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戦時中に沈没した戦艦を引き上げてまでして原子力施設にリサイクルしているらしいのですが、なぜそんな大掛かりなことをするのでしょうか?
戦前の鉄はそんなに特殊(現在の技術では再現出来ない?)だったのでしょうか。

A 回答 (6件)

下記の回答されている方々がおっしゃると通り、放射線測定装置の部材に使われると聞きました。


現在の溶鉱炉の耐火煉瓦には、レンガの原料である粘土(輸入物)に、放射性物質(確かラジウムだと聞きました)が比較的多量に含まれているそうです。
戦前の溶鉱炉の耐火煉瓦は、国産品が多く、その粘土には、放射性物質が極めて少ないそうです。
そのため、戦前の鉄には放射性物質が入りこむ機会が少なかったそうです。
(近所の山間に今でも細々、陶土を掘って耐火煉瓦を作っている工場があります)
ですから、戦前の鉄は戦艦陸奥に限らず、放射線測定器具では重宝されています。
宜しく、参考にして下さい。
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 他の方が答えていらっしゃるように、現在の作られている鉄には意図的に(たぶん鉄が均等に延ばされているか調べるためだったと思います.)放射性同位元素が加えられているそうです.


 昔に作られた鉄はそれが加えられていないので、放射線は全く出ないと考えていいですよね.それに、鉄は放射線を吸収する性質が強いので、自然放射線をカットしてくれるのです.だから多分微量放射線の計測に使うのではないでしょうか.(微量な放射線を測定するのに、自然放射線が入ってきたら、単純に考えて測定結果を信用できませんよね.多量の放射線だったら少量の自然放射線は無視できますよね.)ただ、どれだけ鉄が自然放射線をカットしてくれるのか分かりませんが。

この回答への補足

ご回答を頂いた皆様、ありがとうございました。
戦艦の意外な第2の人生の真相を知ることが出来て感動しています。

補足日時:2001/10/15 16:15
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nakaji068さんの参考URLの閲覧で見落としました。


意図的に、コバルト60が添加されたんですね。
浅学の極みです。
回答のアドバイスの不具合、お詫びいたします。
大変な勉強になりました。
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戦艦陸奥のことですね。

以前、新聞に載ってました。
戦艦陸奥を海中からひきあげて、砲身の鉄を微弱放射線測定装置の壁面に使うらしいです。理由はoribeyakiさんが回答されている通りです。
詳細は参考URLを見てください。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~ku3n-kym/heiki3/mutu …
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調べてみたらこういう話がありました。



ホールボディカウンター(体内残留微量放射線測定装置)というものがあり、
これに一時期(今も?)戦前の戦艦の鉄材が使われていたそうです。
なぜかというと、現在の鋼材の製造時に、炉の損傷を調べるためにコバルト(Co60 もちろん放射性物質)を使用しているそうです。
炉壁の材料にコバルトを含ませておくと、炉壁の損傷度合いが、製造された鋼材に含まれるコバルトの量でわかるということらしいですね。

このコバルトが、ホールボディカウンターに影響を与えるので、
戦前のコバルトの含まれていない鉄を使ったとか・・・

以上、また聞き的情報でした。^^;

>戦前の鉄はそんなに特殊(現在の技術では再現出来ない?)だったのでしょうか。
戦艦などに使用されていた特殊鋼の生成技術は終戦時の軍事機密の焼却処分などで
かなり失われたと聞いたことがあります。
(当時は、戦艦の打たれ強さに関係してくるので各国とも鉄の成分は軍事機密でした。)
また、戦艦の主砲の作成技術なども失われてしまったため、今の日本では大和は作れません。
(すいません、趣味に走りました・・・m(_ _)m)
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単純にコストの問題ではないでしょうか?



原子炉の格納容器なんかは特殊鋼を使っていたと思いますし
鉄鉱石の段階から作るより
戦艦をサルベージして再生するほうが安いのでしょうね

戦艦の船体も普通の鉄板で作っているのではないので
そのようなこと(沈船引き上げ)をするのでしょう

ちなみに
今の軍艦では無理だと思います
今の戦闘艦は
「いかに当らないようにするか」
「当った場合のダメージコントロ-ルをどうするか」
などを主眼において設計していますから
先の大戦の戦艦のように重装甲で攻撃に耐えると言う設計ではないので
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