ある見識のある方から「ピカソは偉大な能力を持っていたのに、愛人におぼれて台無しにしてしまった。」と言われました。その言葉をそのまま鵜呑みにして良いのか、何か裏に秘めた意味があるのか知りたいのです。ピカソの実生活における愛人による変化と才能との関係がわかる方、教えて下さい。

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A 回答 (3件)

 ワリとその通りの意味ですよ(^_^;


 愛人のせいで、身を持ち崩したりとかしたんじゃなかったでしたっけ。
 「愛ゆえに絵が下手になった」とかそういうことじゃないんですけどね。
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この回答へのお礼

参考になりました、有難うございます。
でも、そうなんですか。そのまんまの意味だったんですね。身を持ち崩すって事は、愛人がいなければもっとイイ人生だったと思われているって事でしょうね。

お礼日時:2005/06/10 16:05

わたしはピカソに大して興味のある方ではなく、「新日曜美術館」あたりのうろ覚えの知識しかないのですが。


(完全な私見であることをお含み置きください)

知人の方のお言葉、わたしはとても疑問に感じます。

>「ピカソは偉大な能力を持っていたのに、愛人におぼれて台無しにしてしまった。」

この言葉は、ピカソの偉大さ(という言い方も違和感があるが)を認めていない方の言い方ですよね。台無しになったわけですから。
しかし一般的な評価ではどうでしょう?
枕言葉のように、「20世紀最大の画家」と言われていないでしょうか。たしかに一般的な評価がいつも正しいとは限りません。人それぞれ思うところがあるでしょう。しかし今そういう評価を受けているピカソという存在に対して、それが「台無しになった状態である」とおっしゃるなら、その理由を示した上で話をするべきではないでしょうか。

ご質問文からは、一体それがどういう文脈で語られたものかは情報がありません。それがピカソの人生のある時期だけを指すものであれば、たしかに女性におぼれて状態が悪くなったこともあったかもしれません。また、愛人に溺れて「家庭生活を」台無しにしてしまったというようなことでしたら、それもあり得るでしょう。
が、ピカソの全体についてのお言葉でしたら、一般的な意味においては知人の方のお言葉は当たらないのではないかと思います。

ピカソは大変女性にもてたそうです。深い仲になった(人生に影響を与えるほど、という意味で)女性だけでも10人内外いたような気がします。絵を描いているアトリエで女性が二人で取っ組み合いをしたというのもピカソの逸話だったと思います。また本人もかなり女性が好きだった……ようなイメージがありますね。女性がピカソに重要な存在であったのは間違いありません。

が、芸術家にとって女性が重要であるのはそれほど珍しいことではありませんね。絵を描く人に限らないと思うのですが、ミューズ(ギリシア神話の芸術の女神たち。転じて男性にとっての女性原理、芸術の着想の根源)として、妻を、恋人を捉えるのはよく聞く話です。
ピカソもそうでしたでしょう。その時の恋人、妻、愛人……色々な人をモデルに描いています。付き合う人が変わるごとに画風が変わると言われた人です。影響は大きかったはず。

しかしわたしには、ピカソが女性におぼれるようなヤワな人物だったとは思えないのです。彼は太陽のように強靭な人物で、その強靭な心身が新しいものを生み出して行ったと思うので。逆に女性たちの方が、愛憎、あるいは才能に疲弊していったようなイメージがあります。
そんな人物が
>愛人におぼれて台無しにしてしまった
と表現されるのはどうも納得出来ません。

知人の方は見識のある方とのことですので、ある限定的な意味で言われたか、または個人的な評価、理由が背景にあるはずだと思います。機会があればそのあたりを問いかけてみたらいかがですか。
たとえば、知人の方が(女性の影響を受けて)画風を変えたことを(一般的な評価は別として)完全に失敗だと考えておいでになり、それを「台無し」と表現するのであれば、それは納得出来ます。
しかしその個人的な理由を聞かずに、「ピカソって女で才能をダメにしたんだな~」と何の疑いもなく考えてしまうのでは違うと思います。彼は死ぬ間際まで現役の画家であったはずですし。鵜呑みにしないで下さい。
わたしはピカソの絵をそれほど愛好しているわけではありませんが、やはり大きな存在であったとは思っています。
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 ちょっとした補足ですが、ピカソと愛人たちの愛憎劇を描いた『サバイビング・ピカソ』という映画があります。

