プロが教えるわが家の防犯対策術!

白血球がなぜ増減するかを教えて欲しいです。調べましたが、」的確なものがなく、、、
増加するのは異物が入ってきたら殺すため?とか考えています。。。。
サイトなどでもいいのでお願いします。

A 回答 (3件)

 白血球がなぜ増減するかというご質問ですが、増加するのはご指摘のように異物が入ってきた場合にこれを殺して生体を守るために大量に産生されるからです。

白血球には顆粒白血球として好中球、好酸球、好塩基球、無顆粒白血球としてリンパ球、単球があります。正常の場合、好中球が全体の約60%、リンパ球が約30%を占めます。生体が細菌、異物などに侵入された場合に、生体を守るためにはこれらを貪食する必要があります。そこで、白血球はまず、侵入した細菌、異物などを貪食します。このため白血球は目的の場所までアメーバ運動によって到達する必要があり、この能力は好中球が優れています。したがって、生体が細菌などに侵入された時に、この好中球が大量に産生され、大量の好中球が目的の場所に行くのです(これを遊走性と言います。)。一方、単球の場合は遊走性は低いが、細菌を貪食する力が好中球より10倍ほど強いため、慢性の感染症の時に増加します。要するに、好中球は足が速いが力は弱い、単球は足が遅いが力は強いと言うことです。ですから、まず、俊足な好中球が大量に産生されて、さっと目的の場所に行き、細菌、異物を貪食しようとするのです。リンパ球は免疫による生体の防御作用があります。そのうちТリンパ球は細胞免疫によって、直接侵入した外敵を攻撃します。Вリンパ球は免疫グロブリンを作ることによって、細菌、毒素などの作用を無力化します(好酸球、好塩基球は特別の働きがありますが、数的には少ないので省略します。)。
 このように、白血球は生体が細菌とか異物に侵入された際に(いわゆる急性感染症の場合)、緊急に生体を守る必要に迫られた場合に急激に増加するのです。特に好中球は遊走性に優れているので、まず、好中球が大量に産生されるのです。そして、急性感染症が治まれば好中球の産生は通常の状態に戻ります。その場合に、好中球が減少するのは、白血球の寿命が短いためです。結局、白血球は急性感染症の場合に大量に増加し、それが治まれば寿命が短いために比較的急激に減少するのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

皆さん回答ありがとうございました。どなたの意見も参考になり、白血球の理解がふかまりました。

お礼日時:2005/07/30 01:08

白血球と一口に言いましても、実は複数の細胞種が含まれており、それぞれの増減の理由はその種類によって色々あるようです。

参考URLに一覧表になっています。ご参考になりましたら幸いです。

参考URL:http://www.naoru.com/hakkekkyuu.htm
    • good
    • 0

>増加するのは異物が入ってきたら殺すため?



食細胞(マクロファージ)に限っていえば、質問者様の仰っている異物への対処で良いと思います。白血球に多核白血球があり、またマクロファージの働きも様々なものがあります。(参照ウエブに目を通してください。)

 質問者様は現役でいらっしゃるようなので、基本を抑えるのでしたら学校の書籍などで調べたほうが良いと思います。
 私はマクロファージの活性酸素産生能を測定していましたが、10年以上前のことであり、わかりやすく説明するのは無理です。(^^;
 こんなところでお許しを(^^

参考URL:http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/immun …
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!