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大学で、マクロ経済学を勉強しています。その中で、輸入が「F=f・Y+F。」となっているのですが、どうして、Yd(国民可処分所得)ではなくてY(総所得)になるのでしょうか?
もうひとつ、参考書には国民可処分所得は「Y(総所得)-T(租税)」なんですが、現在教えてもらっている講義の中では、「Y(総所得)-D(固定資本減耗引当)」となっています。この違いはなんなんでしょうか?
お答えおまちしています。

A 回答 (2件)

経済学部の院生です。



> どうして、Yd(国民可処分所得)ではなくてY(総所得)になるのでしょうか?

おそらく、簡単化のために政府の存在を無視しているからでしょう。
或いは、このような仮定は滅多におかれませんが、政府と家計の輸入性向が同じであり政府は租税を全額消費するという仮定をおけば、
Import = F + f(Y-T) + fG = F + fY
となります。


> 現在教えてもらっている講義の中では、「Y(総所得)-D(固定資本減耗引当)」となっています。

とのことですが、この定義は「純国民所得 Net National Income」のそれです。資本減耗は、減耗した分を必ずしも補充しなくともよいので、可処分所得とは関係ありません。
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この回答へのお礼

遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。よくわかりました。はじめのはじめでてんぱっていたので本当に助かりました!

お礼日時:2005/07/01 10:18

はじめまして、経済学部卒です。

私が、大学で勉強した時のことをお話します。輸入が、独立輸入部分と所得に影響される部分に分かれる。私の大学の授業では、単にGDP=Yと捉えていました。ただ、基本的には、GDPが増加すれば、可処分所得も増加する訳ですから、結局どっちを採っても考え方自体に相違はないのではないでしょうか?また、可処分所得計算は、GDP(=Y)から、まず、GDPを作り出す為に様々な形で製造機械などの固定資産が劣化してしまいますので、その減耗分を費用として捉え(固定資産の劣化を実際に計測する事は困難なので、減価償却費として会計学の手法を使う)、減価償却費を引き、NDP(国内純生産)を出し(当期の純粋生産部分、減価償却部分を適正に差し引いています)、その後、税金分を引けば、可処分所得が割り出せます。従いまして、正確に表現すると、[GDP=(Y)]-D=NDP、NDPーTAX=disposal incomeになるとおもいます。しかし、私が取っていた授業では、資本減耗部分は、無視していまし、所得関数を使い輸入性向を見る場合、私の教授は、可処分所得は使わず(GDPが伸びれば、可処分所得も上がる)、GDPを使用していました。ただ、経済指標を勉強していたマクロ経済学のクラスの初期段階では、定義を良く勉強しておくように!とは言われました。
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この回答へのお礼

遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。基本なので、しっかり理解したいと思います!!

お礼日時:2005/07/01 10:21

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