アンソニー・ホプキンズがピカソを演じています。脚色してあるし、もちろん全部真に受けてはいけないと思いますが、雰囲気は何となくつかめると思うのでおすすめですよ。

参考URL:http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD30183/
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Qピカソの絵の良さについて

ピカソの絵を大量にみてきました。
ゲルニカなんかは、説明されるとなるほど
そうなのかと時代背景が思想から
絵を理解する事ができるのですが・・・

全般において
ピカソの絵のよさについて
全く感じ取る事ができません。

ピカソの絵のどこがどう世界的に評価されているのか
教えていただけないでしょうか?

Aベストアンサー

ピカソも大好きな一素人美術愛好者です。

ピカソに限らず、優れた絵画はいずれも単純に写実的なだけではないかと思います。
と言うか、古来、優れた画家たちというものは、例外なく、それぞれの時代にあって、最も正確に対象を観察し、それを描き出そうとしてきたのではないでしょうか。

私自身は、最初にピカソを見たとき、いわゆるカルチャー・ショックに近い衝撃や戸惑いを受けました。
それを私なりに説明すると、「理解する」にも二通りあって、自分の慣用としてきた知の鋳型に合わせて対象をそれに当て嵌めて理解する場合と、自分の慣用としてきた理解の範型に合わない対象との出遭いによって、自分の知の鋳型が対象から無効宣言される場合とがあるのではないでしょうか。

ピカソをはじめとする、前衛的、革新的な芸術作品というものは、概して鑑賞する側の慣れ親しんできた知の鋳型を否定したり、批判したりする力として作用するのではないでしょうか。
つまり、ピカソを「理解する」というのは、実は自分の古い知の鋳型が壊されることであり、だからこそ筆舌しがたい、言語道断のいわゆる感動、恍惚、無我の境地にいたるのではないでしょうか。
その時、ピカソによって自分が支配されたり、征服されたりする、その意味では一種のマゾヒスティックな快感に溺れているのではないでしょうか。

鑑賞を終え、その体験を反芻するようになったとき、間違いなく自分の内部にはこれまでのものとは違った、新しい知の鋳型が出来上がっているはずです。
芸術の鑑賞というのは、そしてそこで感動するというのは、実は自分の古い知の鋳型をいったん死に至らしめ、新たに蘇生させるという秘儀であると言えるのかもしれません。
だから、しばしば優れた芸術作品は鑑賞する者をして自己発見せしめる力を内在させていると古来言われてきたのだと思います。

その上で、質問者さんの

>ゲルニカなんかは、説明されるとなるほど
>そうなのかと時代背景が思想から
>絵を理解する事ができるのですが・・・

という鑑賞態度について申しますと、失礼ながら、こういう姿勢では、ご自分の慣れ親しんできた知の鋳型が頑固に自己保全している、一度死んで蘇るのを拒絶していると言われるかもしれません。
その他、絵画の技法、時代・社会背景、画家・題材に関する知識等々も、すべて既成の知識という鋳型であって、本当言えば、虚心坦懐に絵を鑑賞する上では邪魔物でしかないと思います。
それに囚われた眼でどんなに優れた絵画に向き合っても、絵画の方では決して深奥の魅力を見せてはくれないと思います。

>ピカソの絵のどこがどう世界的に評価されているのか
>教えていただけないでしょうか?

