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XPについての質問ですが。
よく雑誌でXPは動作が安定しているなどと掲載されています。
読んでみると
98SEは16ビット対応で
XPは32ビット対応
ということらしいですが、どういうことなのか良くわかりません。
文面から察するに32ビットの方がいいことは解りますが・・・
なぜそれにより動作が安定するか概略でいいので知りたいです。

あと、XPは98SEと2000が統合されて、両方のOSの後継みたいな感じのことが書いてありますが。Windows2000Serverのような役割もXPで果たせるのでしょうか??
となると今企業などによく導入されている2000Serverに取って変わるのでしょうか?家庭も企業もみんなXPになるんでしょうか?

長い質問で申し訳ございませんが以前からずっと気になってます。宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

基本的にメモリの管理方法が異なりますので、安定します。


また98SEと2000の統合ということですが、基本的には2000の後継がXPで98シリーズがなくなると思ってください。
当然サーバーには、別のXPサーバーモデルがあります。
98SEは16ビット+32ビットで両方混在でした。これはWindows3.1以前のソフトを動作させるためや、新OSへの移行をスムーズにさせるために95の時からの機能です。この過去の遺産を引き継ぐことで、OSの利用率は高くなったのですが、同時に不安定さも継承しております。NT・2000はそれとは別に32ビットのOSとして最初から開発されていて、比較的安定しています。その後継ですので安定さは十分にあります。

この回答への補足

さっそくの回答ありがとうございます。

なるほど2000の後継で98がなくなるという考えですか。ためになります。。

で・・もの凄い基本的な質問で申し訳ないんですが。
16ビットとか32ビットというのは一体何なんでしょうか??
処理速度なんでしょうか・・・??でも処理速度だとCPUの~Mhzという数字ですよね??
よくプレステとかのゲーム機でも16ビットとか32ビットとかって、うたっていますよね??具体的になんの数値なのでしょうか??

補足日時:2001/10/16 12:41
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masa2000z28さん、こんにちは。



>なぜそれにより動作が安定するか概略でいいので知りたいです。
WindowsのOSの場合32ビットと、16ビットと言いますが、実はこれ、ビットが違うだけじゃないんです。
32ビットと呼ばれる物は、NT3.51 の時代、安定性を重視され、主にサーバ用途に使用されたカーネル(OSの中核)を差します。
逆に16ビットと言うものは、MS-DOSを基本とした、止まっても大丈夫なシステム-主にクライアント用途に使用されたモノの後継です。古いソフトを動作させる為にこうなっていました。
このように、根本的なソフト設計・目的が違ったのですが、表面上の大きな変更点が、ビットだったので、こう呼ぶみたいですね。


>XPは98SEと2000が統合されて
2000の時も、NT4.0と98が統合されて~~ と言ってましたが?
(;--A
結局、2000は、Meが「98後継」と言う形で実現しなかったようですね。
まぁ、とにかくそういう意思が数年前からあるのは事実です。


>2000Serverに取って変わるのでしょうか
製作側は、そう願っているようです。(まぁ、当然か・・)
ただ、古い業務アプリケーションがある上では、すぐには変われないでしょう。コレが現実です。(製作者と雑誌の、夢物語~~)とりあえず、NTのサポートを打ち切るという強行策に出られたので、ユーザ企業は選択を迫られている状況ですね。
まぁ、しっかりした製品でしたら、市場は笑顔で迎えるでしょうね。(切に願う、今日この頃。)
(--;

長くってゴメンナサイ。でわ。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
とても勉強になります。
Meが「98後継」と言う形で実現しなかったようにXPがコケル可能性も少なからず、あるということですね。

お礼日時:2001/10/16 13:07

まず、XPで継承したのは98SEもそうですが98のマイナーアップであるMeと2000の良いところと機能を継承し、新しいユーザーインターフェースも採用してさらなる使い勝手の向上をしているのです。



なぜそれにより動作が安定するか概略でいいので知りたいです。

簡単に言えば、9xではring3に3つの9xコアがあるからです。

まず、ring3とは現在使われているインテル互換プロセッサ(正式名x86)に利用される保護レベルを指します。
ring0が最も高い保護(特権)を持ち、コアの管理などに利用するのが好ましいです。
ring3は最も管理が低く処理が反映しやすい管理レベル、反映しやすい分、一度こけると動作がに影響が出る。

9xコアはグラフィック処理を専門とするgdi(9xでは拡張子、dllの32ビットとexeの16ビットが対であります、以下のコアでも16/32別々にあります)
一般にユーザーが扱い目にする部分を司るuser
システム管理、メモリ管理、OSの根本となるkernel(win最上位のシステムでコアカーネルという)
からなり、これらが保護の高いring0になく、3にあることが1つの要因です。3にあると、アプリケーションエラーがコアに直接ダメージを与えOS自体を不安定にする要因となります。だからといって保護を上げると今度は融通が利かなくなり、使いにくいOSになってしまいます。
これらは、あくまで資産継承を目指した結果訪れたものです。

ちなみにこのコアの特徴は、OSがソフトに対応することを目指した物です。

次に、メモリ管理ですね。9xでは16ビットコアベースで起動します。簡単に言えば最初に起動するときは、16ビットコアを立ち上げその上に32ビットの拡張を置くのです。(分かりやすくするために多少解釈を変えています)
そこで、メモリの管理が16ビットベースになってしまうのが問題です。
これは、たいていの方が経験しているリソース不足が主に上げられます。ユーザーリソースはDOSの互換領域を利用し64KBしか確保されません。これが絶対最大値となり、動作上の問題となります。
これらの要因が重なって、安定性が欠如します。
(実際には他にも多くの問題があります)

win2000やXP・NTでは、根本から改善しリソースは少ない部分で3MBとなっています。さらに、9xではメモリ512MBが保証範囲であるのに対し、2000では4GBが保証範囲となっています。
2000では16ビット排除した結果、ソフト側の処理を16ビットに変換し、一部の16ビットアプリを動かすようにしています。さらに、動作コアであるwin32システムサービスをring3に基本コア(システムサービス)はring0に配置しアプリなどの動作不良がwinのメインコアに直接作用しないよう工夫されています。

次に、
Windows2000Serverのような役割もXPで果たせるのでしょうか??

