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中国人民銀行が人民元を2%切り上げたというニュースを見ました。
人民元を切り上げたことで、中国やアメリカ、日本の経済にどのような影響が出るのでしょうか?
経済についてあまり勉強したことがないので
どなたか簡単に説明していただけませんか?
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

簡単な説明です:



アメリカには大量の中国製品が輸出されています。
理由は中国製品が安いからです。

輸入制限、もしくは中国の輸出自主規制で、アメリカへの
輸入を少なくする方法もありますが、人民元を切り上げることで、
中国製品の販売価格が高くなり、アメリカの消費者の購買意欲に
水を差し、結果中国製品の輸入が減ることになります。

また、中国は人民元の購買力が増加し、輸入品の価格が安くなり、
輸入が増えることになります。

昔、日本で、一ドル360円の固定相場が長く続いていた時期がありました。
繊維製品、軽工業品、ラジオ・テレビ、などを大量にアメリカに輸出していました。
オレンジジュース、牛肉、などアメリカからの輸入は伸びませんでした。

で、円が対ドル、250円、180円、100円(切り上げ)になり、輸出は高付加価値・高額製品になり、マックやケンタッキーの輸入が増え、安くなりました。

結論:中国の輸出が減り、輸入が増える。(もちろん現実はもっと複雑です) 人民元はもっと切り上げられるかも知れません。
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この回答へのお礼

大変分かりやすい回答ありがとうございます。
学生時代、経済分野は苦手だったのですが
このニュースで興味をもつようになりました。
これからは自分で勉強してみようと思います。

お礼日時:2005/07/22 23:07

中国元で資産を有している方は、ドル換算での資産が自動的に2%増加したことになります。



今後も中国元の切り上げ圧力が続くでしょうから、マネーは中国へ流れ、アメリカ株や日本株が下落し、日米の金利が上昇する可能性があります。

但し、現実にはこの通りにならないのが常です。

日本車を例にとると、1ドル360円時代よりも、現在の方が遙かにアメリカで売れています。これは、通貨の水準だけで経済が成り立っているわけではないからです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
理論的にはだいたい理解できました。
現実の経済は理論どおりに動きませんね。
その点、経済分野は面白いなと最近思うようになりました。

お礼日時:2005/07/22 23:11

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