たとえば、ピカソの立体主義について申しますと、彼はこれまでの画家が対象をカメラアイ(=パースペクティブな視点)から眺めることを写実的な態度だと思い込んでいたとすれば、はじめて、他ならぬ人間の眼で、しかも先入観や偏見をできる限り排除して対象を眺めればこう見えるはずだ、という確信を持つに至った最初の画家である、と少なくても私はそう考えております。

人間の眼は、カメラアイと違って、人間の横顔の裏側にもう一つの眼が付いていることを知らないフリして横顔を観察することなんかできませんからね。

ピカソも大好きな一素人美術愛好者です。

ピカソに限らず、優れた絵画はいずれも単純に写実的なだけではないかと思います。
と言うか、古来、優れた画家たちというものは、例外なく、それぞれの時代にあって、最も正確に対象を観察し、それを描き出そうとしてきたのではないでしょうか。

私自身は、最初にピカソを見たとき、いわゆるカルチャー・ショックに近い衝撃や戸惑いを受けました。
それを私なりに説明すると、「理解する」にも二通りあって、自分の慣用としてきた知の鋳型に合わせて対象をそれに...続きを読む

Qピカソの絵

ピカソ後年の作品(子供が書いたような作風)の芸術性良さが分かりません。
どの用は観点で鑑賞すればよいのでしょうか。
識者の方よろしく教えてください。

Aベストアンサー

ピカソのどこがすごいの?という疑問は実際多くの人が感じるところだと思います。
「ピカソ」というともはや「わけわからん絵」の代名詞のようにさえなってしまっていますね。

「芸術は考えて理解するものではない、感じればいいのだ」みたいな考え方を日本人はなぜか好みますが、そういう考えに凝り固まっている人ほどピカソの絵の価値を理解することは恐らく難しいでしょうね。だってただ見ただけじゃ実際ワケワカランもの、あの絵!(笑)

若桑みどりさんの著書「イメージを読む」の中に、「芸術は感覚で作られ、感覚で理解される感性の文化だと思う誤解がゆきわたっている」ということばがありますが、私も同感です。
芸術の価値を真に理解するためには、ただ作品の前に立って感覚任せにぼーっと眺めているだけでは足りないのです。
わかりやすい具象画なら、それでも「あらきれいな風景だわねえ」などと多少感動することもできましょうが、こと近代以降の作品になってくるとあれもこれもピカソ状態に。

では、どうすればそれらの作品を楽しく鑑賞できるようになるのか。
それは、作品の裏側を知ることです。作品が制作された社会背景、作家の生い立ち、作家の生涯における作風の変遷、その作品が後進の芸術家に与えた影響…。また、制作に使われた材料や技法を知ることから作品を見る楽しみが増えることもあるでしょう。

幼少から父に絵画の基礎を叩き込まれ、14歳にして写実の技術を完成させていたピカソが、なぜそれを捨て去っちゃって次々と新しい画風を生み出そうとしたんだろう。
「アビニョンの娘たち」ってピカソがアフリカの彫刻にハマったからこんな顔になったんだー。
この作品は○○に影響を与えたんだ、確かにこのへんが似てるかも…。
等々、ひとつひとつの作品に込められた背景を知れば知るほど、その作品の鑑賞は深まっていきます。
上述の「あらきれい」な風景画だって、それが描かれた土地の風土や社会背景等々を知ればただ感覚任せに見ていた時とは全く違った感動があるはずです。

ちなみに、私はピカソのいかにもテキトーに描き殴ったような作品に近づいたとき、その一見デタラメな線の後ろに、その線を何度も描き直し修正したことが読み取れる痕跡を見つけてちょっと感動したことがあります。

ピカソのどこがすごいの?という疑問は実際多くの人が感じるところだと思います。
「ピカソ」というともはや「わけわからん絵」の代名詞のようにさえなってしまっていますね。

「芸術は考えて理解するものではない、感じればいいのだ」みたいな考え方を日本人はなぜか好みますが、そういう考えに凝り固まっている人ほどピカソの絵の価値を理解することは恐らく難しいでしょうね。だってただ見ただけじゃ実際ワケワカランもの、あの絵!(笑)

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Qピカソとモネの絵を上下逆さまに見せると、なぜ、鳩はモネの絵の方を見分けられなかったのでしょうか?

ラジオで興味ある研究を聞きました。
イグノーベル賞を受賞したものだそうです。
鳩に、ピカソとモネの絵を見せ訓練すると、それらを見分けることができるようになった、そうです。
次に、それの絵を上下逆さまにして鳩に見せると、ピカソの絵は見分けることができたが、モネの絵はできなかった、そうです。
質問は、モネの絵を上下逆さまにすると、なぜ、鳩は見分けられなかったのでしょうか?

