません。どなたか解説してください。

A 回答 (2件)

#1です。

もう少し補足します。

写真をトリミングすると,当然ですが,画素数は減ります。W1の場合,最高画質では5Mピクセル(500万画素)です。L版の場合,Fujifilm製プリントマシンであれば2Mピクセル(200万画素)相当でプリントされます。だから,トリミングした画像が200万画素より大きければ,画質の劣化はほとんど起きないといえます。
(色情報から考えますと,理論的には画質は低下するといえないことも無いですが,画質に与える影響が小さいので無視できるレベルと思われます。それよりもレンズやノイズ,撮影条件といった他の要素の方が画質に与える影響のほうが大きいでしょう。)
トリミングというのは,画像の一部を切り出すので,一種のズーム効果が得られます。

スマートズームというのは,トリミングによって画質の劣化が起こらない範囲で(つまり,記録する時の画素数がCCDの画素数より小さいときだけ)トリミングしてズーム効果を出してくれる機能です。

Sony以外の他社でも,スマートズーム相当の処理はできるデジカメも多いです。例えば,私が以前に使っていたFujifilm Finepix 4500(単焦点デジカメ)は,記録画素数を下げた時だけズームが出来ましたが,これも同じような原理でズーム処理をしています。

普通のデジタルズームの場合,2倍のデジタルズームをかけると,CCDの1/4の色情報を用いて絵を作ることになります。だから,400万画素のデジカメで2倍のデジタルズームをかけると100万画素相当の写真になってしまいます。記録画素数が100万画素ならそれで良いですが,記録画素が400万画素でもCCDの色情報が100万画素であれば,画質は劣化することになります。

繰り返しになりますが,メモリーカードに記録する画素数と,CCDの画素数は異なる場合があり,記録画素数がCCDより小さくなるように設定した時のみ使えるデジタルズームが「スマートズーム」です。記録画素数が300万画素の場合なら,300万画素になるまで(画質の劣化無く)トリミング可能という意味です。

そして,「スマートズーム」という言葉には,光学ズームと(画質の劣化がほとんど無い)デジタルズームの区別をすることなく,スムーズに使えるズーム,という意味も込められているようです。計算によるデジタルズームは画質の劣化が激しいので,きれいな写真が撮りたい場合は使えません。でも,CCDのゆとりを使ったデジタルズームは画質が劣化しないので実用的に使えます(もちろん,画素数が減ったことによる画質の低下はあります)。
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手持ちのDSC-W1の場合の「スマートズーム」について説明します。


スマートズームも一種のトリミング処理です。
W1は500万画素です。記録する時に,画質を優先すれば5Mピクセルで記録することになりますが,L版サイズしかプリントしない場合であれば3Mピクセルでも十分ということもあります。その場合,普通はデータが間引かれるのですが,データを間引く代わりにCCDの中央の部分だけを使って3Mピクセルの画像を作ることもできるようになっています。
普通のデジタルズームは補完処理によって足りないピクセルの色情報を擬似的に作るので,ソフトフォーカスがかかったような絵になりますが,スマートズームの場合はもともとある色情報を使って画像を作りますのでシャープさが損なわれることはありません。ただし,W1では5Mピクセルの画像であればCCDのゆとりがありませんのでスマートズームは出来ません。3Mや1Mピクセルといった画素数を落としたときにのみ有効になる機能です。つまり,CCDの画素数より記録する画素数が小さくなるように設定したときにのみ使えるズーム機能です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。完全ではないですがイメージすることができました。

お礼日時:2005/06/10 16:21

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