プロが教えるわが家の防犯対策術!

血液検査で甲状腺機能亢進症と診断されました。
薬で治療が可能とのことですが、私の場合これから妊娠の予定があり、手術のほうが良いと言われました。
今まで大きな病気をしたことがなく、手術は正直言って怖いし傷が残るのもためらいます。
妊娠を望んでいる場合、薬で治療することは不可能なんでしょうか。手術をすれば、必ず再発せず完治するのでしょうか。
もし、手術をする場合、
・どのくらいの日数入院するのか
・費用はいくらくらいか
不安が大きく、仕事にも支障が出るためお聞きしたいです。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

薬は抗甲状腺剤といわれるもので、甲状腺ホルモンの分泌を押さえる働きをします。

妊娠中にこれを服用していると胎児の甲状腺にも作用して生後甲状腺機能低下症になる危険があるので使えません。薬で治療する場合、服用を止めると必ず再発してずっと飲み続けなければならない場合と、ある程度服用を止めても再発せず、薬と縁が切れる場合とがありますが、どちらになるか予測ができないのです。妊娠前に薬で治療するとしても、妊娠中まで飲み続けることはできないし、たとえ一度薬無しで大丈夫の状態がきてもいつ再発するかわからず、大丈夫と思って妊娠してしまってからまた亢進状態になると大変なので手術を勧められたのだと思います。(他に放射性ヨードによる治療もありますが、最近はあまり行いません)。

手術は甲状腺の一部を残してほとんど全部を摘出する「亜全摘」が普通です。これは機能が亢進しているので、ごく一部で普通人の甲状腺丸一個分の働きをする、という理屈です。経験的にどれくらいの甲状腺を残せばよいかというセオリーが知られており、これに従ってやれば大概薬がいらなくなりますが、成功率は100%とまでは行きません。1割前後の確率で取りすぎによる機能低下、または取り足りないことによる再度の機能亢進が起こります。低下の場合は甲状腺剤の内服、亢進の場合は抗甲状腺剤の内服か再手術になります。低下の方が管理は楽で、不足しているホルモンの分を甲状腺製剤の内服により補うことになり、これは妊娠中でも全く安全です。もちろん術後、薬無しで亢進にも低下にもならないのが理想的ですが、あなたの場合、再度の亢進を極力防がなければならないので、手術法としては通常より多目の摘出、むしろ低下寄りに持っていく手術法が取られるかもしれません。手術の傷は、首の一番下、鎖骨より少し上に横に長い傷が出来ますが、ケロイド体質とかでなければあまり目立たないと思います。手術は病院により、耳鼻科または外科、或いは下記URLのような甲状腺専門病院で行われます。入院日数は病院により異なりますが、術後1週間前後です。

費用は数十万ですが、差額ベッド料を除いて¥63600を超える分は高額医療で還付されるので、実際の支払いはずっと少ないと思います(過去の質問参照http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=145483)。

詳しい病気の説明は下記URLのほか、「甲状腺機能亢進症」、「バセドウ病」などで検索するといくらでも出てくるのでそちらをご参照下さい。

参考URL:http://www.ito-h.min.gr.jp/, http://www.kuma-h.or.jp/
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この回答へのお礼

わかりやすく丁寧に教えていただき、感謝しております。
手術後も完全に安心できる状態にあるかどうか、わからないんですね。。。
でも、今のしんどい状態が少しでも改善されるなら、医師の指示に従って、手術を受けようと思いました。
また何かありましたら質問させていただくと思うので、その時はまたよろしくおねがいします。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/14 14:58

#2で回答したSNAPPERです。



回答内容に一部誤りがありましたので、お詫びしてここで訂正させていただきます。
(質問が締め切られてから気が付きましたが、Web Masterにお願いして追加いたしました)。

回答中で「妊娠中は抗甲状腺剤を使えない」と申し上げましたが、実は比較的安全な薬剤で、使えるようです。この点は全く私の誤りで、#3のblackleon様の回答が正しいです。よって妊娠希望でも薬を使うという選択はあると思います。(下記URL参照)

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/renai/19960619sr1 …
http://www.noguchi-med.or.jp/qgraves.htm#perinat …
http://www.hata.com/gra.htm

ですからまずこれらをお読みになった上で、妊娠中も含めて内科の担当医に薬を使って治療出来ないかもういちど相談されるとよいと思います。

手術内容と、治療費の件に関してはあの通りですので、予備知識として持っておかれたら良いと思います。

blackleon様ご指摘いただき有り難うございました(汗)。
誤った内容の解答をしてしまい大変申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。治療がうまくゆき、また無事お子様も授かられますようお祈りいたしております。
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この回答へのお礼

お手数をおかけしました・・・。親切にご回答いただきありがとうございます。お返事が遅れまして申し訳ありません。甲状腺専門の病院へ明日から転院することになりました。エコー検査では腫れや腫瘍はないとのことで、少しほっとしている時に追加の回答に気づきました。。
感謝しております。ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/16 21:33

妊娠を予定しているから抗甲状腺薬が使用できないということはありません。


薬剤できちんと甲状腺機能をコントロールして妊娠することは可能です。もちろん妊娠中も薬は使用できます。薬を使用せず、甲状腺の機能亢進が続いている状態で妊娠する方がよほど危険です。
ただ、妊娠中は薬の使用量が少なくてすむことが多いので、こまめな甲状腺機能のチェックが必要です。
一般的には、手術を行うのは抗甲状腺薬に対してアレルギーがあって使用できない場合や、薬だけでは十分なコントロールが得られないような場合だと思います。どうしても薬の使用に不安な場合も手術の適応は考えてもよいかもしれません。

妊娠中および妊娠前後の甲状腺機能亢進症の治療方針についてはインターネットで検索されれば多くの情報が得られますから、ご自身で十分に知識を得た上で担当医と相談されるのがよろしいと思います。
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この回答へのお礼

いろいろ調べてはみたのですが、書いてあることがまちまちでよくわからなかったので、こちらで質問させていただきました。
薬でも大丈夫とのことで・・・また悩んでしまいそうです。
分かりやすくおしえて頂いて、ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/14 15:01

以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?


「甲状腺機能亢進症」
この中で特に「原因と危険因子」「治療」と関連リンク先を参考にしてください。
http://leo.city.naze.kagoshima.jp/housecall/cgi- …
(甲状腺摘出術)
この中で特に「適応」「予後」「転帰|回復期」と関連リンク先を参考にしてください。
費用はUSAのものです!

http://homepage1.nifty.com/dron/table/day-serzye …
(日帰り手術が可能な病気・病院一覧)
病院・症状によっては「日帰り」も可能なようですので、近くの病院に問い合わせてみては如何でしょうか?

ご参考まで。

御大事に。

参考URL:http://leo.city.naze.kagoshima.jp/housecall/cgi- …
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この回答へのお礼

URL参考にさせていただきます。
早い回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/14 14:53

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