Aベストアンサー

こんにちは。
イグ・ノーベル賞を受賞してしまった有名な実験ですよこね。
理由は「ピカソの絵は上下がないけれども、モネの絵は上下があったから」ではないか、だそうです。

実験を行った渡辺教授いわく、
「絵を識別するのにハトは複数の要素から判断している。
 その認知能力はヒトに近い形なのではないか。」
だそうです。論文が読めなくても、下でご紹介する本に詳しく書かれていますので、ご興味があれば。

後年のピカソの絵は抽象的で、どっちが上でどっちが下やらわからないものが多いです。美術館さえ間違えていた例もあるぐらいです。キュビズムの時代とか。
なので、上下ひっくりかえされても特に識別に困難を来すことなく「これはピカソの絵っぽい」とわかります。
一方、モネの絵は基本的に風景など上下のある絵です。なので上下をさかさまにされるとそこに何が描かれているかすぐには認知できなくなります。そうすると、誰の絵かもわかりにくくなる。
ハトも同じようにモネの絵を見ていたらしく、そのため反応が低下したのではないか…とのことです。

画風や流派まで把握してそれぞれに分別できる、というのですからすごいですね。
私は詳しくない(詳しい人から聞いた程度)なので、書籍をご紹介します。

教授本人の本
「鳥脳力―小さな頭に秘められた驚異の能力(DOJIN選書32) 」
https://www.amazon.co.jp/%E9%B3%A5%E8%84%B3%E5%8A%9B%E2%80%95%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E9%A0%AD%E3%81%AB%E7%A7%98%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%A9%9A%E7%95%B0%E3%81%AE%E8%83%BD%E5%8A%9B-DOJIN%E9%81%B8%E6%9B%B832-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E8%8C%82/dp/4759813322

鳥の能力についての本
「鳥の脳力を探る 道具を自作し持ち歩くカラス、シャガールとゴッホを見分けるハト (サイエンス・アイ新書) 」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4797347260/ref=pd_cp_14_1?ie=UTF8&psc=1&refRID=9QB0SDDY7RDWGZC4E3MQ

おまけにイグ・ノーベル賞を受賞した各研究の内容を説明した本
「笑う科学 イグ・ノーベル賞 (PHPサイエンス・ワールド新書) 」
https://www.amazon.co.jp/PHP/dp/4569774407/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1475879748&sr=1-1

こんにちは。
イグ・ノーベル賞を受賞してしまった有名な実験ですよこね。
理由は「ピカソの絵は上下がないけれども、モネの絵は上下があったから」ではないか、だそうです。

実験を行った渡辺教授いわく、
「絵を識別するのにハトは複数の要素から判断している。
 その認知能力はヒトに近い形なのではないか。」
だそうです。論文が読めなくても、下でご紹介する本に詳しく書かれていますので、ご興味があれば。

後年のピカソの絵は抽象的で、どっちが上でどっちが下やらわからないものが多いです。美術館さえ...続きを読む

Qピカソ館の展示物について?

私は美術が好きですが、専門的な知識はありません。
先日、箱根の彫刻の森美術館に行きました。ピカソ館を楽しみにしていたのですが、展示物はピカソの晩年の作品の皿(陶器)が多く、青年期や壮年期の絵画の展示はわずかでした。
(しかも南仏風のたくさんの皿も素晴らしいと感じられるものは一部でした。)
ピカソ館のできる以前に彫刻の森美術館で、ピカソの青年期の絵画、デッサンさらにすぐれた彫刻作品を見た記憶があるので、現在はさぞ充実したコレクションになっていることを期待していたので少しがっかりしました。
以前、彫刻の森美術館で見た(私の記憶違いでなければ)今は展示されていないピカソの作品はどうなったのでしょうか。また日本でピカソの青壮年期の作品の展示はどこがよいのでしょうか。
お教え下さい。

