プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は有限会社の社長をしております。役員ではありません。
会社の建物、設備、土地の所有権は代表取締役の奥さんが持っています。 娘が会社の役員です。(役員は二人だけ)

私はその娘の夫になります。(妻、母親よりも、位置関係で、あえて娘、奥さん、と書きます)
奥さん(母親)は会社には出てきませんが、娘は私と一緒に仕事をしています。
最近、人事や運営に対して、強く発言するようになりました。それが正当な事ならば納得できるのですが、感情的で、気まぐれで、場当たり的で、困っています。(第三者にも確認しています)
私が正すと「私の方が上」だからとか、「雇われ」とか言われてしまいます。

オーナーの娘ということは認めますが、現場の人事や運営は私の職権と思いますがどんなもんでしょうか?
法的なこと、一般的な考え方など何でも結構ですので、アドバイスをいただきたいと思います。

会社は順調ですので、代表の奥さんも娘が会社に出社しなくてもいい、と希望しているのですが、会社の仕事が好きなようで、毎日出社してますので、でてこないようにはできそうもありません。

「対決して」というより、「穏便に」しかも「多少の月日がかかっても」よいから、会社と娘と私が良い関係を持てるようにしたいと考えています。
役員でも、会社では社員として、社長の権限の下で気持ちよく働くことはできないのでしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

tomotomo05さんの言うことを素直に考えるとしますと、文章中の「会社では社員として~」の社員は『従業員』という意味合いで理解するものとして考えて回答致します。

(有限会社法にのっとれば、社員とは出資口数を持つ出資者、と言うことになり、株式会社で言う株主に相当するものだからです。株主であれば経営に対して相手が社長であっても強気で言うのは当然です。)

まず、かなりいびつな形態をとっている、と言わざるを得ません。
社長なのに役員(=取締役)でない。と言うことになりますが、法律上は社長の行為は「表見代理」の解釈から実質的に役員の行為と解されます。
即ち、従業員のとってみれば、いつもいない代表取締役や取締役であるその娘さんよりも社長の言動や行動が問題になりますし、経営上の判断や取引先との契約においては、その行為は全て有効であると判断されます。

即ち、代表取締役であると言っていなくても、そう思われても当然なのですから、本来はそれに見合う権限と責任を追う必要があります。
今のままでは、権限がなく、責任だけ負わされる辛い役回りでしかありません。

もしも何かあった場合には、あなたの責任でなくても責任が追及されることになります。たとえそれが夫婦であっても「社長」と呼ばれることへの責任です。

こんな言い回りをすると、本文の最後の方にあるようなtomotomo05さんの願いとは裏腹な回答になってしまいますが、いっそのこと「社長」を娘さん、もしくは
代表取締役である奥さんに譲る・返上するのが良いかもしれません。権限も完全に委譲します。
その代わり、全ての行動・言質について責任を負い、上位役職である役員として見合った行動をするように伝えます。

今まで仮にも(役員でないにせよ)社長として働いてきたのですから、まさに降格の形になりますから、やり辛いことになるとは思いますが、それが娘(つまりtomotomo05さんの奥様、ですよね?)さんに今自分が言っていることの意味を知るチャンスだと思います。

それで会社が順調に回るのであれば何の問題もありません。あなたも権限もないのに無駄な責任だけ負わされる可能性を排除できますし、娘さんも納得でしょう。奥さんが納得されるかどうかは別ですが。

もしも、それにより会社が回らなくなるような事態に陥れば、そのときこそ、キチンと役員として処遇された上で取締役社長として対応できるようにしてもらう様、代表取締役(=奥さん、tomotomo05さんのお義母様)に御願いすれば良いでしょう。

それが出来ないのなら、役員処遇の有無に関わらず、あなたもその家族(お義母様、奥様)も会社経営に関わるべきではありません。

有限会社は「法人」と言われるように『法律上は1つの人格』を与えられた“人”であり、それに対して単なる感情だけで行動(=運営方針など)を決めるのは、あまりにも無責任極まりありません。

まずは、娘さんが「自分の言動・行動」が『会社の為を考えた結果のものとなっているか』『冷静に考えて(客観的に見て)役員として正しいものかどうか』を理解できるようでなければ、状況改善は望めないでしょう。そこは単に「穏便に...」では済まされない問題だと思います。
会社の関係者は家族だけではありません。取引先・仕入先・協力会社・取引金融機関・債権者・顧客・従業員など多岐に及びます。そのことを念頭に置いた行動が必要であることを学ばせる必要アリ、です。

何か理由をつけて、商工会議所でやっている「第二創業コース」などのセミナーを受講して、企業経営の何たるかを学び、考えさせる機会を与えるのも良いのではないでしょうか?

状況として難しいことは理解できますので、どうしても駄目だと思ったら、近くの中小企業支援センターなどで経営相談員・中小企業診断士などに相談してみて下さい。明確な答えはないかもしれませんが、今の私の回答よりは現場や当事者に会える分だけ、より良く参考になる回答が期待できます。

頑張って下さい。

参考URLは第二創業コース(日本商工会議所主催「創業塾」の中の1コース)です。
『創業塾』
http://www.sogyojinzai.jp/

参考URL:http://www.sogyojinzai.jp/02what.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。がんばってみます。

お礼日時:2005/07/08 06:31

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