アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

はじめまして、宜しくお願い致します。

早速ですが先日の事。とある番組で、「女子高校生の美しい日本語選手権」を放映していました。そのなかでとても違和感を覚えたのが「ごめんあそばせ」なのです。
私の祖母は大変行儀作法に厳しく、昔は行儀見習いとして、何人もの良家のお嬢さんを預かってきたような人でした。その祖母から昔、「『遊ばせ言葉』を使うのはみっともない。」と言われた事があります。何でも「あそばせ」と言う言葉は最上級の尊敬語であるから、そもそも同格の人間に使う言葉では無いそうなので、本当に判る人から見ると、意味も判らず上品そうに振舞っているだけで、使っている人を見ると少し気恥ずかしく、また、浅はかに感じるとも言っておりました。
私自身はその時は、祖母の言葉を「ふーん」程度にしか聞いていなかったのですが、その番組を見ている時にマナーの先生が一人の選手の解答に「ごめんあそばせ」と使っているのをみて、「今どき使わない素晴らしい日本語を使う方!」と大絶賛していたのをみて、一体どちらなのか?と、疑問に思ったのでした。確かに「あそばせ言葉」を使うのは、本当に上品な言葉遣いの美しい方はあまり使わないような気がしますが、今回の事を調べるのに色々検索すると、上品な言葉遣いをしましょう、と言いつつ遊ばせ言葉を使っている場合もあって、そう言うのは単なる言葉遊びなのか、本当に上品な言葉なのかわからなくなりました。

どうか、ご専門の方やご存知の方いらっしゃいましたら、お知恵をお貸しください。宜しくお願い申し上げます。

A 回答 (2件)

あの~、わたしは


ネイティブとして「~あそばせ」「~なさいませ」
が定着していて、
普通に使います。使いました。
40代女です。

最近、やめてます。
2.3年前にいつものとおりなにげなく使ったら
「あ、聞けた!」と喜んだ同僚がいて、
???何の事?? と思ったら
「chakoさんの あそばせ/なさいませ 言葉を
一度、素のまま聞いてみたかったの。評判だったから」

一気に萎えました。
なんだか恥ずかしくて、以来やめるよう心がけています。

私の母親の実家は
江戸時代には代々続く、とある藩の家老の家柄でした。
明治以降もなかなか格式のある家です。
祖母や母に、言葉づかいはみっちり仕込まれ、
言葉というものが良くも悪くも好きになり
今は言葉を仕事にしています。
普段、家人に対しても普通に敬語を
使います。夫に、たとえば
「今夜は何が召し上がりたい?」
「今晩は何時にお帰りになれる?」
のように会話します。

質問者のおばあさまがおっしゃったという
>「あそばせ」と言う言葉は最上級の尊敬語であるから、
>そもそも同格の人間に使う言葉では無い
というのはすこーし、違う気がします。
そもそも最上級の目上に向かって
 「~しろ」と命令するはずがないからです。
たとえ、敬語の形にしても、です。
「あそばせ」「なさいませ」は
~してみろ、~しろ、~してね、の形です。

私個人は
「ごめんあそばせ」はほとんど使いません。
許してね、あいるは さようなら という意味としてなら
「お許しくださいませ」
「ごめんくださいませ」
を使うからです。
私個人は、
「~てごらんあそばせ」
「~なさいませ」 は頻度に使います/使いました。
同格または目下にむかって(たまには目上にも)
何かを推薦するような時、進言するような時に
つかいます。
たとえば
「あそこのレストランへ行ってごらんあそばせよ。
とってもおいしかったわよ」
「お友だちに借りたご本は、丁寧にお読みなさいませ」
のような感じ・・。

丁寧に話したい相手に
(上司でも姑でも・・)
~がいいですよ、やってみたら? と
推薦したい時、私は便利に使っていて、
こうした場合には他に代わる表現がない程です。
(だから、最近困ってます・・)

質問者はたとえば上司に
「あのレストランがおいしかったですよ
行ってみるといいですよ」 と
言いたいとき、どう言いますか?

全ての言葉は流動しています。
よい、と思われて流布しすぎて却ってヘンになるものもあります。変な表現だったのに、普通の丁寧な言い方に変わっているものもあります。
所詮は、使う人と聞く人の感性です。
上品かどうかも明言できないと思います。
少なくとも、祖母と母は上品でした。
しかし、私の時代には奇異なのかもしれないと気付き
私はやめている、ということです。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

早速のご回答を頂き、有難うございました。
>祖母や母に、言葉づかいはみっちり仕込まれ、
>言葉というものが良くも悪くも好きになり
素晴らしいですね。私の家も嵯峨家の流れをくむ家だそうですが、そんな堅苦しい作法を言われる事に辟易して、反抗ばかりしていました。30になった今では、もう少し祖母の言葉に耳を傾けて置けば良かったと、臍を噛む思いでおります。

>すこーし、違う気がします。
祖母の言葉を「あーはいはい」で聞いていたので、文法の事はうろ覚えの記憶かもしれません。ただ、おば達も周囲の方々も、遊ばせ言葉を遣う人は全くいませんでしたし、どちらかと言えば仰るような「~なさいませ」「~くださいませ」を、自分も含めてよく使い、祖母からも「あそばせ言葉の多用は恥ずかしい」と言われた由、あまり良いイメージは抱いておりませんでした。しかし、
>所詮は、使う人と聞く人の感性です。上品かどうかも明言できないと思います。
と仰るのを聞くと、そうかも知れません。私の祖母の場合は負女子教育の立場から、と言うのが強いかもしれませんし、普通一般の上流家庭とは違ったかもしれません。そう考えますと、一概に「間違っている」と考える事は、意味を成さないのかも知れません。

因みに私でしたら上司には
「あのレストランのお料理はおいしかったですよ。一度おいでになってみられては如何でしょうか。」
でしょうか。

お礼日時:2005/06/22 17:31

こんにちは。



言葉は時代に応じて変化していきますね。
ご質問の『遊ばせ言葉』も
最上級の尊敬語から、丁寧語へと変遷したのではないかと思います。
http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=1398124

でも、最初の使われ方をご存知のおばあさまにとりましては、とうてい受け入れ難いことなのでありましょう。

私にしても、最初に使われ出した本来の意味から逸脱しつつある言葉の使われ方に対して非常に気にする方ですし、『絶対自分は使わない』と心中固く(!)決意しています。(笑)

とはいっても、長い歴史を振り返ると同じ語句でも、
平安時代の用法や意味とは現在は違う言葉ってありますよね。


それでも現在進行形で、反対の意味に変遷しつつある言葉にはどこかで声を大にして歯止めをかけたくなります。


ごめんなさい、回答にはなっていなくて。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

早速のお返事、有難うございました。
そうですね、言葉の意味は変化していくものかもしれませ。その中にあっても、
>それでも現在進行形で、反対の意味に変遷しつつある>言葉にはどこかで声を大にして歯止めをかけたくなり>ます。
と仰るお気持ち、よく分かります。

そんなにわあわあ、堅苦しく考えなくても・・・などと思いながら、若い頃は祖母の話を聞き流していたもので、もっときちんと聞いておけば良かったと臍を噛む思いでいます。
この「ごめんあそばせ」も、ネットで調べても「ごめんあそばせ♪」的な茶化したものが多いので、疑問に思いました。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2005/06/22 16:48

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!