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受変電設備の変圧器の選定について教えてください。
ある本を読むと定格容量は実際の使用する容量の120%とするのが良いと書いてあり、ある人に聞くと変圧器の定格の80%で容量が一杯と言います。
この20%の根拠は何なんでしょうか?
素人質問ですいませんがどなたか教えてください。

A 回答 (5件)

屋内に設置する変圧器ですと、消防法の規定により定格容量より実際の使用する容量が超えてはなりません。


さらに、負荷の伸び率などを考慮すると20%程度の余裕をもたせようとしているのでしょう。
電圧降下やフリッカなどの問題は、2次側の配線によるものだと考えます。なぜなら変圧器内部降下の方が配線のそれよりも小さいからです。

しかしながら、屋外設置ですと変圧器の定格容量を超えても運転が可能です。変圧器は過負荷になるとダメというのではなく、内部の絶縁能力の劣化が寿命を左右します。長時間の連続過負荷運転がこれに該当しますが、通常は負荷は変動するものですからそのロードカーブから考えるべきでしょう。
したがって、需要の伸びがあまり考えられないケースですと、定格容量=実際の使用する容量と考えるのが通常です。
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 力率分を見込んでいるのではないでしょうか?


P=VIcosθです。
VIが変圧器の容量になりますのでVI=P/cosθとなります。
Pの分だけ電力を使おうとすると、変圧器容量はVIだけ必要となります。

そこで、力率のcosθ分だけ余裕を見込んでやる必要があるのでその分を大体で80%で容量が一杯になるとか
必要容量の120%にするのがよいとか言われていると思います。

いわれている人に詳しく聞いていただくのが一番とは思いますが、、、
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#2です。


変圧器の過負荷運転についてですが、現実に電力会社の柱上変圧器においては、160%までの過負荷運転を許容値としております。
短時間の過負荷運転は、絶縁劣化にそれほどの致命傷とはならず、逆に過大投資となることを考慮しなければなりません。
すなわち、変圧器の耐用年数までの負荷伸びを考慮しつつ、最適な容量の選定ということを考えるべきでしょう。
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変圧器を過負荷運転すると温度が上昇しますが、


温度上昇が許容値を超えると
絶縁物の劣化を促進し機器の寿命に影響します。
ですから、過負荷運転は緊急時以外避けるべきです。

また、定格容量の100%で使用したとして、
温度上昇が許容値内に収まるのは
周囲温度が25℃程度の場合だと思います。
つまり周囲温度が30℃や40℃になると、
やはり本体の異常過熱を招くことになります。

変圧器の周囲温度が40℃というのは、
真夏の炎天下には十分考えられます。
周囲温度が40℃であっても、
機器本体が異常過熱しないようにするためには、
やはり定格容量の8割位で使用したほうが、
結果的には変圧器の延命化につながります。
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 20%の定量的根拠は言えませんが,例えばモーターを起動するときに,起動電流という大きな電流が数秒だけ流れます。


 このとき,このモーターと共にトランスに接続された他の機器は少なからず電圧が低下します。それによる弊害があるからなのでしょう。従いトランスは余裕を持たせなくてはならないということでしょう。
 トランスの変成比は常に一定ではありません。一次側100回で二次側10回巻きなら,電圧は1/10になりますが,それは無負荷の場合です。一次側の電圧が変化しなくとも負荷により二次側の電圧は変化するので,その余裕で20%と言っているのではないのでしょか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
usagiさんのご回答から何故かという事がわかりました。

お礼日時:2005/07/06 23:12

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