ということですが、winXPのHomeやproでは不可能です。serverはHomeやproとは規格バージョンが異なります。現在、言われている11月16日発売のHEとPEバージョンはあくまで、win9xと2000proの後継ですから、サーバーの役割までは果たしません。

まだ正式名は発表されておらずサーバーは製品名は異なる可能性がありますし、全てのサーバーがすぐに導入することはないです。
また、すでに次世代のwinとなるblackcomb製品群も開発中ですから・・・(XPの次世代もこれに属す)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
簡単にいうと98はring3だからこけやすいわけですね。
NTや2000がなぜこけにくいかもなんとなく解りました。

XP以外でServerの役割をはたすOSが出てくるという感じですね。
色々勉強になりました。

ありがとうございます。

お礼日時:2001/10/16 17:03

インテルのCPUには3つの動作モードがあります。



1.リアルモード
初期の16ビットCPU 8086と同じ動作をするモード。
640KBまでのメモリを管理でき、1度に動かせるプログラムは1つだけ。

2.プロテクトモード
16ビットCPU80286から使用可能な動作モード。
16MBまでのメモリを管理でき、複数のプログラムを動作可能。このさい、プログラムが他のプログラムの使用しているメモリーに書き込んで、プログラムを破壊しないよう、保護する機能があることからこの名前がある。
リアルモード用のプログラムは動作しない。

3.拡張プロテクトモード
32ビットCPU80386から使用可能な動作モード。
4GBまでのメモリを管理でき、複数のプログラムを動作可能。また、その1つとして、リアルモード用のプログラムを操作させることが出来る。

初期のWindows(Windows2まで)では2の動作モードで動いていました。
Windows95や98ではこの「古い16ビットプログラム」と互換性を取るため、OSの心臓部(Kernel、User、GDI)で2と互換性のあるシステムを3のシステムと同時に動かすテクニックを使っていました。このため、

●リアルモードプログラム動作中にシステムダウンするとシステム全体がダウンする。
(青画面になって反応しなくなる)
●プロテクトモードのメモリ保護機能を充分に使えないため、メモリの共有違反が発生しやすくなる。(「不正な処理」表示をして終了する)

といった問題があります。

完全32ビット設計のシステムは動作モード「3」にのみ対応することで「2」と互換性がなくなる代わりに、高度なメモリ保護機能を使い、上のトラブルの発生を少なく出来ます。
(拡張プロテクトモード内で操作するリアルモードプログラムは386のメモリ管理機能のもとにあり、安全に制御可能です。)
いま、Windows2000を使っていますが、98やMeと違い、こういったエラーは殆ど発生しません。(あくまで「殆ど」ですが)

これ以外に「マイクロカーネル」といって、システムの一部がダウンしても全体に波及しない工夫により安定性を向上しています。

個人向けに出荷されるPCは今後XPが主流になりますが、企業ユーザーがすぐにXPに切り替わることはありません。
独自開発した高価なシステムがXPで動作することを検証するまでは現在のシステムを使いつづけることになります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
Windows2まで→<プロテクトモード>

Windows95や98→<プロテクトモード > <拡張プロテクトモード>
(16ビットプログラムと互換を取るため2つのモードを同時に動かす)
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
このため動作が不安定

XPは完全32ビット対応だから
<拡張プロテクトモード>のみ対応すればよい
だから安定している。

といった感じでよろしいでしょうか??

ありがとうございます勉強になりました。

お礼日時:2001/10/16 17:13

<拡張プロテクトモード>のみ対応すればよい というよりも、「拡張プロテクトモードの高度なメモリ管理機能をフルに使える」と言ったほうが良いでしょうね。



まとめると、
1.OSの心臓部とアプリケーションの動作部分を完全に分離してアプリケーションのトラブルがOS全体に波及しないようにした。

2.32ビットCPUで採用された高度なメモリ管理機能をフルに使う。

3.リアルモードや286のプロテクトモードとの互換性を捨てることで、モード切替による不安定さをなくした。

4.インテルCPUで互換性を維持するため64KB単位で変数格納領域が制約される(システムリソース)やマルチタスクの制御情報を640KB以内で管理しないといけない等の不自由さを緩和した。

というのが「安定」の要員と言えます。

ただ、これらの使用はCPUの処理能力とメモリーを要求します。
Windows95の出た当時は
CPU:486・66MHz、メモリー:16MB、256色表示
というのが標準的なPCの仕様でした。

95はこのレベルのPCで充分な動作速度が得られるよう設計する必要があったのです。
PCが高性能化するにつれて、95系という「土台」には乗らなくなるほど動かすアプリケーションの規模が大きくなったということでしょう。
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この回答へのお礼

またまた回答ありがとうございます。

まとめていただいてとてもよくわかりました。
やはりPCのスペックは高くないと意味がないんですね。
雑誌にもそういう風に書いてありましたがなぜそうなのか解らなかったので
とてもためになりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/16 19:15

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