Aベストアンサー

行ったことはないのですが、もともとピカソの陶器作品が多い美術館というイメージを持っておりました。

やはり中心は陶芸作品という考えだそうです。
http://www.hakone-oam.or.jp/work/picasso/index.html
http://www.tokyoartbeat.com/event/2004/A2A4.ja
ピカソコレクションは300点あるとのことですが・・・・。

ところで、彫刻の森ってフジサンケイグループなんですね。
(そういえばアモーレの鐘か・・・)


箱根のポーラ美術館に数点あるようです。
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/go/305.html
http://www11.ocn.ne.jp/~mutsu/info/miru/ex.htm

1点ずつならいくつかの美術館にありますよね。。

売買についてはわかりません。
一般的な傾向として、ピカソの油彩作品は過去20年間に約1300点がオークションに出品され約71%が落札されており、なんていうお話がありました。
http://iconfirm.org/contents/investment2.html

行ったことはないのですが、もともとピカソの陶器作品が多い美術館というイメージを持っておりました。

やはり中心は陶芸作品という考えだそうです。
http://www.hakone-oam.or.jp/work/picasso/index.html
http://www.tokyoartbeat.com/event/2004/A2A4.ja
ピカソコレクションは300点あるとのことですが・・・・。

ところで、彫刻の森ってフジサンケイグループなんですね。
(そういえばアモーレの鐘か・・・)


箱根のポーラ美術館に数点あるようです。
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/g...続きを読む

Qピカソって絵うまいの?

 ゲルニカなどの代表作で知られるピカソですが、子供の頃に初めて絵を見た印象として「下手くそ~」と思いました。 
 まったく美術に興味が無く生きてきたのですが、ピカソって写実的表現のデッサン力ってあるんでしょうか?。

Aベストアンサー

 ピカソは写実的な絵も非常に上手です。
 百聞は一見に如かず。よろしければご覧ください。
http://cgfa.sunsite.dk/picasso/p-picasso7.htm
 これは去年の秋に本邦初公開となった「初聖体拝領」で、ピカソ14歳の時の作品です。モニタを介しては半分も厚みを感じられませんが、「この絵を14歳で描いた」と聞いて才能を感じない者はいないのではないかと思います。
 これは古典主義を丁寧になぞった絵で、彼はこの時期、このスタイルの絵ばかり描いていたわけではありません。様々な画材で様々な描き方をし、まるでなにかをためし模索しているかのようです。
http://members.jcom.home.ne.jp/senecio304/picasso.htm
 こちらのページでは下にいくほど写実から離れていきますが、「夢」や「ドラ・マールの肖像」にしても、確かなデッサン能力が基礎になければ描けない絵だということははっきり見てとれます。
 ピカソが描いた写実よりの絵を他にもご覧になりたければこちらもどうぞ。
http://www.abcgallery.com/P/picasso/picasso.html

 ピカソの父もまた画家でしたが、息子ピカソが8、9歳の時に描いたリンゴかなにかの絵を見て彼我の才能の差を感じ、14歳の時に筆を折った・・・というのは有名なエピソードです。それが脚色された逸話だとしてもです。
 ピカソの父が絵を描くのをやめてピカソのサポートにまわったのは事実で、その理由が何であれ、それだけの力がまだローティーンのピカソにあったということではないでしょうか。
 またピカソは絵と女性と金儲けに対して非常に精力的な人物で、絵もギネスブックに載るほど非常に多作な画家でした。(女性が変わるたび、なにか心境に変化があるたび、ころころ画風が変わる画家でもあるので、追いかけるのも面白いですよ。)
 素人目には「写実的である」ということは絵の上手さの指標としてとてもわかりやすいので、写実的であるほど良い絵、上手い絵、と考えがちな気がします。
 しかしこれだけたくさん絵を描くと、「描く」ということに対して研ぎ澄まされていって、なにかが昇華して残ったものがあの、子供から見ればどう見ても落書き、というものになるのだと思います。
 「写実的に描く」だけなら技巧の上手さに過ぎないでしょう。そこになにか思想や情緒、概念というものを盛り込んで初めて「芸術」にまでなるのではないでしょうか。少なくとも感情として、絵を描きたいという欲求はただ単に風景を切り取るだけでは満たすことができませんし、一部の画家にとっては写真と違いがつけられないのかもしれません。絵も写真もなにかの表現手段ですが、絵を描くもののはしくれとして、「写実的に」描くだけではおさまらないものがあるんです。
 そうやって自分の絵心を追求し、昇華した先にピカソのような抽象画にたどりついたり、マグリットのように「写実的なモチーフを組み合わせて非現実的な絵を描く」画家もいると思います。

 トリビアですが・・・。ピカソのフルネームをご存知でしょうか?彼のフルネームはパブロ・ピカソではありません。
 パブロ・ディエゴ・ホセ・サンティアゴ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・クリシピン・クリスピニャーノ・デ・ロス・レメディオス・シプリアーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダッド・ルイス・ピカソ、がフルネームだそうです。彼の父や叔父はじめ先祖や近所の人などの名前がめいっぱい詰め込まれているそうです。

 ピカソは写実的な絵も非常に上手です。
 百聞は一見に如かず。よろしければご覧ください。
http://cgfa.sunsite.dk/picasso/p-picasso7.htm
 これは去年の秋に本邦初公開となった「初聖体拝領」で、ピカソ14歳の時の作品です。モニタを介しては半分も厚みを感じられませんが、「この絵を14歳で描いた」と聞いて才能を感じない者はいないのではないかと思います。
 これは古典主義を丁寧になぞった絵で、彼はこの時期、このスタイルの絵ばかり描いていたわけではありません。様々な画材で様々な描き方をし...続きを読む

Qピカソの思い出、あるいは思うこと

パブロ・ピカソ、といえば、おびただしい数の作品を残した、二十世紀を代表する芸術家です。

お好きな作品、作品についての思い出、あるいは、ピカソの作品について思いつかれることを教えてください。

果たして彼は、美術評論家たちの評価通り、世間を逸脱した天才画家だったのでしょうか。

ご意見、よろしくお願いします。

Aベストアンサー

再び、どうもです(笑)

何やら、ピカソの評価に相当疑問を持っていらっしゃるようですが
私は、どちらかと言うとポーリングによるポロックの抽象画が1番好きですし
ピカソについて詳しくもありませんので説得力のあることを言える自信はありません。

ただ、「精神のリズム」に関しては
「青の時代」の社会背景やピカソの心理状況は、ほぼ関係ないだろうと思います。

なぜなら、それは、晩年の「一筆書き」のような絵からも感じられるからです。
恐らく、たまたま、生で観たから増幅されたのだろうと思います。

音楽で言えば、最初の1音で誰が演奏しているか分かることは、たまにあることですし
マイルスも生涯色んなスタイルで演奏しましたが
基本的にマイルスが歌っていたフレーズは同じだったと思います。

そして、「一筆書き」のような絵が絵画の歴史から見て
「進歩」であったのかどうかまでは私には分かりません。

しかし、強弁に聞こえそうですが
あの「一筆書き」は、ピカソにとって「禅画」のようなものではなかったかと思います。

つまり、あらゆるスタイルを試した後に訪れた「円熟」あるいは「悟りの境地」ではないかと思います。

私は、勿論、キュビズムの頃の婦人像等を愛しますし
恐らく「ゲルニカ」辺りがピークなんだろうと思いますが
最晩年の簡素な絵も深く愛します。

ですので、最晩年の簡素な絵に到達したことは
少なくとも、ピカソにとっては「進歩」であったろうと思います。

以前、指揮者について聞いた言葉ですが
「力を持った者だけが円熟し、力の無い物は腐る」とありました。

ピカソは見事に「円熟」したのだと思います。

再び、どうもです(笑)

何やら、ピカソの評価に相当疑問を持っていらっしゃるようですが
私は、どちらかと言うとポーリングによるポロックの抽象画が1番好きですし
ピカソについて詳しくもありませんので説得力のあることを言える自信はありません。

ただ、「精神のリズム」に関しては
「青の時代」の社会背景やピカソの心理状況は、ほぼ関係ないだろうと思います。

なぜなら、それは、晩年の「一筆書き」のような絵からも感じられるからです。
恐らく、たまたま、生で観たから増幅されたのだろうと思います...続きを読む

Qピカソの絵について

ピカソの’貧しき食卓’と言う絵を知っている人どうか教えて下さい。
勘違いして全く別の絵を想像していました。困ってます!!!

Aベストアンサー

http://www.simplecom.co.jp/e-gallery/
ピカソ 「貧しき食事」



http://www.ishiroweb.com/gallery/book/sakuhin/pica1.htm
貧しき食事
Le Repas frugal (1904)
1913年
エッチング
46.3x37.7cm




27部、あるいは29部限定の和紙に刷られたものと、他に250部限定版と、いずれも1913年、14点1組として画商A・ヴォラールが刊行した。

参考URL:http://www.simplecom.co.jp/e-gallery/,http://www.ishiroweb.com/gallery/book/sakuhin/pica1.htm

Qピカソのゲルニカの値段

買うつもりも、買うお金も無いのですが、ふとした疑問です。
誰かピカソのゲルニカの値段を教えて下さい。
もちろん原画です。
一体幾らするのでしょうか?

Aベストアンサー

ゲルニカは美術館に保管されているものであり、かなり大きな絵だと聞きています。
値段等はピカソが没した後に発見され、保管となったはずなので一度も付いた事は無いと思われます。
ですが、ピカソが生きている場合と違い数段に値段が高くなっているため、日本円では100億以上になると思われます。生きていたら、50万になるかならないかくらいでしょう。ピカソは没後に画家として認められた方ですから。

Qピカソやモネなど有名画家の絵を見てもどこがいいのかとわかりません。絵も

ピカソやモネなど有名画家の絵を見てもどこがいいのかとわかりません。絵もクラシック音楽などと一緒である程度の観賞力がないと理解できないものなのですか?

Aベストアンサー

知識という面もありますが、色や形を考える・感じる頭の使い方、脳の使う部分というのはあると思うのですよね。
私は色や形を突き詰めて考える訓練をした後、理屈ではなくて色や形で絵を見られるようになりました。

不思議なことに、そういう勉強をしている時にふと掛けてみた姉のレコードの音や、音楽家のやっていることが素晴らしいものと気づきそれ以来音楽も聴くようになりました。それまではその中にある音そのものの調和や破綻のおもしろさがわからなかったのです。

この同調は偶然とは思われません。

現代美術については授業で実際に鑑賞して、意見を述べたり見方のヒントをもらったりしてから享受できるようになりました。
つまり美術については色や形の織りなす面白さだけでは説明できない要素もあるということだと思います。ですがやはりそれも体験的なこと(芸術的な体験)ではあったのだと思います。
もしその作品が展示してある空間で対峙して、それがいいのか悪いのか、なんなのか、というような自分への突き詰め、脳や心を働かすことが無かったら理解できなかったかもしれません。

以上私的な発達史のようなものが参考になるかと思い書かせていただきました。
やはりチャンスがありましたら造形的・美術的なレクチャーを受けて、できれば手も動かしてみると何か違ってくるのではないかと思います。

知識という面もありますが、色や形を考える・感じる頭の使い方、脳の使う部分というのはあると思うのですよね。
私は色や形を突き詰めて考える訓練をした後、理屈ではなくて色や形で絵を見られるようになりました。

不思議なことに、そういう勉強をしている時にふと掛けてみた姉のレコードの音や、音楽家のやっていることが素晴らしいものと気づきそれ以来音楽も聴くようになりました。それまではその中にある音そのものの調和や破綻のおもしろさがわからなかったのです。

この同調は偶然とは思われません。

現...続きを読む

Qピカソ『泣く女』はどこ?に所蔵

ピカソ『泣く女』はどこにいけば、鑑賞できますか?
その他関連情報ありましたら、お願いします。

Aベストアンサー

和歌山県立近代美術館にて

参考URL:http://www.bijyutu.wakayama-c.ed.jp/collection/list.htm


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